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なろうっぽい小説

ささやかな復讐をお届け致します

作者: 伽藍

身に覚えのない婚約を破棄されたご令嬢がひっそりと毒を吐く話。

「ローラ・ガーデニア男爵令嬢! 出てこい!」


 年度末パーティーの途中で、居丈高な物言いで呼び出されてわたしは心底びっくりした。

 あらあら何のお芝居かしら、と首を傾げる。


「ローラ様、大丈夫ですか?」

「何あいつ、わたしが出ようか」


 心配げな顔をする友人の大商会令嬢と、今にも食ってかかりそうな気の強い子爵令嬢を笑顔で宥める。

 口に含んでいたキッシュをもぐもぐと咀嚼して飲み込み、ローストビーフの盛られていたお皿を子爵令嬢に預ける。子爵令嬢は食いしん坊だから、うっかりするとローストビーフを食べられてしまうかも知れない。それまでに終わらせなければ。


 パーティーの途中で名指しをされるなんて、まるで市井で流行っているお芝居のようだ。令息なり令嬢なりがパーティーで婚約破棄を宣言して、真実の愛の相手にその場で求婚するというもの。

 これにはざっくり二つの話型があって、そのまま真実の愛を貫き通して幸せになるパターンもあれば、婚約破棄を告げた側がそのあと上手くいかなくなり落ちぶれるパターンがある。

 個人的な感想を言って良いのであれば、真実の愛は結構だけれど通すべき筋は通した方が何かと角が立ちにくいだろうに、というくらいだろうか。あとは人前での婚約破棄は遺恨が残りやすいので止めたほうが良いくらい。

 実際に真実の愛は呪いに対する万能薬でもあるし妖精なんかは真実の愛が大好きなので、それそのものは別に悪いことではないのだけれど。愛せない相手と結婚したところで誰も幸せになれないのだし。


 ともあれ、呼ばれた以上は歩み出た方が良いだろう。口元が汚れていないことを確認して進み出る。


「お呼びでしょうか、サイラス様」

「遅い!」


 わたしはもう一度びっくりした。理不尽な文句を言われているのにもびっくりしたし、サイラス様を複数人の女性で囲んでいるのもびっくりした。

 こういうときって、一人の女性を複数人の男性で囲んでいるものだと思っていたのだけれど。そうでもないのね。


 どうでも良い学びを得ている間に、サイラス様はわたしを指さし、無駄に大きな声で宣言した。


「ローラ、お前との婚約を破棄する!」


 他人を指さすのも大きな声を出すのも、はしたないことだ。なんて考えは、サイラス様の宣言で飛んでいった。

 わたしは三度びっくりするハメになった。


 そもそも、わたしとサイラス様は婚約なんてしていないのだけれど。何をどう勘違いしたのだろうか。

 そう考えている間に、サイラス様は勝手に話を進めていた。


「噂になっていたぞ、ホリデーには市井のカフェで働いていたそうだな! お前のような貧乏な男爵家の令嬢は、次期侯爵である俺の婚約者には相応しくない! 俺の婚約者には、伯爵令嬢であり気品溢れるこのジャネットこそ相応しいのだ、大人しく身を引くと良い!」

「まあ……」


 何からどう説明したものかと、わたしは首を傾げた。

 サイラス様のお隣には、美しい金髪の巻き毛を垂らしたジャネット様が得意げに佇んでいる。ジャネット様はわたしと眼が合うと、ふんと鼻を鳴らした。


「ローラ様ったら、婚約者だからと随分とサイラス様に付きまとっていたのですってね。サイラス様は大変にご迷惑をされていたのよ」

「まあ、左様ですか……」


 この人たち、どんどん話を進めるなあ。


 わたしがホリデーに働いていたのは事実だし、男爵令嬢なのも事実である。けれど多少の誤解があって、わたしは同時に公爵令嬢だし、特にお金にも困ってはいないのだけれど。

 ホリデーに働いていたのは実家である公爵家の方針だ。貴族令嬢だからといつまでも働かないわけにはいかないのだから、若いうちに働く感覚を身につけろ、ということらしい。たとえ貴族夫人になったとしても、家政を担うのは夫人の役目である。


