第三十六話―帝国実験場の現実
「小人族の魔具製作の開祖、稀代の天才やった〝ドンドン〟の言葉にこんなもんがある。
『魔具は己の魂を体現するもんや。
中途半端な気持ちで打とうとするな。
作ろうとするな。
己の血肉、心血、魔力の全てを注ぎ込め。
そして目指せ。遥かなる魔具の高みへ』
この言葉は、小人族の至上目的みたいに扱われてる。
『遥かなる魔具の高みへ』
耳にタコ出来るくらい聞かされた。
遥かなる魔具の高みへ、遥かなる魔具の高みへ、遥かなる魔具の高みへ……
何回も何回も、洗脳するようにな。実際にそのつもりやったんやと思う。
何世代も繰り返される魔具職人の歴史のどっかで、歪んでもうたんやと思う。
『遥かなる魔具の高みへ』これは……
〝どんなことをしても最強の魔具を作り出せ〟
って言う風に解釈された。
帝国に与するようになってからその傾向は一気に酷くなっていった。魔具を作るためにありとあらゆる実験をしたり、その素体に人間を使ったり、モンスターを使ったり……な。
気付いてると思うけど〝ドンドン〟はワイの遠い先祖にあたる。
そんで〝ドンドン〟の名は代々小人族の族長に受け継がれてきた。
つまりワイは族長のせがれにあたるねん。
やからやろうな、ドンドンの台詞は死ぬほど聞かされたわ。なまじワイに才能もあったからそれは余計に加速してった……
別にドンドンを言い訳にするつもりはない。
でもまぁ、あるとき親父に言われてん。
『二つの【能力】を魔具に乗せる方法を考えてみい』ってな。
んで、ワイは考えた。一族の期待に応えようと、ドンドンの遺志を継ごうと……な。
その結果、一つの素案が出来た。
ある一種類のモンスターと別の一種類のモンスターを合成させて新たなモンスターを作る。
したらそいつは二つの【能力】を合わせた新たなモンスターになり、それで魔具を作ればええってな。
そしてその案の隅にはこんなことも書いてしまってん。
殴り書きで読めるかどうかも分からん文字で
人間にも適用できるかも?
ってな。その結果がこのザマや。実験は開始されてもうた。どっかのめざといやつがワイの素案を見つけて、殴り書きを見つけて、試してみたくなったんやろ。
上の廃棄場も見てきた。
あいつら、モンスターと人体を結合させることで人間に、人工的に【能力】をつけようとしとる。
ただ、やり方は間違ってる。
ワイは一年くらい前に魔具に二つの【能力】を乗せることに成功した。まず基盤となる魔具を作ってその中に別のモンスターの神経繊維を丁寧に編み込んでいく。
その繊維でついでに術式も書く。こうやってワイは二つの【能力】を魔具に乗せた。
モンスターの【能力】はどの部位にも宿ってる。
やから神経繊維だけでも【能力】は発動する。
普通にくっつけたんじゃ絶対に成功なんかしやんかった。なんでやと思う?
