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ボーダー  作者: きぃ
つぼみ
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若あゆ

ー校外学習「若あゆ」当日。


バスの中は騒がしく賑やかだった。


施設につくなり、いきなりの作業の数々。

その中でみんな徐々に、親睦を深めていく。

ピザ作りなどを終え、1日目終了。

ただ、寝ようとしたところにミツが血相を変えて部屋に来いというので付いていくと、みんなが平然とウノをやっていた。

ってこともあった。


私とナナも参加。


こーいうの、ホントはいけないんだけどね。


…案の定、先生に見つかった。


"食券を間違えたとかって、言い争い始めちゃったんで、仲裁してたんです!"とハナ発案の口実でごまかし、事なきを得た。


2日目のキャンドルファイヤーのとき、ミツからこの12年間、思ってもみなかったことを聞かされた。

スタンツ(出し物)のダンスを踊る前、肩に力が入っていたらしい。


ミツによると、私は不安になったり緊張したりすると肩に力が入って、体がビクつくらしい。


私のクセみたい。


ミツはさすが、わかってるよなぁ。


最初はクールで怖そうな印象だったけど、優しくて、しっかり者で。


ドSなとこもあるけれども。

傍らの炎のせいかな?

彼が、いつもよりカッコよく見えたの。


…こんなコトを考えている自分にちょっと驚いた。


もしかして私、ミツのこと…


好き…なのかなぁ…。



うん!


"好きなのかもしれない"ってことにしとこう!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<ミツside>


若あゆはすごく充実して楽しかった。


そんな中、この若あゆでわかったことがある。


① ハナは昔、霧生にいじめられ、ストレスにより胃を壊して入院したことがある。

②霧生とつるんでハナをいじめていたグループの人間が隣のクラスに集結している。

③そいつらは、若あゆの夜に何らかの計画を立てていた。


④ハナは意外と大胆だった。

…寝てるオレに上着をかけてくれたぐらいだから。


③の件に関しては、矢張にも話したし、担任の谷原先生から計画の内容が入っているであろう盗音機も預かった。

ハナがいないときに聞くつもりだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<矢張side>


若あゆ楽しかったなあ♪


ボーイズトーク最高だったっ!


優のやつ、ハナちゃんを好きになったキッカケが家のカギを学校に忘れて途方に暮れてるところにハナちゃんが話し掛けて家に入れてくれたからだって!!


意外と可愛いじゃん。


それにしても優、ホントにハナちゃんのこと好きなんだな~


オレが昔ハナちゃんがいじめられてたって話したら、メッチャびっくりしてたし。


こっちまでビックリだよ(笑)


オレも頑張ってナナちゃんにアタックしよう!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


若あゆ楽しかったぁ~!


だけど、最終日の朝の集会に遅れてきた、5人の女の子たち。


そいつらなんだよね。

あたしと一緒に、ハナをいじめてた子。


何話してたのかなあ?

ゼッタイ、オールして何か話してたハズ。


ハナをいじめる計画とかだったら、私が許さない。



もう、優柔不断で自分の意見もハッキリ言えなかった幼少時代のあたしとは違うんだから!!


<ナナside>終了。




<ハナside>


若あゆ、ホントに楽しかった♪


やっぱりナナ、ヤッパリくんのこと好きなんだ!!


応援するからね♪



…若あゆでナナにレンの話をしたときに思ったこと。レンの魔力が上がってる。


それから、レンは潜在能力を持ってる可能性があるってこと。


ナナが言ってた。


それから、私もあるかもしれない。


若あゆからの帰りのバスから降りた後、エージェントルームの伊達さんから彼の発明品、腕電話

腕時計のように見えるが、テレビ電話機能付きのキカイが鳴った。


エージェントルームに来てほしいとのこと。


ミツと一緒に行くことにした。



まだ知らなかった。




重大な話を聞くってことを…



視点、きままに変わりすぎだなあ……

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