 公爵位を持っているのは父、男爵位を持っているのは母だ。母が男爵位を持っているのは、いささかお転婆が過ぎる母が親友である王妃殿下とお茶会をしているときに急襲されてデザートナイフ一本で四人の男を叩きのめすという冗談のような功績を認められたからである。

 ちなみに後から話を聞いた父は泡を吹いて倒れた。わたしに対する王妃殿下や王子殿下、王女殿下たちからの期待の視線が痛いので、母にはよくよく反省して貰いたい。


 男爵令嬢として王立学園に入学したのはわたしの希望である。社交に必要な相手とはお茶会で話せば良いし、公爵令嬢だからと同窓生たちに阿られるのも面倒だったのだ。

 それに身分の低い立場というのは、上からでは見えないものもよく見える。相手によってころりと態度を変えるもの、貴族の身分を笠に着て理不尽な要求を通そうとするもの、生まれた立場にあぐらをかいて努力を怠るもの。

 本当に、よく見える。もちろん同じように、上からしか見えないものもあるけれど。


 色々と突っ込みどころが多すぎるけれど、あとは何だっただろうか。そうだ、サイラス様は次期侯爵だなどと自称していたけれど、男爵家の三男坊でしかないサイラス様が何をどうしてとんでもない勘違いをしたのだろう。

 少し考えて、思い至った。もしや彼は、ドルシラお姉様が襲爵のご予定だった侯爵位を貰えるとでも勘違いしているのではないかしら、と。

 そっと、息を吐き出す。胃の腑を撫でられるような気がした。


 思い出す。狂ったように泣き叫ぶドルシラお姉様。夢見るように幸せそうな笑みを浮かべるドルシラお姉様。そして、美しい花々に囲まれて静かに空へと旅立ったドルシラお姉様。

 そっと、息を吐き出す。今度は意識をして、一緒に怒りを吐き出すように。


 ドルシラお姉様はわたしの又従姉だった。侯爵家待望の一人娘で、跡継ぎだった。貴族家に生まれるには優しすぎるお人柄だったのに、将来は女侯爵となるべく必死に努力していた。

 ドルシラお姉様よりも二歳年上のご婚約者であるジャスティン様との仲も非常に良好で、わたしは子どもの頃から二人には可愛がって貰っていて、わたしは二人の結婚式をそれはもう楽しみにしていた。


 全てが狂ったのは四年前、ドルシラお姉様が十八歳で学園を卒業していよいよ結婚準備を進めていたときだった。ジャスティン様が事故で亡くなったのだ。

 それも、ただの事故ではない。ジャスティン様は、前日までの大雨で増水していた川で遊んでいて流された子どもを助けるためにご自分も川に飛び込んだのだ。子どもは助かったけれど、ジャスティン様は助からなかった。

 増水した川が危ないことなど、判り切っていたのに。さんざん大人たちにも注意されていたのに、勝手にお屋敷を抜け出して子どもは遊んでいたのだ。

 あのとき流された子どもは、ジャスティン様の従弟であるサイラス様だった。わたしとサイラス様が十二歳のときだ。


 ここから、事態は複雑化した。

 ドルシラお姉様はジャスティン様を愛していた。それは命を削るように、魂を砕くように愛していた。もちろん、ジャスティン様もドルシラお姉様の愛に応えて、命も魂も捧げるように愛していた。


 ジャスティン様を喪って、ドルシラお姉様は、おかしくなってしまった。

 ご自分の両親も祖父母も判らないくらいに。わたしのことも判らないくらいに。友人たちのことも忘れてしまうくらいに。

 ジャスティン様とサイラス様を、見間違えるくらいに。


 従兄弟であるジャスティン様とサイラス様は、年齢には大きく隔たりがあるものの、周囲が驚くほどよく似ていた。サイラス様の成長が早く、十二歳という年齢にしてはそれなりに背が高かったことも関係あるだろう。

