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召喚地球人と異世界人のハーフな子供は最強です  作者: ヨモギモチ
1章   プロローグ・神域編
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1話    プロローグ

 異世界召喚と言ったらわかるだろうか。

よくあるWeb小説の一つだ。

しかし、異世界召喚と言っても色々ある。

スタンダードに勇者になってお姫様を救って幸せになる物語。

いじめられっ子がチートになってハーレムを展開する物語。

最近だとさらに増えてそれこそ数え切れないぐらいにある。


これは、新しいかも新しくないかもしれない物語に現実で巻き込まれた少年と少女の物語。



・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・



俺の名前は、柊優也(ヒイラギユウヤ)。16歳。神並木高校1年生。童貞。ラノベ好きでWeb小説をいつでも読んでいる(黒歴史は無い)。成績は、中の上。運動神経並。友達は、少ないがいる。顔は、イケメンではないが整っている方で特にいじめも受けていない平凡な高校生。

入学当初は、こんなイメージだった。

そのはずなのだ。


さて唐突だが、この学校には、5英傑と呼ばれる人達がいる。

女子から圧倒的人気を誇る主人公系美男子、佐々木和輝(ササキカズキ)

和輝の幼なじみで短髪でまとめた野生系イケメン、野本健也(ノモトケンヤ)

みんなのムードメーカーロリ系美少女、赤道日輪(アカミチヒノワ)

そんな3人を纏めるお母さん役なクール系美人苦労人、 川南冷奈(カワナミレイナ)

日輪と同じぐらいチビなのに大人な雰囲気の大企業のご令嬢で学校一の美人、超クール系令嬢神薙妓香里(カミナギカオリ)



それでだ、最近の悩みがこの4人が俺に付きまとってくるのだ。

その内の和輝が香里が惚れてるらしく、神薙妓香里は、柊優也と付き合っている

というどっかの馬鹿が流した噂にのせられた和輝が俺に話し掛けてきて、付属で

香里以外の3人がついてくる。

それはもう人気者が俺みたいなモブキャラに集合したら男の嫉妬の視線が本当に

凄い。

泣きたくなるレベルだ。気にすればだけど。

あっ俺と香里は、別に付き合っていないよ。ただの婚約者(・・・)だ。


さて、俺の裏の経歴を改めて説明しよう。

柊優也。16歳。童貞。ラノベ好きのWeb小説好き。(黒歴史無し)。婚約者持ち。

成績、世界の学者の中でで中の上。運動神経超抜群。友達、クラスに数名。顔、

ちょいイケメン。武芸全般可能。料理、鍛治なども可能。


神薙妓香里。(裏)16歳。某大企業のご令嬢。容姿端麗。文武両道。婚約者持ち。

世界の学者の中でも上位。運動神経超抜群。顔は、10人が10人振り返るレベ

ル。5英傑の人気ナンバー4。小太刀術、弓術可能 。料理、調合なども可能。


なぜこんな経歴なのか。

それは、俺の実家がおかしな家で、父親がおかしな事になってるからだ。

普段は、一般の道場と変わり無い。それはいい。

只、裏の弟子に教えていることがおかしいのだ。

教えるのは、柊流生活術と父親がいっている。

だが俺は、思うのだ。生活術なめんな!

一通りの気に入った武術や剣術、銃の回避の仕方、薬の作り方、さまざまな治療

法、男なら鍛治を女なら裁縫関連をその他色々を覚える。

父親が師範で、俺は、物心が付く前からやっていたためどの分野でもって師範代

レベルになった。

香里も、付き合い始めた幼稚園児から覚えているため武術、剣術は、小太刀と弓

のみだけど生産系は類い希なる才能で全て師範代レベルを越えかけている。

只、俺の父親が化け物なんだよ...。

師範代とは、普通師範の代わりを努めるものだと思うんだ。

だが父親は、違う。

俺達二人が全力で協力してやっても一度も勝てないのだ。正直同じ人類とは思え

ない。


ところで皆不思議に思うだろう。何故香里の親は、こんな危険なことを許してい

るのだろうと。何故幼稚園児の時から付き合っているのかと。

それは、香里の父親が家の父親と同類で社長のくせにと何故と思うぐらい強く昔

から付き合いがあったからだ。

ちなみに、俺と香里は母親がそれぞれいない。昔、俺達を産んだ時に死んだそうだ。






えーっと。何でこんなこと考えてんだっけ?

