3話 リンネの頼みごと
〜〇〇視点〜と書いていないのはカミーユ視点です。
わかりずらいなと思った時はカミーユ視点と書きます
暗い世界にいた。
あれ?僕は死んだのか?
「やあ」
(やっやあ)
約一年ぶりの再会である。
(僕はまた死んだのか?)
不安そうに質問した。
「死んでないよ。」
リンネは目をニタニタさせてそう言った。
一つ疑問に思ったことを質問した。
(死んでないのに会えるのか?)
「僕は死なないと会えないなんて一度も言ってないはずだよ?」
まあ確かにそんなこと一言も言っていないな。
(でもなんでこんな時に現れたんだ?)
「こんな時だからだよ。君の精神状態が不安定のじゃないと会えないからね。僕もこんなに早く再開すると思っていなかったよ。君に頼みたいことがあるんだ」
(頼みたいこと?)
「クリフが君を転生者じゃないかと疑っている。」
(ッッッッ!?なんでっっ??)
「当たり前じゃないか1歳から人並みに喋れて、魔法を詠唱なしで打てる奴なんて普通いない。
それに転生者は珍しいことじゃない。しかも彼は昔から平凡そうだけど頭がいいし、勘も鋭いからね」
昔から、、、?
二つ確認したいことができた。
(二つ質問していいかな。)
リンネがうんと頷いたので僕は質問をした
「1つ目はなんで僕が魔法を打てるかだ。魔法って習わなくてもできるのか?」
(それは答えられないな。というかその答えは君もわかっているのだろう?)
(まあ)
おそらくこの目だろうと思った。リンネが前回魔法がなんちゃらとか言ってたしな。
「2つ目なんでそんなにクリフのことを知っているんだ?」
そういうとリンネはハッとした目をした。
「ぼっ僕は世界を常に見ているからね」
リンネは明らかに動揺している。こいつ何か隠してる。リンネとクリフは何かしら関わりがある。そんな確信があった。
リンネは平常心を装うように言葉を続けた
「まあ話を元に戻すけど、多分君が次に目が覚めたら、その日、問い詰めてくるだろう。君はクリフに転生者だとバレないようにうまく立ち回ってよ。お願いね」
(バレちゃいけないのか)
「バレると色々不都合なんだ。じゃあ頑張ってね」
そう言うと視界が光に包まれて言った。前回と違うな。まあ死んでないからかな。
「あ、そうだ。もしバレた場合君は10日いないに死んでしまうよ」
なっ!?そういうのはもっと早く言ってよ、、、そう言おうと思ったがもう遅かった。