【なぞなぞ6】魔王ちゃん、設定をゴリ押しする
「暇じゃのう、ラムザよ」
魔王ちゃんは自室で黒猫ラムザに話しかけた。
「暇ですねぇ、魔王ちゃん」
「魔王以外のお仕事をしていたら、もっと忙しいんじゃろうなぁ。ラムザも別のお仕事をしたら……お主は猫だから何しても暇か」
「いいじゃないですか、暇でも。私は今の仕事が好きですよ。魔王ちゃんと一緒にいられるので」
「そ、そうか……えへへ。ありがとう、ラムザ」
「あ、魔王ちゃんデレた。チョロすぎるwww」
「すぐいじる! すぐいじる! お主、すぐいじるではないか!」
「申し訳ございません、チョロちゃん」
「チョロちゃんって言うな! い、いいの! 我はちょっとだけ素直な魔王なの!」
「ちょっとだけというレベルではないような……」
「うぐっ……ま、まぁよい。で、今日のなぞなぞはなんじゃ?」
「お仕事の話題もありましたし、職業なぞなぞはどうでしょう?」
「うむ。どんとこいじゃ!」
「では、問題です」
【なぞなぞ6】
Aさんの仕事は「あるモノ」が必要だといいます。それは巨峰です。
Aさんは十房の巨峰を用意して、仕事を遂行するらしいのです。
さて。Aさんの職業はなんでしょう?
「ふむ。なんかシュールな光景じゃの……」
「なぞなぞが好きなロリ魔王もシュールだと思いますが」
「それはそういう設定じゃ」
前回【なぞなぞ5】の答え
正解『ホチキス』
理由『「ちゅー」→「キス」に変換。キスの文字があり、離れなくなる文房具は「ホチキス」です』