第一章 THE GAME
遅くなってすいません。
今回は戦闘のみですがよければどうぞ!!!
これで、一章の登場人物はそろったかな??
~第一章 戯れの女王~
帝国軍ハウンズ部隊は、5つの部隊から成り立っており番号の順番が力の強さを表している。
一番隊隊長 箱美目 四季 戯れの女王
始めましょう 楽しみなさいこの戦いを 私の手の上で・・・・
第五区 メインストリート
「は~ぃ皆さん、道を空けないと潰れちゃうヨ」
地にひれ伏す兵士、空を舞う兵器は地に沈む、何者も彼の前に立つこともできず重力操作者は楽しそうに足を進める。
「おっようやく御出ましかい、アタリかなハズレかな?」
黒髪で長髪の女は真っ直ぐに足を進める、道の真ん中を堂々と目的に向かって。
「名前くらい知りたかったけどネ、潰れちゃいな!!」
女を中心に地面が円を描き沈む、女は声が聞こえる程度の距離で足を止めた。
「潰れないねぇ」
「部下に障壁を張らせている、浮きも潰れもしないよ残念だったね」
「へ~え、力を強めてもダメだネ、優秀な部下なこった」
「それ程でもないさ、ところで能力も効かないことだし大人しく捕まってくれる?」
女の周りの地面が砕け散る。
「答えはNOと」
男は万遍の笑みで言った「もちろんさ!!」
「じゃあ始める前に確認するけど、重力操作者だよねあんた?」
「そうも呼ばれてるかなっ」
「久しぶりの大物だ、私を楽しましてくれよ」
「期待に応えられるよう頑張りますヨ!」
長い髪をなびかせ楽しそうに言い放つ 「The Game」
「自己紹介が遅れたね、帝国軍ハウンズ第一小隊隊長箱美目 四季」
「大当たりを引いたみたいだネ、戯れの女王の御出ましだい!!」
~第一章 THE GAME Ⅰ ~
「さあ今回はどのGameかな?」
大きめなビリヤードの球が現れ、女の周りをくるくると浮かぶ。
「10球ってことはナインボールか、ちょっと待ってなすぐにルールが表示されるから」
二人の前に現れた掲示板に重力操作者は目を向けた。
~ Nine-ball Rule ~
ようこそ我が主が支配するGameに、どうぞお楽しみくださいませ。
1、対戦者が9番ボールに触れると主の勝利となります。
2、10分間対戦者が逃げ切れば対戦者の勝利となります。
3、対戦中は主とボールに対していかなる能力も通用しません。
4、両者とも故意的に一定の距離以上離れると失格となります。
5、両者とも途中棄権する場合には対価を支払っていただきます。
6、両者は外界からのいかなる影響も受けません。
お二方にとって楽しいお時間になることを願っております。
「ルールは理解したか?」
「もちろんさ、ただ服装まで変化するとは驚きだネ」
四季の姿はハスラーに変化していた、少し大きめのキューを持って満足げであった。
「サービスだよサービス、この能力は私の意志でゲームを選べないから楽しくてな、それでは始めていいか」
「オーケーさ!!楽しもうじゃないか!」
空に浮かび上がるタイマー、四季の周りを浮かぶボールが一箇所に集まる。
「さあ始めるよ、弾けとびな!」
動きだすタイマー 無差別に飛び散るボール 楽しそうに二人は微笑み舞を舞う
7番ボールが重力操作者に向かう、それをすばやくかわし四季に向かう。
「かわして正解だよ」四季はすでに手球に追いつき、手球を突く。
手玉は正確に1番を捉え、次々とボールはぶつかりあい3番・5番が重力操作者を迎撃する。
「うまいもんでしょ、どんどん行くよ」
3番・5番を重力操作者がかわそうとする時、四季は呟いた。
「3番・5番バースト」
5番の球が爆発した、重力操作者瞬時に後に下がり直撃を避ける。
「ラッキー、5番はバースト!」
「やっぱりただのボールじゃなかったネ、でも3番が爆発していたら危なかったヨ」
「9つすべてのボールに特性がある、でも私もどのボールにどの特性かはわからないだよね。あとさっきの動きずいぶん早かったね、自分にかかる重力を操作したってところかな?」
「お察しの通りです」
爆発した5番は中央に現れる、四季は正確に手球を突き球達は重力操作者を追い詰める。
「2番・6番・8番ストップ」8番はその場に停止する。
重力操作者は車や看板などを投げつけ四季の邪魔をする、それらをかわし四季は突き続ける。
「これでどうだ」四季の放った手球は次々に連鎖を起こし重力操作者に向かう。
「5番バースト、3番・7番アクセル、8番ストップ、1番・2番・3番ホーミング」
7番は急激に速度増す、2番・3番は重力操作者を追いかける、爆煙に紛れ3番が重力操作者に当たる。
「何だよこりゃ、右目が見えないや」
「言うのを忘れてたよ、ボールに当たるごとに色々不自由にならから気をつけな」
すでに四季は手球を突き、ボールは重力操作者に向かう。
「2番ホーミング、1番・4番・6番アクセルandステルス、7番・9番ストップ、」
2番は重力操作者を追いかける、1番は急激速度を増す、6番は姿を消す。
「そろそろ折り返し、これでどう」四季は手球を突いた。
「1番・7番アクセル、2番ホーミング、5番バースト、6番ステルス、8番ストップ」
次々と迫るボール、そして爆煙の中から現れる四季のキューの一撃。
8番と7番が重力操作者を捕らえた。
~つづく~
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は戦闘のみ!!で書かせていただきました、次回で二人の戦いは終わる予定なので、次は第二小隊のみんなに頑張っていただきます。
次の投稿は早ければ明日にでも、よろしければまたお読みください。