2話 神様の加護
この日二話目です。
「やあ君達はじめましてどうぞよろしく。ああ、僕のことはなんと呼んでもいいよ」
「あの..あなたは誰でここは何なんですか」
和輝がみんなを代表して間の抜けた神様に問いかける。
・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・・
俺と香里は、神様と(会話と呼べるほどのものかは別として)会話をした後寝たふりに移行した。
始め5英傑の和輝、健也、零歌 、日輪がほぼ同時に目を覚ました。
その後、残りのクラスメイトがちらほら目を覚ましていくのを見て本当に起き出すのがはやったんだなと思いながら、全員が目を覚ますのを待った。
数分後、最後の一人が起きたのを見計らい(驚いたことに人型で)登場した神様が挨拶だけをしたところで冒頭に戻る。
「あの..あなたは誰ですか」
「ああそうだね。忘れていたよ、ごめんね。さっきの子たちが物分かりが良すぎてね」
最後のほうは小声で少し照れくさそうに言った。
「では、質問に答えよう。僕は、俗に言う神様だよ。それも日本のね。あとここは、聖域もしくは神域とも呼ばれる場所だね」
困惑するクラスメイトとをよそに神様は続ける。
「もちろん君達がここに来たのには、理由がある。ただ別に僕が呼び出した訳ではないんだよ。...........」
神様の話があまりにも長いのでポケットの中にあるメモ帳に要約してみた。
1 異世界の勝手な奴らが俺達を召喚したのを発見した神様は、俺達たちをこ
こに呼び出した。
2 理由は、何の力も持たずにいくのはかわいそうだったからだそうだ。まあ
おそらく暇だったからだろう。
3 異世界に渡る時にいろいろ強化されるらしいが、それプラスかなり存在する
神様達に一人一つ加護と特別スキルをもらえるそうだ。スキルは、まあ技術みた
いなものらしい。
4 俺達の扱いは、手を加えられないのでおそらく失踪事件になるんじゃないか
と。ただ帰還する方法はあるそうだ。
まあこんなもんだ。
しっかりと俺がした質問にも答えてくれていた。
神様は今、みんなの質問にこたえてる。
割と真面目な話やくだらない妄想の話、女子なんかは風呂や食事事情を聞いて目が死んでいる。
「さて君達質問は、もういいかな。今から君達にあった神様のところに転移させるからよろしくね」
「じゃあいくよ。3..2..1..いってらっしゃい」
光が彼らを俺達以外を包んだ。
ポツン
俺と香里と神様3人しかいない。
「おい、神様こりゃどうなっているんだ。さっきの笑い出したことに関係あるのか」
「ふふ、怒らないでよ。しかし、君達には謝らないといけないね。ごめんね」
悪びれる様子もなくそう言う。
「別に怒ってないさ。質問しただけだ。それよりその謝罪の意味は何なんだ」
「実はね加護とスキルの件なんだけど君達に渡せる神様がいないんだよ。あのね、加護とスキルはそいつのことを気に入った神が渡すことになっているのだけれど君達は、神達に大人気でね、熾烈な会議の末恋の神にきっまたは良いんだけど恋の神に相応しいのが二人いると。すると困る訳だ、恋の神といっても下っ端だからね二人に渡すほどの力は持っていなし、他の神も2番目は嫌な訳で結局元恋の神でかなりの力を持った僕が担当する事になったということさ。ただ、やっぱりデメリットはあるからごめんね」
なるほど、デメリットがつくのか。
「そのデメリットとは、どんなやつなんだ」
「ごめんね向こうにいったあとじゃないとわからないんだ。けど二人いないと発揮しないとかその辺じゃないかな。異世界だからね二人仲良くラブラブしてなよ」
それを聞いた香里は、はっとしたような顔をして邪悪な何かをたくらむ笑みをこぼしていた。嫌な予感がしてそれを見ないようして俺は、神様に今度は、なぜ笑ったのかを質問した。