 ドルシラお姉様は、サイラス様をジャスティン様だと思い込んだ。サイラス様をジャスティン様だと思い込んで、彼を愛して、はたと正気に返ったように両親を思い出したのだ。

 実際には、決して正気ではなかったけれど。


 侯爵家としては苦渋の決断だっただろう。何しろサイラス様は、ジャスティン様が亡くなる原因を作った子どもなのだ。

 それでもドルシラお姉様の心を守るためには、ドルシラお姉様の近くにサイラス様を置くしかなかった。それによってサイラス様は、ドルシラお姉様のご婚約者候補になったのだ。実際に婚約するのはサイラス様の資質を見極めてからが良いだろうということで、婚約はされていなかったけれど。


 最初の数年はそれなりに平穏だった。いずれドルシラお姉様のお心が癒えれば良いと、侯爵家はドルシラお姉様を見守った。

 雲行きが怪しくなったのは学園に入学する半年ほど前からだ。恐らく思春期もあったのだろうけれど、サイラス様がドルシラお姉様に寄りつかなくなり、あまつさえ会ったときにはひどく罵倒をするようになったのだ。


 学園に入学してからは新しい刺激に夢中になったのだろう、サイラス様はドルシラお姉様からますます遠のいた。わたしが何度となく諭しても、お声がけをしても、新しいご友人にかまけて話など聞いて貰えなくなった。

 ドルシラお姉様は見る見る窶れていった。家族やわたしをまた忘れるようなことこそなかったけれど、食べ物が喉を通らなくなり気力を失い、医師たちの尽力も虚しく花が萎れるようにあっさりと儚くなったのだ。つい先月のことだった。


 ただでさえ結婚後に何年も経ってからようやく授かった侯爵家の一粒種だ。侯爵ご夫妻は大変にお嘆きになり、失意のあまり領地も爵位も返上してしまった。

 元侯爵位と領地は去年学園を卒業したばかりの第三王子殿下が公爵として賜ることになった。元侯爵夫妻は王家からの温情で一代限りの男爵位を賜り、いまは我が公爵領の片隅で静かに暮らしている。


 元侯爵家とサイラス様の繋がりは、ドルシラお姉様が亡くなった時点で完全に絶たれている。サイラス様の男爵家とサイラス様個人に対して、元侯爵家から拘束期間に見合った謝礼金が支払われているはずだ。よほど散財しなければ、男爵家のご三男であるサイラス様が身の丈にあった生活をする限りそれなりの年月を暮らしていけるだろう。


 サイラス様は、ドルシラお姉様のお葬式にさえ来なかった。


 サイラス様だけが一方的に悪いのではない。頭では判っている。

 サイラス様をドルシラお姉様のご婚約者候補に置いたのは、侯爵家の都合だった。思春期の少年が、心を病んだ六歳も年上の女性を婚約者として扱うことはできなかったのかも知れない。

 けれど、と思う。けれど。


 けれどせめて、ドルシラお姉様にもっと誠実な対応はできなかったのだろうか。何も言わずに突き放すのではなく、あるいは顔を合わせるたびに罵倒するのではなく、穏やかに言葉をかわすことはできなかったのだろうか。

 女性として見ることができなくても、個人として大切にすることはできなかったのだろうか。心を病んでいたって、ドルシラお姉様のお優しさは本物だった。

 そもそも事故とはいえ従兄であるジャスティン様を死に追いやったことに対して、良心の呵責は感じなかったのだろうか。ひと一人の命と引き換えに生きながらえたことに対して、思うところは何もなかったのだろうか。


 あまつさえ自分が侯爵になる気でいるなどというのは理解ができないし、わたしと婚約していると思い込んでいることは輪をかけて意味が判らない。そもそも侯爵家の血を引かないサイラス様に、侯爵位の継承権など最初から存在しないのに。