それはな、拒否反応が起こったからや。
ワイは初め神経繊維なんか使わんと甲殻とか皮膚同士とかを繋げて魔具を作ってみた。
ただそれやと、拒否反応を起こすねん。
モンスターの素材に宿る魔力の残りカスが別のモンスターの残りカスとぶつかり合って拒否反応を起こす。
つまり魔具の中で魔法を打ち合ってるようなもんやねん。
結果爆発したり、脆くなったり、高熱を持ったりと色々問題が起こった。それを無くすことを目的にワイは研究した。
それでな、問題は接合部にあるってことが分かってん。
異なる二種のモンスターを繋げる接合部。そこがまさに魔法合戦の主戦場になっててダメになる原因やった。元が強いモンスターほど、その拒否反応は大きくなる。
それで編み出したんが神経繊維を魔具全体に編み込むってことや。
全体に神経繊維を入れることによって、今までのデカイ一つの主戦場やなく、全体に戦場を分散させたって感じになる。
結果、入れた当初は全体に熱を帯びるけど、一端魔力が馴染めば普通の魔具と変わらんようになったわ。
んで、ここからがザフラにやった治療についての説明や。
まずリュウセイにザフラの腕を切り落としてもらったんは結合部が密接に結び付いてたからやねん。
どこの誰がやったかは知らんけど、そらもうごっつ丁寧に神経と神経が結ばれとった。
やからそこで激しい拒否反応が起こってザフラの身体を蝕んどってん。
一端それを切り落として無理矢理に拒否反応を終わらせる。
それがリュウセイにやってもらったことや。
そこからワイがやったことは魔具の時と一緒で戦場の分散、拒否反応の一点化を防いでん。
つまり、切られたモンスターから神経繊維を引きずり出して、より身体の深いところまで接合範囲を広げた。
具体的には右の上半身全部が接合範囲やと思ってくれたらええ。拒否反応の範囲を広げたことで、ザフラにかかる拒否反応を出来るだけ軽くしたんや。
後は……ザフラの生命力に懸けるしかない。
分散させた拒否反応に耐えきられへんかったら……ザフラは……」
最後に少し言葉を濁してジャックは治療の説明を終えた。
既にザフラに対する処置はすんでおり、彼は空き部屋の一つで寝かされている。額には大粒の汗が光り、右腕の鎌が怪しい光を放っていた。
「ザフラの気力次第……か。だったら私はここにいた方が良いわね。フェロモンでザフラのサポートが出来るし」
「そやな。ただ無理はするなよ?」
「大丈夫よ。エルちゃんが居てくれるもの」
「え? ぼくですか?」
「えぇ、エルちゃんが私の傍に居てくれたら頑張れるわ(エルちゃんが私の玩具になってくれたら興奮して興奮して一撤二撤もなんのそので頑張れるわ……ふふふふふふ)……じゅるり」
「な、何だか危ない気がするのです……。
でも……それでザフラさんが助かるならぼくは何でもするのですっ!」
「なら、我々は外に出ておこう。何かあったら呼んでくれ。
ドアの外に部下を置いておく。好きに使ってくれ」
「ありがとうディアス」
部屋にいたクレアとエル以外の面々は外に出た。
全員、ジャックの治療に立ち会い、夜を徹したその作業に付き合っていたので疲れが身体中からにじみ出ている。
部屋の前で悶々としている訳にもいかないので、とりあえず全員でリビングに向かうことにした。
ディアスが擦れ違った部下にザフラの警備を命じる。
「ねぇ、ジャックさん」
「どうした? ユナちゃん」
「元のモンスターが強くてその魔力の残滓が大きいほど拒否反応も大きいんですよね?」
「あぁ、そやで?」
「じゃあ……ザフラさんの腕のモンスターって……どれくらいの強さのモンスター何ですか?」
「……あれはモンスターの中でも昆虫系最強と謳われるやつの……【絶縁の刃】の【能力】を持つ蟲皇・アガレアレプトのもんや」
ユナの質問に、ジャックは一瞬躊躇った後答えた。
ジャックは優秀な魔具職人だ。
あらゆるモンスターの素材を見たことがあるし、扱ったこともある。
