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驚愕 呆然 唖然

ずいぶんと久しぶりの投稿となりました。

投稿が遅れた理由としましては、

・事故に遭う(被害者)

・怪我が治って合宿で免許取りに行ってた

・アイマス楽しいです(響が可愛すぎて困る)

といったところです。


待っていてくださった方には申し訳ないです。

あ、ガンダム(エクストリームバーサス)も楽しいです。

少しばかり遅くなった昼食を終え、四枚の紙に書かれた住所をパソコンで調べた。

一個は今自分のいる家だったので除外した。



「ここから近いのは二箇所だけ…か……」



一箇所はすぐ近く、駅周辺にあるらしい。

もう一箇所は電車で三駅といったところか……

ちなみに残りの二箇所は北海道と沖縄だった。

何でそんなところに、と思ったが正解など分かるわけでもなし、別荘のつもりなのだろうと勝手に結論付ける。



「行くか」



住所の書かれた紙と鍵を鞄に入れて家を出た。

制服のままだったのに気付き、スカートは嫌だが着替えるよりかマシと判断したのでそのままの格好である。



紙に書かれた住所と目の前にあるビルを交互に見て場所が合っていることを十回ほど確認した。

どう見てもビルである。

窓の数からして二十階以上の建物だ。

あの男に謀られたのではないかと思いつつ、恐る恐るビルに入る。

受付や警備の人間がいなかったのは幸運だった。

それぐらい自分は挙動不審だったと思う。

エレベーターの横にあった案内板を見る。

どうやらいくつかの会社がこのビルに収まっているらしい。

四,五階ずつ各会社が使っているようだ。

会社名の入ってない場所は一階のココの他には最上階だけだった。

多分、自分の目的地は最上階なのだろう。

都合よくエレベーターから清掃会社の人が降りてきたので、入れ替わりにエレベーターに入り、最上階のボタンを押す。

途中で止まることもなく一分ほどエレベーターに乗っていると微かに揺れて停止し、ドアが開いた。

どうやら着いたようだ。

短い廊下には電球がなく、窓から入ってくる光がないと真っ暗になるだろう。

廊下には窓が一つあるだけで他には何もない。

扉も一つしかなく、広々とした部屋なんだろうなと思いつつ鍵を開ける。



「くら」



真っ暗だった。

廊下から入ってくる光も弱く、どういう部屋なのかまるで分からない。

壁を手探りで電気のスイッチを探す。

何とか見つけて蛍光灯を付ける。

急な光に目を瞑り、ゆっくり目を慣らす。



「ゲッ」



光に慣れた自分の目が見たのはとんでもないモノだった。



金である。

札束が天井まで積んであるのが部屋中にある。

ふと、新宿を舞台にした某ゲームの某金貸しの金庫を思い出した。

アレをさらに広くした感じだ。

わかんない人は単純に高さ3メートルの広い部屋に天井まで積みあがった札束が大量にあるのを想像してほしい。

奥の方には金塊も大量に積んであった。

こんなのどうやって現金化すんだよ……

とりあえず五十万ほど(一千万毎に束になってるため適当だが)財布と鞄に突っ込んでおいた。



電車に乗って十分程揺られて目的の駅に到着した。

この部屋も有り難い事に駅の直ぐ近く、というか駅の正面の建物だった。



「今度はビルじゃないのか」



新しく出来たばかりなのだろう綺麗なマンションだった。

別段平井都がビル好きと言うわけではないようだ。

安堵の息を吐きつつ住所に書かれた部屋に入った。


部屋の中は異界だった。

そう形容してもいいと思う。


別に汚いということはない。


部屋全体に服があった。

まぁ、平井都も女の子だ。

あの男に服を願ったのも男が言っていたので覚えている。


では何が問題なのかというと、だ。



ぞのずべてが―――――――――――――


―――――――――――――――――――コスプレ衣装だったからだ。


フリルの沢山ついたゴスロリ服からアニメの衣装らしきもの、警察やスチュワーデス、ナースにサンタ、自衛隊や海外の軍服、果てには鎧や甲冑など様々な衣装が溢れていた。

壁際には大きな姿見(鏡)とコスプレの小物が飾られていた。



「おいおい」



ドン引きである。

平井都になって一週間彼女自身のことを調べてみたものの、ろくに彼女のことが分からなかったというのに……

一週間調べていた時間を返して欲しい。

そういえば彼女は悪魔を呼んじゃうような子だったっけ…………



「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」



とても長い溜め息が出た。



「帰ろう」



ドアをそっと閉め施錠し、来た道を戻り始める。

多分ここにはもう来ないだろう。

ここの事は早々に忘れよう。

そうだそれがいい。そうしよう…

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