 きっと最初から、こういう方だったのだろう。何もかも自分の良いように捉えて、自分に都合の良いことしか受け入れず、自分のことしか考えない。恐らくジャスティン様の件だって、自分は何も悪くないと心から思っているに違いない。

 ジャスティン様とサイラス様は、お顔だけは本当によく似ていた。けれどお心根には、天と地ほどの差があったようだ。


 ここまで一気に考えて、わたしは言い返そうとした。口を開こうとして、はたと思った。

 ここで何もかも言い返して事実をお伝えする必要があるだろうか。ドルシラお姉様のことが面白おかしく生徒たちに伝わるのも不愉快だ。


 サイラス様を取り囲む女性たちを眺めた。見る限り、いずれも随分と評判の悪いご令嬢ばかりだった。

 彼女たちはサイラス様と対峙するわたしを愉快げな顔で眺めていた。そういえば、みな覚えのある顔だ。この一年、わたしに繰り返し嫌がらせをしてきたご令嬢たちだった。


 一年生である今年は学級に成績は関係なかったけれど、二年生からは成績順に学級が分かれることになる。次年度からはわたしはサイラス様と学級が分かれて、サイラス様との接点はほとんどなくなるだろう。必然的に、彼女たちとも関わりがなくなるはずだ。

 であれば、このままでも良いのかも知れない。いずれにせよ元侯爵位はすでに王家の管轄で、一介の男爵令息にはもう手が出せない。


「何か誤解があるようですけれど」


 ひとまず最優先で否定するべきことだけを、わたしは口にした。こういった難癖をつけられた場合のための口実も、最初から仕込んである。


「わたくしがサイラス様をお慕いしていた事実は過去にも未来にもなく、わたくしとサイラス様の間にご婚約のお話などただの一度も出たことがありません。わたくしがサイラス様にお声がけをしていたのは、学級での委員活動が同じだったからです。委員のことでご相談をしたくお声がけをしていたのですが、なかなかお話を聞いて頂けず大変に苦労を致しましたわ」


 あら、サイラス様が何かショックを受けたお顔をしていらっしゃる。まさかわたしに好かれているとでも勘違いしていたのかしら。


「そもそもわたくしは別にお慕いするかたがおりますもの」


 言いながら、子どもの頃から親しい第三王子であり新米公爵である青年を思い浮かべた。わたしが十六歳を超えたから、恐らくそろそろ婚約の話が本格化するだろう。

 我が家の父が大変に過保護なために、王家との縁組みを嫌がってごねにごねているのだ。愛する父へのトドメは娘であるわたしが刺してやらねば。


 考えながらわたしは、サイラス様とそのご友人のお取り巻きに対して最後の一言を告げた。


「ですので、皆さまがサイラス様をお慕いするのにわたくしをお気になさる必要はございませんわ。どうぞお気兼ねなく、ご交友をお深めくださいませ」


 にこやかに言い置いて、わたしは浅く礼をした。

 友人たちに視線を向ければ、肩を竦めて出入り口の扉を示した。仕方ない、場を変えて仕切り直しましょう。

 ちなみにローストビーフはきっちり食べられていた。この怒りはどこに向ければ良いのかしら。


 二次会の場所候補を思い浮かべながら踵を返す。ローストビーフが美味しいお店にしよう、と決めた。

 後ろでサイラス様が何事か言っていた気もするけれど、もうわたしの意識には引っかからなかった。


 ひっそりと心の中で呟く。わたしは怒っているのよ。


 そう、わたしは怒っている。もうこれはどちらが良い悪いの問題ではない、わたしの感情の話だ。

 ずっとずっと怒っている。ジャスティン様をサイラス様に殺されたあの日から。ドルシラお姉様を壊されたあの日から。ずっとずっと、ずっと怒っている。サイラス様がドルシラお姉様を厭うようになってからは、さらにもっと怒っている。

