有能執事は、マジ有能?!
「ここがフィーセン領か〜すごく広いなぁ」
「領主様が今まで尽力してくださったおかげでトントルディアで王都を除いて1.2を争う街なのですよ。」
しばらく街を散策した後。街1番の屋敷に来ていた。
「騎士の皆様!おかえりなさいませ。して旦那様のお姿が見えないのですが…」
「それなのですが…これを…クラムさんにと」
「拝見いたします。」
『クラムよ。急にいなくなることを許してくれ。この手紙が渡った時点を持って領主を長男イセル・フィーセンに継がせる。
そしてリンデロッテは同行している白髪の少年アリアスとパーティを組んでリンの夢だった冒険者になって貰う。
クラム。我が忠実な右腕よ今ままでありがとうそしてこらからはイセルを頼む。』
「なんとなく状況を察しました。すぐにイセル坊ちゃん…いえ今からは旦那様ですね…トルトルディア異能学園に旦那様への手紙を。
アリアス様…お待たせしました。」
「あ…あぁ」
「旦那様が認めたお方とあればお任せしても良いと判断し、リンデロッテお嬢様と会って頂けますか?」
「待って…俺が領主様のお嬢様とパーティを組んで冒険者?!それにあったばかりだろ?」
「大丈夫ですよ…私の唯一の得意分野である【誓眼】で覗き見してしまったのですが…神様なのでしょう?」
「なっ?!」
「特異異能【誓眼】は【視点神】の効果でコピーしました。」
(コ…コピー?!これもバレるか?いや今はそれよりも。)
「大丈夫でございます。誰かに言いふらすなど低俗なことは致しません。お嬢様と冒険者をやっていただけるならですが…」
「あの領主もこの執事もやることがえげつないな…」
そのまま屋敷の中に通される。
「お嬢様。入りますよ。お客様をお連れしました。」
「私にお客様?いいですよ入れて頂戴。」
「失礼します。こちら旦那様のお知り合いの子で、お嬢様と一緒に冒険者をやってくださる方です。」
「アリアスです。よろしくお願いします。」
「お父様がついに冒険者になることを認めてくれたのね!!私はリンデロッテ・フィーセンよよろしくね!」
「えぇとっくに…」
「クラム?何か言ったかしら?」
ステータス
アリアス 年齢8歳
特異異能
【視点神】 【誓眼】 【天の声】 【スキル創造】
【絶対的不老】 【完全記憶地図】
【超完全負感情耐性】
スキル
【俯瞰】【死角】
【幻覚】【移動】
呪い、状態異常
【争いを好まぬ者】 【武器装備不可】
【装備脱衣不可】
【汎用異能習得不可】
称号
【恋愛神の眷属】 【神の名を持つ者】
【聖帝魔獣を超えし者】 【孤蝶の森の支配者】