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運命の出会いまでの道のり

作者: レモン
掲載日:2026/10/05

 恋愛ベタな私は、風子。何度、恋愛をしても、なかなか、よい出会いに、恵まれていない。私が悪いのか、相手が、悪いのか、両方だと思うのだが…女子校育ちの風子は、男慣れしていなかった。だまされやすかったのかもしれない。

 とうとう、今月で、30歳を迎えようとしていた。30歳までには、なんとか、結婚していたかった。今からだと、無理に近い…

 風子は、婚活パーティにも、何度も参加していた。でも、なかなか、いい相手とマッチングしなかった。また、来週にも、婚活パーティが、控えていた。新調した洋服を着て、オシャレをしていこうと思っている。そろそろ、本気モードで、取り組まないといけないと思っていた。

 婚活パーティ当日、いろんな人と、話をした。そのなかでも、いいな、と思った人がいた。片山康太という人だった。年齢は、32歳で、公務員だった。人気が、高い人だと思った。なので、マッチングは、無理だろうと、諦めていた。それが、まさかの最終マッチングで、片山康太は、私を選んでくれていた。もう、舞い上がる気持ちを、抑えきれない自分がいた。かくして、私は、片山康太と、お付き合いをすることになった。

 康太は、とても、面白くて、優しい人だった。私は、康太に、最初のときよりも、惹かれていった。ただ、私の中には、過去の恋愛経歴から、臆病になる自分がいた。康太にも、とても、慎重になっていた。最初は、心を開けずにいたが、康太の面白い性格が、私を、打ち解けさせてくれた。

 まずは、ドライブデートに誘われた。水族館に行った。2人で、とても楽しい時間を過ごせた。夕食は、康太が、予約してくれたレストランで、食べた。とてもおいしかった。

 私は、このデートで、おしゃべりをする中で、康太と、結婚しても、いいかな、と、思い始めていた。康太も、私のことは、好印象だったみたいだ。

 このまま、お付き合いをすることになった。私は、年齢も、年齢なので、早く結婚したかった。康太からの、プロポーズ待ちだった。

 康太の方は、まだ、吟味の段階だった。婚活パーティにも、まだ、参加していた。自分でも、公務員だから、人気があるのを、承知のうえだったからだ。なので、風子には、まだまだ、プロポーズの段階ではなかった。

 2回目のデートは、ディズニーシーへ、行った。とても混んでいたが、待ってる間も、私は、とても楽しかった。康太の話しが、面白くて、とても、癒やされていた。康太の事が、ますます、好きになっていた。

 ところが、康太の方は、婚活パーティで、新たに気になる、若い女性が、出てきていた。風子のことも、嫌いではなかったが、やはり、若い女性の方に、目がいっていた。二股をするわけにはいかないので、康太は、風子と、別れようかと、考え始めていた。

 そんなこととは、知らずに、風子は、康太との結婚を夢見ていた。康太は、なかなか、風子に、別れをきり出せずにいた。

 3回目のデートは、中華料理屋さんに行った。ここで、康太は、別れ話をしようと思っていた。2人で、中華料理を食べながら、いろんなことを話していた。その中で、康太が、いよいよ、切り出した。「風子さん、申し訳ないけど、別れてほしい。まだ、付き合い始めたばかりだけど…付き合いが長くなっても、別れづらくなると思うし。」と、言った。私は、「どうして。私の気に入らなかったところがあるなら、教えてください。」と、くいさがった。康太は、「君には、悪いところなんて何もないよ。ただ、僕の気持ちが、まだ、整わなくて。申し訳ない。」と、言った。私は、泣きたいのを、じっと我慢した。頭が、パニックになっていた。思い描いた、未来は、白紙になってしまったと、思った。今はただ、自宅に戻って、泣きたかった。これ以上、康太に、話しても、考えは、変わらないと思っていた。私は、「わかりました。今まで、楽しかった。ありがとう。」と言って、別れた。未練は、あったが、仕方ないと思っていた。

 自宅に戻り、部屋に入るなり、大声で、泣いた。やはり、私は、男運がないのだ、と、思っていた。と、同時に、見る目も無かったのかもしれないと、思っていた。

 風子には、ゆっくり、悲しみに、浸っている暇はなかった。もうすぐ、30歳の誕生日が、近づいていた。どうしても、2人で、お祝いしたかった。こんなに焦っていては、よい縁は、つかめないと、思っていたが、また、すぐに、婚活パーティに、申し込んだ。それは、週末の日曜日だった。

 私は、少し諦めの気持ちを持ちながらも、婚活パーティに、望んだ。そこで、まさかの、小学校の同級生の草彅芳雄くんと、一緒になった。私は、とてもビックリした。私のことを、覚えてるかな、と、思って、聞いてみた。「草彅くん、私、風子、覚えてる。」すると、草彅芳雄は、「ああ、変わってないね。」と、言った。2人は、同じテーブルに座り、小学校時代のことを、いろいろと、話をした。とても、懐かしかった。友達感覚で、気を使わずに話せることが、私には、有難かった。

 まさか、これが、運命の出会いになるとは、そのときの私には、わからなかった。なんと、2人で話をしていくうちに、草彅くんの、初恋の相手が、私だった、ということを聞いた。少し、うれしかった。私には、その当時、別に好きな人がいた。

 草彅くんは、話の内容から、私狙いみたいだった。あとは、私が、草彅くんを、いいと言えば、マッチングするだけだった。私は、他の人とも、話してみたかったが、あまり、あちこちに、気を向けると、うまくいかないと思い、自分を、思ってくれている、草彅くんにした。やはり、マッチングした。

 草彅くんとは、本当に、仲の良い友達の延長だった。気楽で、気も使わなくていいから、楽だった。素の自分を出せた。これから、草彅くんと付き合うことに対して、何の不安もなかった。

 草彅くんは、すぐに、「結婚を、前提にして、俺と付き合って。」と、言ってきた。私は、「はい。私でいいなら。」と言った。私は、こんなにも、スムーズに進むときは、進むんだな、と、ビックリした。

 それからは、毎日の様に、デートをした。散歩をしたり、カフェで、お茶を飲んだり、買い物に、出かけたりと、何気ないひとときに、癒やされていた。

 毎日の様に、会っていたら、あっという間に、1ヶ月が過ぎていた。もう、充分、お互いのことは、知れた。そんな矢先、草彅くんは、近くの河原のベンチで、何気なく、「結婚しよう。」と、言ってくれた。私は、涙があふれた。「はい。」と、応えた。自分らしくいられる、草彅くんとは、本当に、運命だったと思っていた。まさか、婚活パーティで、会うとは、思ってもいなかったが。

 そして、ふたりで、結婚式の準備を始めた。そこでも、本当に、なんでも、言い合えて、ケンカになることも、なかった。私は、ようやく、結婚できるのだ、と、本当に、うれしかった。ギリギリ、私の誕生日も、祝う事ができたし、いうことがなかったぐらい、うれしかった。

 ここにきて、トントン拍子に、事が運ぶようになったきがした。人生、本当に、何があるかわからないものだな、と、思っていた。

 私は、結婚生活が、2人にとって、安らぎの持てるものであるようにと、願っていた。草彅くんとなら、そういう家庭が、築けそうな気がしていた。これから、2人で、力を合わせてやっていきたいと、思っていた。こんな気持ちにさせてくれた、草彅くんに、感謝したいと思っている。

 


 


 


 


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