....忘れていた。現実逃避の最中だった。

確か30秒前いきなりいきなり授業が始まる直前の教室に魔法陣が浮かび上がったん

だよな。

俺と香里は、魔法陣が浮かび上がった直後ラノベのあの可能性を考え真っ先に扉を引こ

うとした。しかし開かなかった。

考えがあたった俺は、同じく現実逃避していた香里とぼーっとしていたのだ。

そして今、現実に復帰した俺達は辺りを見回した。

静かだと思ったら残りの5英傑の和輝、 冷奈、健也、日輪が騒ぐクラスメイトを静かにさせたらしく騒いでいるものはいなかった。

あいつら、カリスマすぎない?


そして、俺達に話し掛けようとする和輝が口を開こうとする瞬間光がこの教室を真っ白に染めた。



・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・



声が聞こえる。


「起き...ねえ....起き....よ」


何だ香里の声か。


「あと5分待ってくれ....」

「ちょっと..えっ...起きて.」


何だよもう少しいいじゃねえか。頼むよ香里。

....んっ、何で俺は香里に起こされているんだ。

確か床が光り出して..........


ガバッ


辺りを見まわす 。香里発見。


「これは、どうなっているんだ」


そう聞くと、


「やっと起きた....。わからない。私も今起きたところだから」


んーけどたぶんこれ異世界召喚しだよなー。

そう思ったので香里にこの考えを話すことにした。


「この状況たぶんよくあるWeb小説のネタの異世界召喚だと思うのだがどうだろう。」

「同感。けど何で私達以外起きていないんだろう」

そうして意見交換していると、

「おやぁ、早く起きている人がいるねー。普通の人間ならまだ起きないハズなんだけどどうしてかなー」

光の玉が話し掛けてきた。


「そういえばさー、俺は、何ともないけど香里は、こっちに来て何か変化あった?」

しくしく

「特に無いよ。ただ何かはあると思う」

しくしく

「あとは、俺たちの扱いだよな。人類は、増えすぎたとかの記憶を消したやつはイヤだよなー。そこんところどうなってるのかな、嘘泣き神様さん」


そお聞くと、やはり嘘泣きだったようで


「やっと僕に触れてくれたかい。全く君達ときたら僕を無視してくるのだからびっくりしたよ。ちなみに、その話は、そこの子たちが起きてからにしよう。そ・ん・な・こ・と・よ・りちょと君達を見てもいいかな、良いよね。良いよね」

「あ、ああ。「じゃあ見るよ」って見るってどういう意味だ」


その後、:見る:という行為をした神様は、プルプル震えている。

そして、突然壊れたように笑い出した

「アーーーーーーハハハハッ、クックククククククアーーハハうふふアーー本当にほんっとうに運命てやつは、おもしろいね。」


うるさっ。

香里を見ろよ。迷惑そうな顔。


「アハハ、何がおもしろいか教えろ、そんな顔をしているね。良いよ。教えてあげよう。ただ」

「ただ、なに」


してないけどな。香里は付き合うのか。


「時間切れだ。もうすぐそこの子たちも起き出す、面倒事は嫌いだろ。またあとでね」


まあ、そうなんだけど。納得いかない。


「そうだな。じゃあ俺達は、寝たふりをしよう。香里いいか」   「OK」


そうして俺達の壮絶な寝たふりは、始まった。

嘘だ。



ーーー続くーーー


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