ゆえに一目見て分かった。ザフラの腕となっていたものが……予想を遥かに越える強大なモンスターだと。
それが分かってしまったからこそ、ジャックは答えるのを躊躇ったのだ。
「何だと……!?」
「ハッ! おいおい、随分と大層な名前が出てきたじゃねぇか」
「ザフラって人……大丈夫なの?」
ディアス、リュウセイ、マリンが三者三様の反応を見せる。他のメンバーも口にはださないものの、不安や驚きの表情を浮かべている。
「……分からん。でも、ワイは……信じたい。
あいつが生き残ることを」
ジャックの言葉で沈黙が訪れる。
廊下に足音が反響する。
無言の圧力の中、足音だけがやけに大きく聞こえた。
バラバラに鳴る足音はリビングに到着するまで続いた。
夜を越えた作業で疲れたせいもあり、リビングに入った途端、すぐに皆、楽な姿勢を取った。
ソファーにはフィーナとマリンが横になり、ディアスやリュウセイは壁に凭れて座り、カイルとユナとジャックはそれぞれカーペットに大の字、正座、胡座である。
会話はしばらく無い。同時に動きも無かった。
時計の音だけがカチコチカチコチと動き続けている。
「俺達……仲間を集めにここに来たんだよな」
長い沈黙の後、カイルは誰に言うでもなく。空中に向けて言葉を発した。
「まだ俺達……何にもしてねーや」
「じゃあ……あんたは何がしたいのよ」
「帝王を倒したい」
「それは最終目的でしょ。今よ、今。今、あんたは何がしたいのよ」
「……分かんねぇ」
「ちょっとは考えてものを言いなさいよ……」
「仲間を集めなきゃいけない。
でも一杯いると思ってたジャックの仲間も、実は百人くらいしかいなかった。
そんで今、その内の一人はヤバイ状況で、もう一人は帝国に捕まってる……。
この場所から出ようと思っても出られない。出方も分からねぇ。俺はこんだけしか知らねー」
「わたしだって同じですよ。まだ入って三日も経ってないんです」
「だからだ。……ディアス、俺達に教えてくれ」
「何を……だ?」
「今ここで起こってる事を、現実を。全部。
話してくれたら……考えるから………
ジャックが」
「おいコラ。真面目な話やないんか。
なんでいきなりワイに振るねん」
「じゃあリュウセイが考える」
「ハッ! 何も変わんねぇじゃねーか。お前が考えやがれバカイル」
「いや、俺が考えるより他のやつが考えた方が良くねーか?」
「確かにそうだけど、それを何でそれを今このタイミングで言うのかしらねー……」
「ほーんと、シリアスな空気が台無し」
「流石カイルさんですね」
「それ誉めてんのか?」
「誉めてません」
皆、所定の位置から微動だにせず、口だけを僅かに動かして会話をする。少々気だるげだが、口元には微かに笑みが浮かんでいた。
「君らは……反乱者なのか?」
「あー、そういや言うてなかったな。今、ワイら六人で帝国を倒そうとしてるねん」
「六人で……!?」
「ハッ! それじゃ無理だからお前らに仲間になってもらおうと思ってたんだよ」
「結果は失敗かもね。人数が少ないもの」
「だから話を聞こーぜって言ったんだよ」
「でも考えるのはカイルさんじゃ無いんですよね?」
「……まぁな」
ディアスは驚いた表情を見せた後、何かを考えるように目を閉じた。カイル達が気だるげに言い合っているのを流し聞き、そして、目をゆっくりと開けた。
「この帝国実験場には、現在約十万人が収容されている。この中には反乱を起こした者が約三万、〝許されざる種族〟が約五万、自分から入ってきたもの、犯罪で捕まったものが約二万だ」
「そんなにいるのか……」
「我々も当初は五千人近くいたのだが、囚われたスミレを助けようとした者、スミレを脅す為の道具とされた者、病に侵された者が減り、現在の人数となった。
仲間を集めようと思うならこの実験場の元反乱者に声を掛けるといい。〝許されざる種族〟も話を聞いてくれるところがあるだろう」
「待って、確かに人数はそれで確保出来るかもしれない。
でもその人達があたし達を裏切る可能性は?
