二章・主要人物紹介
カイル・亜人族―有翼族・16歳
火の属性と莫大な魔力の力押しで戦う本作の主人公。
能天気、バカ、考えなしとはこの男の為の言葉。
主人公なのにおいしいところは全部リュウセイに持っていかれたダメな子。
ダンゾウとの戦いで新たな力に目覚め、鳥人間のような姿になった。
二章の最後でシュウにキスされた。
~二章決め台詞~
『苦しんでる仲間がいたら助けるのが仲間だろ!! !!』
『リュウセイが……信じてるからだ』
『俺と、あいつらは、もう仲間なんだ!! 命を懸ける理由なんて、それで十分なんだよぉっ! !!!!!!!!!!』
リュウセイ・亜人族―有翼族・16歳
雷の属性と巧みな刀術を操る少年。
今章のおいしいところを兄貴から全てもらった。
口が悪く、目付きが悪い、悪ぶった弟キャラだったのが、ゲンスイ譲りのスミレフェチであることが発覚。
譲りというか洗脳に近い。
スミレが子供っぽくないとじんましんがでる。
ストーカーもかくや、というレベルでスミレのことを熟知しており、正直キモい。
ウィルとの戦いで新たな力に目覚め、竜人族の顔が人間に翼を足したような姿になった。
~二章決め台詞~
『俺達は、自分の信念を裏切らねぇようにするだけだ』
『流れ星にでも願ってな』
『どういたしまして』
『諦めなきゃ、絶望しなけりゃ、案外出来ねぇことなんて……ねぇんだよ』
マリン&フィーナ・亜人族―不明・19歳
他人をからかうのが大好きなお騒がせな二人。
説明部分が同じなのは似たようなこと考えるのがめんど……双子だから。
男勝りな姉御肌。
ギャグシーンになるとよく人を吹き飛ばす。
妖精族を仲間に引き込んだのもこの二人。
~二章決め台詞~
『『一緒に……戦いましょう?』』
『『生き残るのは……勝つのはあたし達の方よ!!! 』』
『でも、それが、二人なら?』
『出来ないことも、出来ちゃうかもね』
ユナ・18歳
稀有な闇属性を操る少女。
誰かを探しているようだがまだ明らかになっていない。
実はメッチャ強かった。
魔力はなくても体術とかそんなもんがヤバイ。
スミレの目から見ても達人レベルらしい。
その設定が出るまで本当に長かった。
実はカイル達を信用していない?
ハクシャクに狙われている?
秘密はまだ多そうだ。
~二章決め台詞~
『誰にも……頼れない戦いは……っ…辛いですよね ……!!!』
『あなたには……素敵な仲間がたくさんいるんですから』
『わたしが戦えないなんて……何時からそんな風に思っていたんですか?』
ジャック・ドンドン ・小人族・18歳
巨乳大好きな少年。
今章でその由来が明らかになった。
毎日毎日巨乳美少女に抱きつきやがってコラ。
こほん。
アイリーンの死を乗り越えて反乱軍に入ることを決意。
エレナを何とか更正させようとするもそれは叶わなかった。
反乱軍がメインの今章において、いいポジショニングをしていた人物だ。
~二章決め台詞~
『やから……ワイは……親父の言いなりにはならん !!!』
『お前のことが好きやからに…………決まってるやろぉ…………………っ!!!!』
『大好きやで……!!!!』
スミレ・人族・11歳
今章のメイン人物。
ユナと同じ稀有な闇属性を操り、【未来予知】を行使する。
絶望に囚われ、戦うことを諦めていたが、リュウセイとユナに感化され、立ち上がる。
本作に多数登場するロリキャラの一人。
しかも最終的にはツインテールになるという非常に作者得なキャラ。
気分が高まると子供っぽく喋るのもポイントが高い。
双葉流を操る。意外と強かった。
現反乱軍〝カルミア〟の総大将。
~二章決め台詞~
『私の……自由の為に』
『私も一緒に、これからの〝未来〟を皆と一緒に生きていたい!!!!!!!!!』
『立ち上がりなさい!!!!!!