 あまつさえサイラス様は、ドルシラお姉様が受け継ぐべきであった侯爵位を自分が継ぐなどと勘違いしていたのだ。わたしはたぶん、できれば四年前のあの日の川にもう一度サイラス様を突き落としてやりたいくらい怒っている。


 そして同時にわたしは、わたしに嫌がらせをしてくるようなご令嬢たちに親切にして差し上げるほどお優しい人間ではない。


 だから、そのまま勘違いしていてくれれば良いのだ。誰かに指摘されて笑いものになるまで。あるいは、もっと致命的に大きな問題が起きるまで。


 あの調子では、きっと頭のお悪いご令嬢たちが山ほどサイラス様の元に集まるだろう。きっとその中で何人もの女性と関係を持つだろう。もしかしたら学生の間に妊娠する女性だっているかも知れない。

 そうしたら、きっと、サイラス様の状況はとてもとても悪くなるだろう。今回のような、パーティーでの婚約破棄劇の真似事なんて軽い話だったと思えるくらいに。なんなら痴情のもつれで刺されでもしてくれたら最高だ。


 わたしと仲の良いお友達や重要なお家柄のご令嬢たちには被害がいかないように、さり気なくサイラス様が次期侯爵ではないことを広めなければ。それ以前に、まともに教育を受けているものならば、侯爵家の養子にも入っていないただの男爵令息が次期侯爵だなんて誰も信じはしないだろうけれど。

 こういう話は当人たちの耳には入りづらいものだから、きっとサイラス様とそのご友人たちは問題が表面化するまで事実に気づかないはずだ。気づくまでの期間が長ければ長いほどかく恥は大きく、問題は泥沼化するだろう。


 ドルシラお姉様とジャスティン様を思い浮かべた。上手くいけば今頃は、二人のお子を抱けていたかも知れないのに。

 わたしは怒っている。ずっとずっと怒っている。もしかしたらこれは、憎しみなのかも知れなかった。


 だから、ねえ。わたしは胸の内で呟いた。


 だから、ねえ。

 サイラス様、どうかどうか、地獄に落ちてくださいませ。

珍しく悪役令嬢テンプレです。テンプレ、、テンプレ、、? 婚約破棄をした側が幸せになれないという意味ではテンプレです。ご令嬢の性格がそれなりにお悪い

そもそも悪役令嬢って何を持って悪役令嬢なんだろう。ご令嬢の身分が高かったら?王子の婚約者だったら?婚約破棄されたら?定義ってどこかにあるんですかね

婚約破棄をされたとき、ご令嬢やら周りの人間やらがご丁寧に王子や令息の勘違いを訂正しているのをたまに見るけど、そもそもいきなり婚約破棄をしてくるような相手にご丁寧に時間を使って説明して差し上げる必要があるのか?時間の無駄では、、?という思いつきからできあがりました。お暇潰しにでもどうぞ


【追記20241229】

活動報告を紐付けました! 何かあったら追記するけど前回と前々回は何もなかったので今回も静かなはず

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/799770/blogkey/3383447/

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― 新着の感想 ―
面白かったです。カテ違いというご指摘がありますが、恋愛ジャンルって、主人公の恋愛だけがメインではないのでは?と思ってますよ。ジャスティンとドルシアの相思相愛振りも立派な恋愛であり、物語の軸ではないかと…
私は、こういう終わり方もアリなのではと面白く読ませて頂きました。確かになろうでありがちなコテンパンにするざまぁではないでしょうが、サイラスや彼のご両親のことはかなり評判が落ちるのは明らかですし。 ただ…
だーれも恋話してなくて、むしろ、『復讐』だの、怨敵の『不幸』を願う主人公の『人生』の『一コマ』を切り取ったお話なのだから、投稿ジャンルは、『恋愛』ではなく、『ヒューマンドラマ』であるべきだと個人的に思…
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