それ以前にこの実験場からはどうやって脱出すればいいの?」
「裏切りは俺にはどうとも言えん。
だが脱出する方法はある。この実験場には東西南北四つの管制塔と中心に位置する実験塔がある。
五つの建物全てに結界を制御する魔具が置いてあり、それを全て壊せば、結界は壊れるらしい。
もしくは部隊長の証となる番号の付いた簡易な魔具、それを持っていれば任意の範囲で結界を壊さずとも、通り抜けられると聞いたことがある」
「情報が不確かね……でも信じてみる価値はありそう」
「それから現在のこの実験場の状況だが、まずこの実験場を取り仕切っているのが第八部隊長ダンゾウ・ハチスカ。
奴にはこの街に入ったことはバレているだろう」
「スミレちゃんの【能力】が使われたらこの場所も危ないんじゃ無いんですか?」
「いや、定期的に移動すれば大丈夫だろう。
この状況では、スミレは結果しか知ることが出来ない。
俺達を見つけた未来を見たとしても、それはその時俺達がそこにいたと言うだけで逃げ回ってる過程までは分からない。
そして、この実験場では先程ジャックが言ったように人とモンスターとの合成実験が盛んに行われている。
あぁ、前回の部隊長会議で罰を受けたウィルもここにいる。
何でも奴も実験の素体となるらしい。
あとは……俺達の環境だが……飯は配給の朝夕二回。量は少なく、残飯に近いものだ。
風呂もないし、掃除もされないから衛生環境は劣悪だ。
病気は蔓延しているし、精神的にもいい場所とは言えない。
そして実験がある時、奴等は気まぐれに現れ、無理矢理中央の実験塔に連れていかれる。
連れていかれれば殆ど帰って来ることはない……とりあえずはこれが帝国実験場の現状という奴だ」
ディアスは語り終える。
そしてカイル以外の人間はようやく理解する。
入って三日目にして帝国実験場の現状を、現実を。
牢獄よりもさらに酷い環境でディアス達は生きてきたのだと。
「よし……じゃあ俺たちはダンゾウを倒せばいいんだな」
なんと、ディアスの話が終わって一番先に口を開いたのはカイルだった。
考えないと言った割りに考えていたのだろうか。
いや、彼に限ってそれはない。
きっとこの実験場を取り仕切っているのが第八部隊長ダンゾウ・ハチスカと聞いてすぐに結論を出したのだろう。
「テメーの頭は飾りか? 飾りだろうな。
どーせ偉いのを倒せば何とかなるとか思ってんだろ。
この単細胞能無しバカイルが」
「何だよ、ダメだって言うのかよ」
「最終的にはそれが目的となるだろうが……少なくとも今やることではないな」
ディアスからも駄目出しを食らうカイル。少し気まずそうだ。
「まぁ、話が分かっただけでも良しとしようや。
ワイはもう疲れてあんま頭動かん……悪いけどちょっと寝かせてくれ……」
「そうね……何だかんだ言って徹夜だし、ここは一旦置いといて休みましょう。
少し休んで……各自これからどうするか考えて、次集まった時に話し合うっていうのでどうかしら?」
「異議なーし」
「分かりました」
「りょーかいよー」
「それが妥当だな」
「分かったー」
その問答と共にカイル、ジャック、リュウセイはその場で眠りについた。
ジャックは横向きに倒れ、リュウセイは壁に凭れたままだ。
女性陣は各々の部屋に戻り、睡眠を取る。
ディアスは戻ろうか迷ったが、ザフラに何かあれば、ここが一番見つけやすいだろうと考え、リュウセイと同じように壁に凭れた形で寝ることにしたのだった。
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そうして全員が寝静まった頃、飛空挺から地上へと出ていく人影があった。薄ぼんやりとした輪郭からは男なのか女なのかすら分からない。
だが、見るものが見ればすぐに分かっただろう。
何せ見えづらくなっているのは彼女が使う闇属性のせいなのだから……
――うっ……! 酷い臭いです……こんなところで……ディアスさん達は暮らしていたんですか……。
早くわたしの用事を終わらせましょう。
あの後、反乱軍の方に聞いた話から考えるに、皆さんが居るとしたら南の方だと分かりました。
マリンさんたちが完全に寝てしまっている今しか行動のチャンスは無いんです。速やかに行動しなければ……
無駄足でした……どうやらここには捕まっていないようです……。可能性はあると思っていたんですけど……はぁ……。
「一体……どこにいるんでしょう」
誰も聞いていないのをいいことに呟いてみます。
これはただの愚痴……。わたしの使命、それが達成出来ないことに対しての愚痴なんです……。
暗い気分のまま、飛空挺に戻ります。
もちろん闇属性で姿を隠してです。いつもより薄くまとわせているので輪郭がぼやける程度ですが……まぁ、夜なら十分なんですけどね。
誰にも見付からないようにしないといけません。
こんな夜中に出歩いてるのを見つかったら……上手く誤魔化せる自信はありません。
絶対にないですよねぇ……わざわざ皆さんが寝静まった頃合いを見かけて外出する理由なんて……。
はぁ……お風呂入りたいです。
臭いが少しついちゃったんですよねぇ……。
そんな益体もないことを考えているとまさに恐れていたことが起こってしまいました。
「誰かいるの?」
っ! この声はフィーナさん! ……かマリンさん!
