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思いでのココア
ある日のバレンタインデーの時
Aさんが足場の作業所に一人でココアと持ち、ボーっととした感じでいた
何か寂しさとでも忘れていたのか?寂しさも感じずにいたのか?
私はAさんに聞いた
「そのココアと誰にあげるですか?」
「何で持っているですか?ココアなんて」
Aさんは
「好きな人にあげるためです」
と言った
まだ、あの頃のAさん、大学生ぐらいであり、スミレちゃんのAさんとなる前だった頃だ
私もあの頃はムードメーカー的であり、生活的にのんびり者であり、家でTVと見たり、アニメと見る頃もあった
足場から帰る時、Aさんが私に
「これあげる、このココア」
と私にくれた、プレゼントしてくれた
嬉しいような気もしたが、ココアかと思うぐらいだった
Aさんは
「きっといつか食べさせてね、モックン、チキンラーメン丼と私に」
とAさんはいい、Aさんはチキンラーメン丼が食べたかったらしい
Aさんと私の思い出話だ