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フザケてるように見えますが本気です

宜しくお願いします

「こちらになりますケレンドル公爵令嬢、」


「まあ、いつも見ていた煌びやかでゴージャスなサロンとは違いとても可愛らしいサロンですわね、」


「ええ、確かにこのサロンはほかとは違い少し小さめですがペドルアはどうしてもケレンドル公爵令嬢をこのサロンにご招待したいと一点張りで。」


「まあペドルア様が、そうですの......フフ」


「では、僕はこれで、」


「ああ、少しだけお待ちいただけます?」


「何か、」


「失礼ながら申し上げますが、あなた、もしかしたらあの有名なレントルス公爵家直属の暗部に所属では?」


「......ええ、そうです。」


「じゃあ、お名前は?」


「。。。。。。。。。」


「単純に知りたいだけですわ。」


「...... .....ボボ、ボボ・べデリアです。」


「フフフ、そうですの、では「ペドルア様は現在公務で忙しいご様子『ですができるだけ早く切り上げる』とおっしゃっています、ですからここで少々お待ちください。」」


「そ、そうですの、ですが「僕もここで失礼します。」」


「......え、ええ、そうね、分かりましたわ。」


“パタン”


とドアが閉める音がして、それからすぐ壁が叩かれる音がした。


まあ、そうですよね、どうしてかわかりませんが先程ボボという名の少年に恥をかかされたのにその怒りを態度に出せないですもの。


今では笑っている子も泣くぐらいに顔が黒く歪んでいるのでしょう......






“チュ”


「ヒヤッ!」


な!


なにしてくれてるの、性悪女に聞かれるじゃない!!




私が心の中で責めても私をまたサンドイッチみたいに挟むこの美少年二人組はまるでこの状況を楽しんでいるみたいに微笑み、この部屋には子供には聞かせられない音と私が必死に消し殺そうとする声しか聞こえない。




「フー」


きゃ!


やめてくすぐったい、


それに後ろから息かけるのもう何回目ですか、いい加減にしてください!


「ねえエモリア嬢、僕の可愛いエモリア嬢、こうやって大きな声を出していいのですか?」


“カチャ”


こ、この男、ただのヤンデレじゃなかったの?!


「大丈夫、セレナも女の子だから万が一見つかったら僕たちは愛し合っていると言い、結婚すればいい話だ。」


そしてこのハニーゴールドの変態は闇ちゃんが(くちばし)で突っついた跡を上書きしようと頑張っている。


“カチャ、カチャ!!”


イヤ、離してこの変態、くすぐったい!!



ちなみに闇ちゃんは私が油断してる間に二人に捕まり、窓の外に放り投げられ、つい先程まで窓をコンコン突っついていたが現在姿が見当たらない。


「ゴメン、こんな汚い手を使って、でも聞いて、僕は「しょうさん」が誰なのか知っている、」


あ、確かこの部屋に来たばかりの頃そういう事を言っていたような。


でもこれは何、ハッタリ?


「だから僕はあいつに負けたくないんだ、だからここで君に誓う、僕は君が裕福でも貧困でも、健康でも病でも僕はエモリア・メリエードと愛を共に誓い、死がふたりを分かれさせても永遠に愛し続ける。」


いやいやいやいや


いいです、いりません、ハッタリでもどうでもいいです、結構です!


いや、重い、ものすごく重いです、


私はただ平和な日々が欲しいだけで......




「エモリア、」


気がついたら私の視界にはハニーゴールドの髪を持つ美少年のドアップがあり、本心からビックリした私の頭は一気に彼との距離をとった。


「。。。。。。。。。。」


「。。。。。。。。。。」


ああ、ええっと、


しまった、ものすごく不機嫌だと顔に書いている。




「なあ、」


「あ、はい、」


「......するぞ。」


え?何をするのですか?


いや、するってなんですか?


NO, let's 落ち着こう、OK?


違う、その前に二人ともハウス!いやその前に鎖を解いて!!


“チュ”


「。。。。。。。。。」


「。。。。。。。。。」


「ち、僕だけの唇だったのに......」


いや、ペドルアのその重い発言はともかく、


私は今、え?


まさかレオールと、キス......?


気づいたらレオールは私の口の中の隅まで存在感を表し、私は反抗したいものの縛られている鎖のせいで自由に身動きがとれない。


ク、やめて、





「どうしてですか!?」


は!


何考えているの、私!


私は意地でレオール舌を噛み、そして予想通りレオールは私の唇を離し、彼の口角から溢れ出す鉄の匂いがする液体が少しずつ流れる。


そしてレオールの顔は暗くなり、気づいたら彼の口角の手は素早く空に挙げられた。




ああ、叩かれる......!




私はそう思い目をつぶった、


けど覚悟していた痛みはなく、代わりに私の髪の毛が誰かに大事に優しく触られてる感触が落ちてきた。




「あ、あの、」


不敬罪にしたら楽なのに、


なんで?どうして?


とは聞きたいものは山程あるけど、私がレオールのその心の底から苦しそうに歪むその顔を見て、私の心はなぜかズキズキと痛み始めた。


これは、レオールのその次の瞬間で泣きそうなその顔は、私が彼の舌を噛んだから......?




「あ、」


謝りたいです、


いや、確かにレオールが先にやらかしたのですが、


「れ、レオー「ですからどうして私達が入っちゃダメなのですか?!」」




裏口に門番と誰かが口論になっている。


あれ?このシチュエーション、どっかで......


「ですが私は今どうしてもペドルア・レントルス公爵令息に会わなくてはいけないのです!」


“会わなくてはいけないのです”?


何か大変なことでも起きたのでしょうか?


「そうですわ、長く居ません、ただ数分だけお時間を頂けたら!」







いや、その前にこの声は......







誤字、脱字及び気になる点などありましたらお気軽に感想欄や活動報告のコメント欄に書いてくれたら嬉しいです。(待っています~~)

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