その魔術師は、平和主義者?!
あるところに最強とよばれた魔術師がいた。その魔術師は争いを好まず、平和主義者だった。しかし人族と魔族の戦争が始まってしまう。その魔術師は自身の力を戦争の道具にされない為自身に呪いをかけた。その後、孤蝶の森の奥地でひっそりと息を引き取ったとさ。
著者 フィオナ・#&?/!
「つまりオレはこの魔術師の呪いを引き受けたってことか?」
「おそらくはそういうことになります」
「はぁ…仕方がない…魔獣達は寄ってこないみたいだし今は大丈夫だよな?なら探索再開するか。」
それから2日程孤蝶の森を探索したがこれといったものが見つかることはなかった。
「野草だけの生活はいい加減しんどくなってきたな。天の声がいるから毒に当たることはないのが救いか…」
「誰か人族がこの森へと侵入してきた様です。行き先はおそらく聖帝魔獣との戦闘跡地の模様。」
「人が?よし会おう!こんな野草まみれの生活とはおさらばだ!!」
勢いよく飛び出す天の声と魔獣達の視点を借りれば一瞬でその者達の近くに寄ることが出来た。
「何か…来る!!」
「騎士ども!!領主様を守る盾となれ!!」
【聖なる盾】
「あの〜アナタ達は森の外から来たのですか?」
「子供?何故この場所に…子供…が?」
「領主様!!どうしたのですか?顔色が…」
「おいお前!!何故!!何故!!!お前がその服を着ているのだ!!」
「え…えっとボク服が無くて洞窟で見つけた死体がこの服を着ていたのでありがたく貰うことにしたのです…」
「お前!それは!私の妻!!フィオナ・フィーセンが着ていた服だぞ!!どうして貴様が!!まさか!貴様が聖帝魔獣だな?!人に化ける術を持っていたなんて!」
「え…何?この状況…」
「アリアスはこの領主様と呼ばれる人を怒らせた様です。勘違いで。」
割愛