未来は自分達の手で切り開くのよ!!!!』
エル・ロットー ・森精族・17歳
男の娘。
限りなく女に近い男の子。
『~のです』『~なのです』が語尾によく付く。
地属性で魔具職人。
二年前にジャックに魔具作りを教わったので腕は確か。
クレアによく遊ばれる。
森で過ごしていたころはパックとよく遊んでいた。
森精族の特徴として耳が長い、魔力が多い、筋力がない。
反乱軍〝カルミア〟の魔具職人部隊隊長。
~二章決め台詞~
『ぼくは男なのですっ!!!』
『それだけで……ぼくは嬉しいのです』
『ありきたりな……言葉なんですけど……本当に……ありがとうございましたぁ……!!』
バスコ=ルーズ=ディアス・竜人族・62歳
青いトサカ付きの蜥蜴が二足歩行している感じ。
鱗硬い、筋肉ヤバイ。脳筋?
意外とバカだったりする。
酒に弱い。
火属性。
“爆竜”のディアスと呼ばれていた。
昔の反乱軍幹部の中で唯一変態属性じゃなかった苦労人。
火とか吹ける。
反乱軍〝カルミア〟戦闘部隊隊長。
~二章決め台詞~
『ここで戦わねば、俺は俺ではいられなくなる…… !!!
故に俺はっ!!!ここで戦う!!!!』
クレア・エムプーサ ・淫魔族・112歳
変態。
BL趣味がある。キレイな男の子やショタが好き。
つまりはエルやジャック。
淫魔族の特性として老けない。
その為にはジャックやエルを愛でる必要がある。
フェロモンを自在に操れる。
デカメロンを二つ持っている。
薬学技術に優れている。
反乱軍〝カルミア〟治療部隊隊長。
~二章決め台詞~
『舐めてかじってペロペロして甘噛みしてクンカクンカしてスーハースーハーあぁ、ジャック君のにほひぃぃぃ!!!』
ザフラ=アルファロメオ・巨人族・42歳
カッコいいオカマ様。
男色趣味はあるもののあまり表に出さなかったお人。
右腕がおどろおどろしいモンスターの鎌になっている。
地属性。
身長は三メートルくらい。
悩み相談に親身になったりと部下達からの信頼も厚い。
反乱軍〝カルミア〟補給部隊隊長。
~二章決め台詞~
『ワタシは無力だけれど、こうやって抱き締めるくらいはしてあげる』
『大丈夫……痛いのは……初めだけだから』
サテラ・エレオノーラ・フェアリー ・妖精族・27歳
妖精族の女王様。
女王様口調で話すことも出来るが化けの皮は一瞬で剥がれた。
軽い口調でかなりフレンドリー。
妖精族の未来を憂い、自由を取り戻すため、反乱軍についた。
没個性なため、あんまり喋らなかったという事情は闇のなかに葬られた。
反乱軍〝カルミア〟総大将補佐。
~二章決め台詞~
『森で再び自由に暮らす為なら……何度だって立ち上がってやる』
『女王として命じる!!!
反乱軍を……全力で援護しろ!!!!』
パック・ルーテル・フェニア ・妖精族・17歳
サテラの側近にしてエルの幼馴染み。
戦闘の天才であるが、ザフラ達の強さにちょっと引いた。
よく女王様に足蹴にされている。
一応妖精族の中では一番強い。
反乱軍〝カルミア〟諜報部隊隊長。
~二章決め台詞~
『お疲れさんエル。
後はオレっち達に任せな!!!』
スケイル・人族・25歳
ディアスの部下。まぁ、そこそこ強い。
スミレに切られかけた。
反乱軍〝カルミア〟戦闘部隊一般兵。
アイリーン・フェニキア・オストラシズム・人族・享年19歳
巨乳っ!!
昔はどこかの国の貴族だったが、帝王に潰され、実験場に捕らえられた。
ジャックを男にするためにあてがわれたが、ジャックの知識が皆無すぎてあぼん。
純粋なジャックに母性が疼き、恋が芽生える……!!
