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ある日俺の家に天使が降ってきた1

ズドーンッ!


「うおっ!なんだ、なんだ?」


「よう。なんだ、野郎の家か。ハァーア。」


「てめえ、誰だこんちきしょう。人の家の屋根ぶち壊しておいて、野郎とはなんだ?野郎とは。」


「ああん?俺は天使だ。なんか文句あっか?」


「文句もクソもねえわ。屋根代弁償しろ。」


「んなもん、保険で治しゃいーだろーが。俺様は忙しいんだ。」


「てめえは、アレだ悪魔だろ。ひとんち壊して置いて責任も取らねえなんてな。」


「んだと?この頭の上にある輪っかが見えないのか?それに、光り輝いてる体は?」


「輪っかが有ろうが無かろうがそんなことは、キリスト教徒じゃねえから知らねえ。光り輝いてるのは確かだがなんで裸なんだ?しかも、粗チンだし。」


「そ、そ、粗チンだと〜?てめえいい度胸だそこへなおれ!」


「その前に屋根直せ。」


「あー分かったよ直しゃ良いんだろ直しゃ。もっとこう天使様にお願いガーとかねーのか?」


「こちとら、引きこもってても、天使だ神だのに頼むことはねえ。」


「あーそうかい。ほらよ。」


フィィーン


屋根があっと言う間に直る。


「これでいいか?邪魔したな。あばよ。」


「おい。チョット待て。」


「何だ?今更願い事でもしようってか?」


「五月蝿え、このすっとこどっこい。粗チンぶら下げてどこ行く気だコラ。」


「てめえええ、一度ならず二度までも粗チン言いやがったな!バチをくれてやる!覚悟しろ!」


ドオオン


また、屋根に穴が空いた。然も火事だ。


「お前この殺す気か?やっぱり悪魔だな?よーし、ぶちのめしてやる。」


「ほほう。この俺様と喧嘩とはいい度胸だ。かかって来なさい。」


「お兄ちゃん?大丈夫?早く逃げて!」


「沙耶お前は来るな!変態がいる。」


「何言ってるの?お兄ちゃん、火事だよ。落雷。早く!」


「妹さん?」


「だから、裸でどこ行くんだって言ったんだ。」


「服かせ。」


「だから、燃えてんだよ、その服が。」


「仕方ない。タイムリバース!」


時間が巻き戻る。


「おい。粗チンは取り消せ。」


「分かったからほら、服着ろ服。貸してやっから。」


「ところで、妹さんは美人か?」


「ああ?まだ中2だよ。てめえは何考えてやがる。」


「まあいい。さらばだ。」


「お兄ちゃん誰その人?」


《マーベラスに可愛い!惚れた》


「俺は天......」


「ドロップキーック!」


「ガフッ。」


「何しやがる?」


「馬鹿かお前は、俺はいざ知らず可愛い妹まで巻き込むな。」


「そ、そうか。」


「俺は天海務だよろしく。」


「お、俺のダチなんだ。まぁ、もう遅いから寝てろな。沙耶。」


「ん。分かった。じゃあおやすみ。」


「妹さん、俺にくれ。」


「おめえが願い事言ってどうすんだボケ。」




fin.

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