「それは、自分達で確かめなよ。本当は、向こう側の人間が教えるんだけどね、:ステータス:と唱えてみればわかるよ。ちなみに実はもう加護はあげてるからそれも見ると良いよ」
もったいぶらずに早く言えと思ったが、俺達素直に従うことにした。
「「ステータス」」
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名前 ヒイラギ ユウヤ
種族 半龍聖王人
職業 技王 闘王 武王
LV1
HP700/500 MP400/300
筋力600
耐性600
敏捷500
魔攻撃500
魔耐性400
知力600
固有技能
龍聖王技{龍聖鱗・龍王爪・龍聖王咆哮・龍聖王之理}
神之愛{相思相愛}
技能
アイテムボックス・言語理解・鑑定{物質鑑定・解析・森羅万象}・偽装{外見偽装・実力偽装}・鍛治!・料理・調合・遠視・暗視・剣術EX・刀術EX・格闘術EX・双武術・小太刀術・弓術・斧術・槍術・盾術・太刀術・棒術・魔力操作・気配操作
加護 【上位神の恋の加護】
称号
強者を嫁(婚約者)に持つもの・上位神の加護者・多有技能者・極めた者・龍聖王族の生き残り・柊流生活術継承者
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名前 カミナギ カオリ
種族 半吸血女王人
職業 技王 生産王 武王
LV1
HP400/300 MP800/600
筋力500
耐性400
敏捷600
魔攻撃600
魔耐性500
知力700
固有技能
血鬼技{吸血・血液操作・血気武装・血の盟約・自動再生}
神之愛{相思相愛}
技能
アイテムボックス・鑑定{物質鑑定・解析・森羅万象}・偽装{外見偽装・実力偽装}・全属性魔法の素質!・裁縫EX・料理EX・調合EX・遠視・暗視・剣術・小太刀術EX・弓術EX・棒術・気配操作・魔力操作
称号
強者を夫(婚約者)に持つもの・上位神の加護者・多有技能者・極めし者・超越者・吸血女王族の生き残り・夜の王
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「内訳は、相思相愛、アイテムボックス、鑑定、は召喚者全員にプレゼントした技能で他は個々の努力の成果。ステータスは、ここに来た時点で色々強化されていて龍聖王魔法と血鬼魔法に魔力操作あとは偽装は、きみたちだけにだよ」
自分のと相手のを確認した俺と香里は、一周回って冷静になってしまった。
だって種族違うじゃん。
ステータス値は、向こうで聞けばいいだろうから、
「神様、色々質問があるから簡単のからいくぞ」
「うん。良いよ」
「まず、このEXが付いている意味は、何だ」
「EXの方は、技能にしかない技能の極めた証みたいなやつさ。その魔力のやつは、君達が修行した成果と種族特性かな」
「そう、それだ。お前が笑ったのは、この俺達の種族のことだな。マジでどうなっているんだ?」
思い出したようにまた少し笑った神様は、俺の間違いを訂正する。
「ハハッ、いや違うんだよ。僕が笑ったのは、君たちがここに来たことにさ。種族は、ただの確認だよ。そうだ昔話をしてあげよう。」
そして神様は、芝居がかった口調で続ける。
「主人公は、君達の両親4人。場所は、こっちでは30年前、向こうでは500年ぐらい前の君達が今から行く世界。終わりは、周りが見たらバッドエンド。しかし、君達がきたことにより誰が見てもハッピーエンドになった物語。強制参加で続けるよ」
神様は、強制参加と言うがそもそも俺と香里には聞かないという選択肢はなかった。両親のことは、聞きたいから無言て先を促した。
「うん。じゃあいくよ。昔々あるところに二人の人ではない少女がいたとさ...............」
ーーー続くーーー
4月7日、レベル制に変更
4月13日ステータス変更
4月17日特殊技能→技能
レベルをLVに統一しました。