マズイです! 今わたしは廊下を歩いていますが、フィーナさんかマリンさんの姿はまだ見えません。
曲がり角にいるのでしょうか。
声は前から聞こえてきます。このままだと見付かってしまうでしょう。
どうしよう、どこか……隠れないと……!
とっさに近くにあった部屋に駆け込みます。
ここは元々食料が置いてあったんですけど、宴会で大量に使ったので現在は空き部屋になっていました。
モンスターの肉が一杯置いてあったので少々臭いますが今はわたしの臭いも打ち消してくれるので好都合です。
かつかつかつかつ……、足音が響いています。
それに比例するようにどくんどくんとわたしの心臓が脈打ち、緊張の汗が流れます。
自分の息遣いと心臓の音でこの部屋がバレてしまうんじゃないかとか考えてしまい、つい手で口を塞いで、胸を押さえます。
どうかそのまま通りすぎますように!!
「この部屋かしら?」
なんっっでそうなるんですかっ!?
フィーナさんかマリンさん、勘がいいにも程がありますよ!? どっどどどどうしたら……か、隠れる場所は……どこか……どこか……―――
――返事がないわね……誰かいると思うんだけどなぁ……さっき歩いてるときに確かに人の気配はしたのよ。
あたしの勘では多分この部屋だと思うんだけど……どうして逃げるような真似をするのかしら?
帝国の奴が入って来たのかしら?
だとしたら、何としても確かめないとね。
ドアノブに手をかけ、ゆっくりと回す。キィィ、と音を立てながらドアは開いた。
そしてそこには……
「誰も……いない?」
ここって確か食料が置いてあった部屋よね?
元々あった家具とかは全部移動させたから隠れられる場所なんてないんだけど……一応探してみますか。
………いないわね。
探せるような場所は探したし、隠れられるような場所なんて無いんだけどな……魔力も探知したけどこの部屋には誰もいないみたいね。
うーん……さっきの気配はなんだったのかしら……
「ま、いっか」
さっさとウブなリュウセイにイタズラして寝ましょ……マリンだけ楽しむのは不公平だわ。
夜に起きちゃって思い出したら、無性にやりたくなってきたよねぇ……――
――イタタタタ……腰を打ってしまいました……でっ、でもっ、何とかセーフです。オールオッケーです!
真下の部屋がわたしの部屋で助かりました……。
久し振りに【能力】を使いましたよ……。
真下の部屋がわたしのじゃなかったら確実に見つかってました……。
ドアが完全に開くまえに気が付いて良かったです。
ただ……魔力を使いすぎました……今のわたしでは全部の魔力を使ってやっと一回【能力】を使えるくらいです。
なのに今日は行き帰りに闇を纏って出ていきましたし皆さんを探すときもある程度纏っていました。
その上でちょっとだけですが〝闇〟の【能力】を使ったんてす。
もうヘロヘロです……。眠いです。
「でも……お風呂だけには入らないと……」
臭いのは嫌ですからね。
余談なんですけど、寝る前に聞こえたリュウセイさんの叫び声は一体何だったのでしょう?




