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ニート、少女に転生する

「Let’s 異世界転生」 こんなくそださネーミングの薬のコマーシャルを見ていた俺は、絶賛ニートだ。


もちろんニートだから収入源はないし、両親のもとで居候させてもらっている。そして、ずっと漫画を読んだりゲームをしたりしている毎日を送っている。親は、「早く就職しなさい!」とか言ってるけど、ニートの何が悪いんだ!家から追い出さないんだからこのままでいいじゃないかといわれるたびに思っている。


ある日、たまたま「Let’s 異世界転生」 このコマーシャルを見ていた俺は少し興味本位でネットで調べてみた。口コミは・・なし。星の評価マークも回答者・・なし。ちょっと怪しかったが、320円という安値で売っていたため、購入ボタンをポチって見た。




ピンポーン


「すみませーん。Amazonです。」


さすがAmazon。来るのが早いな。と思いながら俺は受け取りに外に出た。


「はーい。」


「ここにサイン又は印鑑をお願いします。」


「分かりました。」


そして俺はハンコを押して受け取った。そのまま自分の部屋に駆け込んだ。




ぱかっ


俺は段ボールを開封した。中に入っているのはちっちゃな箱だった。それも開けてみると緑色の液体の入っているビンと、その薬の取扱説明書だった。


「ええと。なになに。この薬を飲むと異世界に転生します。」


まあ、そのまんまだな。


「飲んだら絶対に元の世界には戻れません!?そして、転生なので、赤ちゃんに生まれて記憶は失います!?どのような人間かはわかりません!?もちろん、性格が変わる可能性はありますし、性別だって変わる可能性があります!?」


こんな恐ろしい薬だったのか・・


でも俺は飲むぞ。どうせ、この世界にいたって俺の存在価値なんてないんだから。




ごくっ


ドクン ドクン ドクン


心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。


バタッ そのまま俺は気絶してしまった。




おギャー おギャー


「ねえねえ、元気な女の子よ」


「あぁ、そうだな。ちゃんと生まれてくれてよかった。」


「ねーねーパパママ。この子が僕の妹になるの?」


「あぁ、そうだぞ。3歳下の妹だぞ。」


「やったぁーーー」


「そうだな、お前はずっと妹が欲しいってぐずっていたからな」


「ぐずってなんかいないもん」


「ふふっ」




そんなこんなで異世界に転生した私はもう13歳。だから、中学校にもかよいはじめたのであった。


「ねーねー、もう中学に上がったから魔力とかスキルとかの検査がもうちょっとであるわね」


「あっ、そっかぁ。貴女はどんなスキルがいい?」


私は、友達に聞いてみた。


「えっとね、やっぱり私は、イケメンにもてる能力が欲しいわね」


「確かにその能力はあったらほしいけど、そんな能力あるのかしら」


「あると考えたほうがいいってル〇イ先生も言ってたじゃない」




     ・・・・・・・・・・・数週間後・・・・・・・・・・・


「それじゃあ、スキル検査のために男子は体育館。女子は保健室に行ってくれ。」


「はーーい」



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