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☆転生最強乙女☆【休】  作者: 馬の子の犬
7/9

この気持ちは

クラウス良いですね


※文が読みにくい所があります人( ̄ω ̄;)

瑞樹のステータスを見たクラウスさんは石のように固まっている。


(やっぱ全部測定不能って雑だよね)


…注目はそこではないが。


顔の前で手をフリフリしても全く反応がない。

うーむこのままどっか行ってしまおうか


「……だからお前から魔力が溢れ出てたのか」


瑞樹が逃げるルートを探していると先ほどまで固まっていたクラウスさんが言った。どうやら石化が解けたらしい


「ん?何て言いました?」


しかしボソッと言われたので何を言ったのか聞き取れない。


「お前から膨大な魔力があふれでているんだ。何故か分からなかったからステータスを見てみたら…はぁ、つくづくお前すごいよな」


「は?え、何が?魔力?」


何を言われたのかちんぷんかんぷんである


「いいか。よく聞け一回しか言わないからな」


クラウスさんの雰囲気が緊張感をまとった


声を低くして言われたのでそれが伝わり瑞樹は姿勢を正す


こくっと一つ首を横にふる


「今お前からは尋常じゃないほどの魔力が放出されているんだ。その魔力は異常なまでに多い。だから俺はお前が今どんな状態なのかを知るためにステータスを見たんだ。そしたら《測定不能》って書いてある。お前は計りきれないほどの魔力を持ってるということなんだ。それを制御せんと、お前、魔物に喰われるぞ」


『喰われる』という単語に瑞樹の顔が強ばる。喉の奥がひゅっとなるような気がした


「…え?喰われる?何で?魔物?は?」


「魔物に喰われるんだよ。正確に言えば喰われてお前の魔力を根こそぎ吸収して持っていく。魔物は弱肉強食の世界だから他の奴より強くならんといかん、だから魔物たちはお前の強い魔力を自分の体に取り込んで強くなろうとするんだ」


「ち、ちょっと待って。考えさせて」


「ああ、良いだろう」



疑問が多すぎる。

まず自分が魔力をめっさ多く持っているということ。その魔力が外に放出されてること。そしてそれを止めないと魔物に喰われて取り込まれてしまうということ。喰われないようにするにはその魔力を制御せにゃならんということ。


ならば決断はこうだ


「あの、魔力制御するにはどうしたら?」


今はこれを聞くのが妥当だろう。


「それはだな。自分の回りにオーラっぽいやつを思い浮かべてそしたらそれを自分の中に入れるイメージをしろ、そしたらいける」


………無理。


…この人前々から思ってたけど説明適当だね。


「えっと、オーラってどんな色?」


「何でもいい。」


「エェー」


あまりの丸投げに不満の声を漏らす


(まぁ、いいやとりあえずやってみよう。えーと、自分の好きな色は~白が好きだから白でいいか。んで自分の回りにある白いオーラを自分の中に入れる…イメージ…と)



はあぁぁぁぁあぁあ!!!!!!




………想像してやってはみた。

一応、やってみたができている自信がない。


(これでほんとにできてんの?)


「よし押さえれたな。上出来だ」


「マジか今ので出来たん」


「ああできたぞ、逆に放出したかったらその逆を思い浮かべればいい」


いつの間にか世話になっている


瑞樹はここで思った


…今まで自分にここまで話しかけてくれる人や構ってくれる人は居なかったと。


いや、居たはしたが……………。


………………………。


「……ありがとうございます」


瑞樹は感謝を表した。

クラウスさんは色々と適当だ。たが実は優しくて頼れる人だ。



「どうした、らしくない」


「…いや、クラウスって優しいんすねぇー」


瑞樹は笑った。今までここまで良くしてくれた人は今までいなかったから。


クラウスさんにとってこれはなんともない子との会話かもしれないが。


「………そうか」


少しの沈黙のあとクラウスさんは短い返事をした。

その代わりに少し笑ってくれた



と、その時



[グギャアァァアアァアァ!!!!]



森の奥から化け物のような声が聞こえる

声に反応し、びくっ!と体が大きく跳ねた


声の方向から鳥が逃げる様子がうかがえた

奥の方からバキバキと木をなぎ倒す音が聞こえる


状況が理解できずにいる瑞樹は音のする方へ向いた


その時


「おい!シノハラ逃げろ!!」


「え」



そこには…


恐竜のような姿をした大きな生き物がいた


鼻息は荒く、怪物の鋭い目は瑞樹を捉えて放さない

あまりの迫力に背筋がこおり足がすくんだ。少しでも力を抜いてしまうと倒れてしまう


その時怪物は口を開けた


鋭く尖ったが歯によだれをたらしながらこちらに向けて大きな口を開けている。


「おい!こっちにこい!」


(無理)


瑞樹は思った。

もう心は完全に恐怖と言う色に染め上げられている。


怖い!怖い!怖い!怖い!


怪物が近づき瑞樹の体が怪物の口へと運ばれていく

唾液が絡み付き舌が体をガッチリと捕らえられる


口が徐々に閉じていき鋭い歯の隙間から入る光が無くなっていく

クラウスさんが手を伸ばしてくれるが自分の腕の長さでは届かなかった。


ゴクッ




瑞樹は怪物に喰われた。



化け物が現れて喰われるまで約十秒間という短い時間で。


怪物の所の表現エロイっ( ゜ー゜)グヘヘ

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