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☆転生最強乙女☆【休】  作者: 馬の子の犬
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いざ転生!

やっと転生します!


「あるとき天界族と魔族の凄まじい争いが起こりました。事の発端は魔大陸に『魔王』が生まれたという知らせ。絶大な闇の魔力を持つ魔王に天界族の天使達はその力に恐れをなしました」


おねいさんが語り口調へと切り替わり瑞樹はその言葉にうんうんと相づちを打つ


「そしてある時天界の王が言い放ちます!」


『我々天界族は魔王の力に怯え尻尾を巻いた狼のようになってしまった!我々はこれからもその絶大な力に怯えなければならないのか!否!そのようなことはあってはならない!魔王と戦い、我らの平穏を取り戻すのだ!』


「その言葉をきっかけに大戦争へと突入。ある種族は魔王側へ。ある種族は天使側につきました。こうして地上の人間たちをも巻き込む大戦争に突入したのです。闇は光を遮り、光は闇を焼きました」


「大戦争では多くの者が死に絶えこの世を去っていきます。そんなある日。自分達は『勇者』と『賢者』である!と名乗る二人の若い男と女が現れたのです。その二人は天使側につき、強い魔力を持っていたため魔王側はすぐに衰退していきました。そして、二人の勇者と賢者は魔王と戦い魔族を滅ぼそうとします。しかし力が一歩届かず勇者と賢者は戦いに破れ死んでしまうのです」


「ふむふむ」


「一方二人の戦いに勝った魔王ですが傷を深く負っていたため魔王は傷を癒すために深い眠りにつきます。そして多くの魔力を残していった魔王は眠っている間にその魔力によってあらゆる魔物を生み出したのです。ある時魔王が長い眠りから覚めてその姿を現します。人間の成人に近い姿となります眠る前の魔王は子供の容姿でした。深く長い眠りから目覚めた魔王は力をさらに強めていたのです。そして勇者の力をあまり受けないように魔王は4分割になりそれぞれに人格が表れます。人間達は恐れました。またあの恐怖に怯えなければならないのか。またあの悲惨な惨劇を繰り返すのか、と。」


「しかし、五大陸ある中の火の大陸に勇者と賢者の生まれ変わりとされる子供が産まれたのです。またその子らも力を増していました。

勇者と賢者に魔王の討伐を任せることにしました」


「そして本編はこの二人と仲間達を操作することになります。あっ、ちなみに大陸は五つあって『緑の国』『火の国』『水の国』『魔の国』『天の国』とあります」


「あ、それ知ってます!調べて紹介動画見てみたけどどの国も綺麗っすよねぇ」



「はい。そこがSOUL伝記の良いところですね」


ちなみに全ての国が地上にあるのではなく天の国はそのまんまの意味で空の上にある


「そしてその二人と接触すれば仲間になることだってできるかもしれないですね。」


「いやぁ自分。英雄とか興味無いんでいいすわ。」


「英雄になりたくはないのですか?」


「そ~すねぇ。性に合わないんで」


「そうですか。残念です。」


な、何故に。そんなしょぼんとしないでよ。


「瑞樹さんならお似合いと思ったのですが」


「や、やらねったらやらね!」


「そうですか。」


しょぼんとすんなぁぁあ!


「さ、ささっ!おねいさんっ!次はどんな話をしてくれるんすか?」


「えぇーとそうですね。…あっ!そうだ!瑞樹さんは勇者達の名前やその特徴などいった方がいいですか?」


話をそらすことに成功!というか絶対気を使ってくれている。

しかもしょぼんとしてる。まぁ、コレモコレデカワイラシイ


でも表面上は出さぬ。決してな。

フハハハハ


「んんーそーっすねー、自分そういうものは自分で探したい主義の人なんで」



「そうですかぁ。えぇと、では次にHPとMPについてご説明させていただきますね」



「HPとMPは分かりやすく言うと、HPは体力。これがゼロになってしまうと死んでしまいます。そしてMP。これは魔力を扱う上で重要な役割です。MPが無くなったらもう魔力は使えません。そしてこのMPには個人差があります。生まれたときにその器は決まっていて、MPが少ないと少しの魔力しか扱えません。そのような子はSOUL伝記の中でも落ちこぼれになってしまうんです。」


「生まれつきMPの量が決まるんすね。でも少なくて落ちこぼれになるのは嫌っすね」


「そうですね。その中でも兄弟の中で、とかだったら私は耐えられません」


自分も無理だわ。確実に耐えられそうにない


「次は属性の話をして良いでしょうか?」


「あ、はい!お願いします」


「属性についてですが、種類は全部で12種類あります。火・地・水・光・闇・雷・風の主な7種類の属性があって稀に持っている人がいる鉄・氷・毒・灰・時の5種類があるんすよね。それらの属性は稀少なため大切に扱われるんです。」


「大切に、ですか。でも稀少だったら戦力には使われますよね?」


「そうですね、大切に育てられた上で教育され戦力として使われますよね。」


うへー。えげつねぇ


「しかし十二種類もあるからと言って全部使えるわけでもなく一人基本的二種類まで稀に三種類の魔法が使える人が居るくらいなのです」


「すっくな!!!」


「はいそうですね。SOUL伝記は勇者一行のパーティーを上手く使って魔王を倒すゲームとなっていてやりこみ要素が沢山でしたよ。もし隠し部屋などがあったら行かれると良いですよ」


「色々とお世話になりました!ありがとうございます!!」




「では、いまから転生をされますか?」


ついに来た。 


「はい!おなしゃす!」


「では瑞樹さんは転生されるにおいて四つの願いをなんでも叶えることができます」


「…マジっすか、なんでも?」


「はいなんでもです。」


四つも願いを叶えてくれるってどんだけ特別なんだよここ。

四つかぁー四つねぇ。

とりあえず怪我はしたくないからなぁ。

SOUL伝記で事故りたくないし…。


ウ~ン。

………………………………………………………。。。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1つ目《MP・HP無限》

2つ目《物理攻撃・魔法攻撃無効》

3つ目《蘇生能力保持(血無し)》

四つ目《全属性保持》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


瑞樹は考えた末にこのようなお願いを出した。

いやぁこれ最強だわ。

死ぬ心配なし!

怪我しないし!

死体あっても生き返らせれる!

全部属性魔法使えるし!

最強じゃん!!!


「分かりました。ではSOUL伝記の世界に転生を開始します!」


瑞樹の下に水色の陣が浮かび上がる


「今から篠原瑞樹さん、転生の儀を始めます!」


どうやらこの陣で転生するようだ

すると辺りからどこからともなく風が吹いてきた


「あっ!おねいさん!」


「はい何でしょうか!」


「またねぇ!!!!」


そしてその言葉を受け取ったおねいさんは笑った。


「はい。また会いましょうね!では!」


瑞樹は初めて心から笑顔を向ける

心からの笑顔はこれが初めてであった


足元の陣が輝き出す。


「行ってらっしゃい!SOUL伝記の世界へ!」


突如意識が白く塗りつぶされた

さて、行きましょうか!

SOUL伝記の世界はどのような感じかな?

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