表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚地球人と異世界人のハーフな子供は最強です  作者: ヨモギモチ
2章    王国編
7/26

7話    1日の終わり

少し遅れました。

「私の部屋、優也と同じにしてくれませんか」


何故今言うんだ。

その言葉にクラスメイトが呆然としているのをみて、頭を全力で抱え諦めて香里に非難の目を送った。

プイ、無視しやがったなこのやろう。


「あの、いいのですか?いちよう、お二人がただの友達ではないのは技能と称号で知っていますが...。ご学友がいらっしゃるのに」

「別に問題ないです」

「いや、あるよ。二人は付き合っていないんじゃなかったの!?」


和輝が俺に・・文句を言ってくる。

何故俺に言うんだ和輝...俺もわからないんだよ。

というか俺、香里って呼び捨てにしてんじゃん。気づけよ。

......ああーも、ヤケクソだ。


「別に嘘をついてはいないさ。恋人じゃなくて婚約者だ。なっ香里」

「うん」

「っ、で、でも部屋が一緒なのはダメだろ」

「王女様、この世界の成人って何歳?」

「15歳ですが?」


なっ、まっまさかこっち基準で成人だと!?

香里さんパネェ。


「そういうこと。私達はいま15歳。向こうで論理に反してもここは異世界。だから基準はここ」

「で、でも」

「というわけで王女様、お願いしますね」


クラリスさんは、若干困っていたが俺が頷いたので気を取りなおして俺達をまた牽引しようとする。


「はい、では二人部屋の一番大きい部屋にいたしますね?」

「一人部屋でいい」


爆弾二つ目投下。

香里今日はどうした!?俺がきついんですけど!主に心が!


「いいんですか、ベッドが一つになりますが」

「頑張ります」


何を!?どうしよう助けて...。


「えっ、えっ、それって。......で、ではご案内いたします」


キャパを越えたようだ。もう、諦めたらしい。

ちなみに、とっくの昔に和輝はキャパを越えていて他のクラスメイトはいろいろ納得しているっぽい。

......部屋は何故か不自然にクラスメイトと離されクラリスさん直々に案内されて別れ際小声で「あと、一刻ぐらいしたら夕食なので、その、するのは控えてくださいね」と言われた。俺は何も言ってないのに。



・・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・・



「で、香里どういうつもりだ?思いっきり誤解されたぞ」

「フラグ回避のため。かなりの確率で和輝に守ってあげるよと言われるのがめんどくさかったから」


要するに和輝が絡んでくるのがうっとうしいと、まあそれもあるだろうね。けど、


「本音は?」

「...一緒の部屋になりたかったのと、布石」

「布石?」

「なんでもない」


ならいいけど、出来ればああいうのは事前に言ってほしいな。の意を込めてジト目で睨む。


「わかった、気をつける」

「よし、分かったならいい。じゃあせっかく部屋一緒になったんだし技能の確認をしよう」


香里が頷いたのでお互いにステータスを能力値を覗いて表示した。これは、なんか意識したら出来た。


固有技能

神之愛ゴッドラブ

・愛し合うもう一人とステータスを共有出来る(任意)。

・愛し合うもう一人が認識外にいる場合能力値三分の二に減少(強制)。


特殊技能

アイテムボックス

・アイテムを収納出来る。優也ー{神龍一刀、神様からの説明書} 香里ー{神鬼水液、神様からの説明書}

言語理解

・知識ある生物の言語を習得する。

鑑定

・詳細鑑定―加工物の詳細を見られる

・物質鑑定ー未加工物の詳細が見られる

・森羅万象ー相手のステータスが見られる

偽装

・外見偽装ー姿形を偽装出来る

・実力偽装ーステータスを偽装出来る

全属性魔法

・火、水、風、土、雷、光、闇、時空、補助の魔法が適性に関係無く使えるようになる

技能

鍛治、裁縫などの生産系

・出来映え、生産速度がアップする 

遠視

・遠くが見やすくなる

暗視

・暗所でも問題なくなる

刀術EX、弓術EXなどの武術EX系

・動作補正(大)

太刀術、盾術などの武術系

・動作補正(小)