ジャックの父グロックの手によって殺されてしまう。
~二章決め台詞~
『そんな空っぽの魂では……何百年かかろうと…… 〝遥かなる魔具の高み〟へなど行けはしない!!!!』
『奇遇だな……私も……お前が大好きだ』
ダンゾウ・ハチスカ ・亜人族―毒人・享年39歳・第八部隊長
顔をターバンで隠してるシャイな人。
無感情で抑揚のない喋りが特徴。
【毒焔】を使い、カイル達をとても苦しめた。
目的の為には非情なこともホイホイやってのける。
多彩な魔具を操り、多種多様な戦術を得意とする。
改造により、【擬態】の【能力】を得た。
最期はカイルのビックバンで蒸発。
~二章決め台詞~
『スミレは帝国軍の所有する人間。
その全ては帝国へ帰属』
『これで、終わりだ。
苦しみ、もがき、己の無力さを嘆きながらここで死ぬがいい』
『仮初めの希望はここで終幕』
ウィル・人族・享年26歳・第九部隊長
トイフェルによって与えられた罰により、モンスター合成の実験体となる。
【硬化】と【身体強化】の【能力】を持つ、ガルガードルとオニマジロを合成された。
それにより、理性を失い。
グァァ、とかガァァ、とかしか喋れなくなったマジキチな人。
エレナ・ドンドン ・小人族・14歳
ジャックの妹。
小人族の至上命題である〝遥かなる魔具の高み〟へ行くためにはどんな手段もいとわない。
グロック亡き後、小人族の里一番の技術者。
実質的な族長でもある。
現在は非人道的な人間改造による魔具の製造にご執心。
~二章決め台詞~
『ウチらはどんな手段を使おうと!
どんだけ人を殺そうと!!
〝遥かなる魔具の高み〟を目指し続ける種族や!』
グロック・ドンドン ・小人族・享年43歳
ジャックの父親。
アイリーンをジャックにあてがおうとして失敗。
ジャックのことを子供だと思っていない。
アイリーンに返り討ちに合って死亡。
シュウ
風属性の魔法を使う片翼の青年。
修道服を愛用し、眼鏡を着用。
マリアに言わせればチート。
マリアに言わせなくてもチート。
神影、マリアと共に何らかの目的を持って行動しているようだ。
カイルにキスした。
マリア
白い。
とにかく白い幼女。
服も髪も目も真っ白。
老成した喋り方+現代日本の言葉使いを操るロリババア。
神影に教わったクカカカ、という笑い方が気に入っている。
神影
不健康そうな男。
詳細はこしあん監修の短篇『地の文読んでますっ!』を見ること。
神影君の昔話があります。
どもどもこしあんです。
今回はユナはいません(* ̄ー ̄)
期待外れですいませんねぇ。
まっ、今回はですね、しっかりとした考察ということで、不肖こしあん、精一杯頑張ります!
第二章、本気で辛かったです。
こんなに長くなるとは思ってませんでした。
シリアスの多さにビックリです(((((((・・;)
この第二章のメインとなる筋、つまり僕が意識して書いたのはスミレちゃんです。
二章は絶望に囚われた彼女を救う話でした。
何度も何度も過去に戻って……
というのはよくある切り口ですよね。
それも一応考えたんですけど、それをやろうと思ったらそれを軸に添えて考えた方がいいだろう、と思ったんですよ。
一章で終わらせていい重さじゃないと思いましたね、ええ。
スミレちゃんの場合は何度も何度も絶望の“未来”を見る、というものでした。
迫る現実に変えられない“未来”に追い詰められるスミレちゃん。
どんな方法をとっても仲間を救おうとした彼女にはもう頭が上がりません。
心を押し殺し、諦めていた彼女に差し込む流れ星……!!
きゃー、きゃー、きゃー!!
胸アツです!!!
そしてですね、スミレちゃんの絶望を引っ張ったからこそ、それを希望に変えるのに苦労しました。
『流れ星にでも祈ってな』
これはプロットの段階から決まっていた台詞です。
そういえば二章でリュウセイの名前の由来が出ましたね。
はい、全てを切り裂く斬撃の軌跡です。
ですが、その台詞でも心を開かないスミレちゃん。
その頑固な意思を溶かしたのはユナでした。
同じ境遇であるが故に、スミレちゃんの望むことを言い当てたユナは見事スミレちゃんの心を開かせました。
……上手く伝わってるかなぁ。
それと今回は裏テーマ、というものも意識してみました。
そう、この話を通じて読者様に伝えたいこと、です。
それは先程と同様にスミレちゃんを通じて書かせていただきました。
無理だ、絶対出来ない。
そう思っていても実は本当に出来ないことはない。
だから諦めるな。
諦めずに、戦え。
何か壁にぶち当たってる人がこの章を呼んで、少しでも頑張ろう、という気になったら、それは僕にとって無上の喜びです。
えー、次回の更新は二週間後、となります。
頑張って書き溜めます。
そして『地の文読んでますっ!?』もよろしくお願いします。
それでは今回はこのあたりで。
次章、絶対強者との邂逅
お楽しみにっ!