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召喚地球人と異世界人のハーフな子供は最強です  作者: ヨモギモチ
2章    王国編
10/26

10話    魔改造

遅くなって申し訳ありません。

少し短めです。

「朝か...何でだ?」

「...ん?おはよう優也」

「おはよう香里」


一昨日の男女の営みで色々吹っ切れた俺は、いつも通りの朝キスをした。

俺と香里は、神様とかなり話し込んだはずなのだがまだ朝方の時間だった。


『おはようございます。優也様、香里様。その事ですが、どうやら向こうの世界

では、時間の流れが違うようです』

「つまり、あちらの時間の流れの方が早いのね」

『はい、香里様。15分が1分とグレードは下がりますが精神と○の部屋みたい

なものです』

「精神と○の部屋か...」

「ありがとう...何て呼べば良いのかしら?」


若干の期待を滲ませて選別者は言う。


『お褒めにならなくてもそれが私の生き甲斐ですので。あと、名前が無いので付け

て頂くと嬉しいです』


選別者の名前をどう呼べば良いのか分からなかったらしい香里が思案するように考

える。

俺はなんとなく、ピコン!と浮かんだ名前を口にしてみた。


「ルシエ、うん。教えてくれの教えるをもじってルシエはどうだ?」

「いいね、それ。流石優也」

『ありがとうございます!優也様!これからも精神誠意お仕え致します!』


全力で嬉しさを表現して選別者...ルシエは言った。

恥ずかしかったので、俺は話を逸らした。


「香里、もう直ぐ朝食だから早く着替えて行こうぜ。いつまでも裸なのはあれだしな」

「んっ、分かった。けど、興奮しちゃう?」

「ああ、すごっくするから止めて」

「夜は、お楽しみに」


香里がニヤニヤしながら言ってきたので正直に言って赤面させてやろうと思ったら予想

外に返されて逆に恥ずかしくなってしまった。

はぁー、やっぱり勝てんな。


「ああぁー、早く着替えるぞ!」

「いたっ、分かったから打たないで」


まだ、ニヤニヤしてるので拳骨落として黙らせた。


『優也様、香里様、ステータスが見にくい仕様になってるので、統合、整理、隠し技能

の表示を、お二人が授業を受けている間に行ってもいいでしょうか』

「頼む、好きにやってくれ」

「任せた」


そして、準備を終えた俺と香里は食堂に向かった。



・・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・・


「これ、かなりおいしいよな」

「うん、何でだろう。これ、味が濃い訳でもないのに...懐かしい?」

「ああ!なるほど。半分は、こっちの種族だから懐かしいのかもな」


因みに、今俺と香里が食べているんのは和輝達にはかなり不評な強いて言うならスープ

カレーみたいなのを白くした、クリンネ、と言う食べ物。意味は白いスープだそうだ。

そういえば、赤道さんとかが下心丸見えで迫って来て川南さんに連行される姿は、よく

見るけど和輝は、遠目から見てくるが絡んで来ることはなかった。諦めたんだろうな。

この事を香里に話すと「愛の勝利」とか言っていた。


「お前ら、今日から訓練が午後になって午前は魔法の授業だから覚えておけよ」


朝飯中、ガーバルさんのが俺達に告げてきた。

和輝達が、おぉぉおおおおおおぉと叫んでるけどお前ら、あれだぞ。体力が予想以上に

無くて魔法の授業が午前に変わっただけだからな。


「あと、優也と香里は自由だ。というか教師役のグリアスからもう魔法を使えるし充分

効率的だから来なくていいし逆に後で教え下さいとの事だ」


なに、結構まだ非効率だと思ったんだが.......まあ、ルシエがいるからもっと効率的

になると思うけどね。


「分かりました」

「あ?ああ」


失礼なことにガーバルさんは、俺が敬語を使った事に驚いている。

勘違いしているようだが俺は基本、初対面に敬語を使うことはないが然るべき相手や

使った方が有利に運ぶ相手にはその限りでは無いのだ。


「では、自室に戻って香里と技能の確認でもしていますね」

「さよなら、夕食でね」



ーーー続くーーー




サブタイトルが魔改造ですが魔改造は次になります。

因みに、魔改造は魔法でルシエが改造という意味です。

次の更新は、出来たら4月28日の予定です。

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