魔力操作

魔力の直接操作が可能になる

魔力感知

魔力を認識が可能になる

気配操作

気配の変化が可能になる


一通りの説明を見て気になった点を香里に聞いてみた。


「アイテムボックスの神様からの説明書って何だろうな」

「さあ?開いてみたら」


というわけで開いてみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

転移者諸君へ


やあ異世界life楽しんでいるかい。

言い忘れたことが有るから現地人がもお言ったかもしれないけど教えておくよ。

武器と魔法の等級についてだ。

武器は、普通級、熟練級、特殊級、伝説級、幻夢級、神話級の六種で

魔法は、第五~第一階位魔法、まであって第五が初級魔法、第四~第二が中級魔法、第一が上級魔法、に分れてるね。

話は変わるけど、君達がいる世界は4つの大陸からなっていて、君達がいる人族大陸、上にある魔大陸、その隣の龍神大陸、人族大陸の隣にある精霊大陸、と呼ばれている。

というわけで情報収集は少し楽になったと思うよ。

じゃあ、頑張ってねぇ~


                          神様より


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なるほどありがたいな。

あとは、アイテムボックス繋がりで武器も出してみるか。


「っ、おおぉ」

「うわぁ」


俺は、神龍一刀を出してみたのだがあまりの美しさに香里共々感嘆の声しか上げれなかった。美しい黒光りする刀身、刀身に広がる波紋、黒で染められたら鍔と柄。漆黒に染まる刀は、恐ろしく切れそうで美しかった。

気を取り直して《詳細鑑定》を使う。


神龍一刀

伝説の龍が神に預けし刀。切れ味も素晴らしく実用性に優れ魔宝具アーティファクトとしても優れ

ている。

能力

飛斬ー魔力を流すことにより斬撃を飛ばせる。属性を混ぜることも出来る。


「「うわぁ、チートだ」」

「香里のもみてみようぜ」


香里も神鬼水液を取り出してみたが小瓶に入ったただの赤い液体だった。

《詳細鑑定》にかけてみた。


神鬼水液

伝説の鬼が神に預けし液体。それは、武器や治療薬にも変化しどれもワンランク下がるが幻夢級の性能に仕上がる。なお、減ることはない。

能力

千形変化ーどんな物にも変化出来る


「「廃スッペクだありえねー」」

「俺以上にチートじゃねーか。というか全属性魔法とかなにチート!?」

「知らない、技能チートの優也にいわれたくない」


俺達が取っ組み合いを始める直前、ノックが響いた。


「夕食の時間でございます。お集まりください」


どうやら、時間のようだ。

なので俺と香里は服を整えて食堂に向かった。



・・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・・



夜、あの後、思いのほかおいしかった夕食を食べて風呂に入って和輝達と一悶着あったものの基本的に何も無く夜を迎えた。


「さあぁ寝るか。香里はベットな」

「な、なんで。一緒に寝るよ」

「はあぁ?なに言ってんだよ、まだ15だぞ」

「こっちじゃ成人。一緒に寝なきゃ悲鳴上げる」

「はぁ、分かったよ寝るから悲鳴上げるんな」


全く、今日の香里は積極的だな。

少し眠かったので先にベットに入る。


「早よ寝ろよー」

「うん」


香里が布団に入ってきた。

ん?この感触は


「ブフォッ、お、おい香里なんで裸なんだよ!」

「なんでって、いただくため」

「15だぞ、何回も言うが」

「さっき、こっちじゃ15は成人に納得した。だからOK」


くっ、退路が断たれている。


「でっでも、音とかあるだろ」

「んーー」

《技能、防音魔法を覚えました》

「よし、防音魔法を覚た」

「人がきたら」

《技能、探知魔法を覚えました》

「探知魔法覚えた」

「でっでも...」

「私じゃダメ?」


香里が上目遣いで見てくる。

くっ、これは反則だろ。


「俺だってしたいよ。本当にいいのか?もう我慢出来ないぞ」

「いいよっ、きて」


こうして夜が更けていく。

この時、優也は知らなかった称号ー夜の王、の効果を。


称号

夜の王

夜の王者に与えられる称号。ステータス外能力値のスタミナが減らなくなり全能力値+100される



ーーー続くーーー




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