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「夜行談シリーズ」最終ガイド

第十話終了後のガイドです。

・桃木夜行[momoki yoruyuki]

18才。大学生一年生。霊獣の守護霊がいる。

かつては守護霊とともに町の幽霊から相談を受けたり悪霊を退治したりと動いていた。その中で霊感が成長し、神格を持つまでに自身を高めてしまった。

現在は守護霊によって霊的回線が閉じ、一般的なヒトになっている。

昨年に祖母を亡くしている。祖母の幽霊に会うため、町のうわさを信じて深夜徘徊を繰り返していた。


・犬[inu]

夜行の守護霊。本名は白炎[hakuen]。

生前は炎を司る霊獣。大化け猫によって殺された。

浮遊霊として夜行と出会ったが、その際に神社の狛犬を知らずのうちに喰ってしまう。以後、守護霊見習いとして夜行に取り憑いていた。

現在は名実ともに守護霊となり、夜行を守りながら町の平和を見守っている。夜行の死後は神社の狛犬になる予定。


・猫[neko]

大化け猫。本名は黒煙。犬の魂までを完全抹殺することが目的。昨年十二月から三月にかけて起こった数々の事件の黒幕。

犬に喰われる。


・雉谷日向子[kijitani hinako]

夜行の恋人。大学生二年生。

祖母を亡くした夜行の様子を見に、夜行の部屋を頻繁に訪ねていた。

三月に夜行とケンカしたが、仲直りしてバカップル継続中。

夜行が数々の事件に巻き込まれる反面、徹底的に大学生生活を楽しんでいく。


・申藤[shindou]

コンビニ店員。大学生一年生。

犬を見るていどの霊感を持つ。

日向子は部活の先輩で、片想いの相手だった。それが理由で、日向子の恋人である夜行を観察していた。夜行を観察することで、日向子に勝る素敵な女性と付き合おう、という魂胆。三月にそれが夜行にバレて、目論見は失敗。恋愛は人間的な魅力がイコールで実を結ぶわけではないと理解し、夜行の観察を辞める。


・吉備野陽[kibino you]

白木神社の神主。霊剣を祀り、町を霊的な障害から守っている。先祖が鬼神を浄化して町を正常化した実績を持つ。封印や結界、お祓いなど様々なことを高い次元で行えるが、平和主義者で大立ち回りは苦手。式神である狛犬や夜行たちに困りごとは投げがち。三月に夜行が重傷を負ってからは考えを改めて様々な事件に自ら身を投じていくことになる。


・白嵐[hakuran]

白木神社の狛犬。

猫によって白木神社から奪われ、猫の妖気に感染して凶暴化する。

猫に操られて犬を襲うが、夜行の機転によって逆に犬に喰われる。

犬に喰われたことで浄化され、式神だったが生命として輪廻に入る。

その際、『守護する式神』としての属性を犬の中に残し、犬は守護霊としての属性を帯びる。

また、白嵐は風を操る式神であり、その力も犬に受け継がれている。その結果、犬の炎は強化されている。


・白雷[hakurai]

白木神社の狛犬。

猫によって一時的に機能停止し、その隙に相棒を奪われる。

白嵐を取りもどすために奮起するが、見つけたのは犬に喰われてから一ヶ月以上経ってからのことだった。

電気を操る式神。三月に姿を現した猫を殺すが、その後怨霊として復活した猫に喰われる。

善性の高い白雷は妖怪の猫に馴染まず、猫の動きを鈍らせていった。


・桃太郎[momotarou]

英霊。

鬼退治の達人で、死後は世界中を彷徨いながら鬼を退治していた。木ヶ島の羅刹復活を受けて(かなりのタイムラグを置いて)現れる。

かつての仲間の幽霊を探しており、犬をかつての仲間と勘違いしてあの世に連れていこうとする。

その結果、夜行との戦いに発展する。ヒトの好敵手に会えたことを喜び、最後の一合を交えれば成仏する直前、猫によって喰われる。


・木ヶ島[kigashima]

夜行たちが住む町の名前。三本の川に囲まれた中州の町。『木ヶ島の夜は幽霊が出る』といううわさが長年流れている。

遠い昔においては、あの世と重なった異相地帯だった。土地を管理する鬼神が浄化されたあとは大幅に正常化し、現在はあの世と繋がりを持つ、少し不思議なふつうの町。


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