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Acht;untitled  作者: 鳴谷駿
第一章 March on the sidelines
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第一章 帝国軍ハウンズ第二小隊

ルビがうまく表示できていなくてすいません。


~第1章 Bullet Rain ~

 PM3:16 首都アステル 第4区 

「状況の説明を頼む・・・」と軍服に着替えたリゼリ(以後リゼ)は鋭い視線を鉄の塊に向けた。

「MTC社の兵器開発施設で開発中の兵器が暴走、現状は隔壁により足止めしております。周辺地域への被害と施設内の危険物質流出の危険から爆撃は不可能で・・・・・」

「兵器の情報はMTCから提供されているのか?」

「こちらになりますが・・・・」


 新型四足歩行型小型無人戦車 Chariot

  全長 3.8m 全高 2.1m 重量 8t 

  標準装備 ・・・・・ ・・・・・・・

          ・

          ・

「了解した、ここから先はハウンズ第二小隊が引き受ける。全員に連絡するこれから目標の破壊に移る、ユウとジュラルは私と共に破壊に向かう、ルイは電磁砲《レールガン》を準備して待機。」

「了解。」「了解じゃん」「了。」


 「リゼ、今日は賑やかだね・・・」茶髪のユウと呼ばれる男?は、リゼに比べてどこか幼く見え嬉しそう話かける。

「隊長二人で十分 一人いらない。」とジュラルと呼ばれる細身で色白の男は淡々と告げた。

「さっさと終わらせる、機能の停止のみが希望されているが徹底的にやらせてもらう。」

「リゼ、不機げーん。」

「お前 黙れ。」

 施設の中は楕円型の通路が薄暗く続いていた、左右にある兵器などに目をくれることなく三人は暗闇に飲み込まれる・・・・・・

 

 薄暗い通路の奥から聞こえる爆発音、少しずつ大きくなる鉄の反響音。


 突然、三人が爆発に包まれる。

「ハッハー、いきなり砲撃してきやがった!! 殺《や》る気満々じゃねえかあぁ!!」とジュラルは髪をなびかせ言い放つ。

「召喚《リコール》、対物ライフル」

 通路の奥で広がる爆音と衝撃が、途切れることなく続く。

「仕留めたか、ユウ見てこい」「了解しっました」

「転移《ルーム》」 突然現れる歪んだ穴に、ユウは消える。


一瞬の静寂の後に響く、鉄のこすれる音。

「ぜんぜんダメー!!」響く声を聞き消すように、続く爆音。

次々に呼び出される、弾丸が通路の闇に飲まれ消えていく。

近づいてくる鉄の蜘蛛は2~3m手前で壁にぶつかる、見えない壁に。

「こっちに来てみろよ蜘蛛やろう、オレの心の壁は分厚いんだぜ!!!」

 

    彼は拒絶する者《リジェクター》 壁を造り世界を拒絶する。


「そのままにしとけ、オレを奴の足元に飛ばせユウ」「らじゃ!!」

  リゼに触れるユウ 「転移《ルーム》」 足元に現れる二人 

   「召喚《リコール》マグナム50AE」 弾丸は正確に関節を貫く 

   「召喚《リコール》マシンガンPDW」 響き渡る銃声 「潰れるぞ、真上に飛ばせ」

  

  雨のように 降り注ぐ弾丸 銃声の輪舞曲《ロンド》は鳴り響く

  

「これで終わりだ、召喚《リコール》バズーカ」 砲弾は天井を貫き 光が差した

「ルイ、終わらせろ」 轟く青い閃光は 標的を貫き 静寂をもたらす



 第4区 廃ビル内 

 「あぁ壊れちゃった、でも時間と情報は稼げたからいいかなぁ姉さん。」

 「そうね、思ってたほどじゃなくて残念だわ。」

 「あの茶髪のガキ、姉さんと同じ能力のくせに全然ダメ。」

 「ほんとにね・・・・・」


 ~第1章 始動~

 PM3:49 第1区 ハイウェイ

 「こちら輸送車警備隊、襲撃を受けたすぐに応援を・・・・・」

  灼熱と冷涼 赤い目をした少女と青い目をした青年 炎を操る者《ファイヤー・スターター》と氷を操る者《アイス・メイカー》 

 「まったく油断しすぎだよ、パーティーに遅れたら大変だよ。」

 「わるかったな!! そろそろ逃げようと思っていたら・・・」

 「わかったよ、それじゃ僕らも準備しよう。」

 


 ネットワーク内 巨大掲示板   数日前

 01.untitled: 聖痕祭《せいこんさい》に私と一緒に世界を壊しましょう!!!

             ・

             ・

             ・

 11.untitled:どうやって?

 12.untitled:お姫様をさらってしまいましょう!!

             ・

             ・

             ・

 24.untitled:氷と炎は参加。

 25.untitled:マリオネットさんか

             ・

             ・ 

             ・


 「うーん、上物は5~7人くらいってところかな?」黒いコートの男は嬉しそうに画面を見つめ微笑んだ。


 96.untitled:PM 8:00 開演でお願いします!!

              ・

              

 

 「リゼリ隊長、王族警備隊から連絡です。」

 電話を受け取ったリゼは、一瞬嬉しそうに首都の中央にそびえる大きな城に目を向けた・・・・




                                      ~つづく~


読んでくださった方は本当にありがとうございます。本当は一回目の投稿でこのくらいまで描きたかったのです、色々悩むことがありこのような形になりました。まだ1話の最初にすら追いついていませんが、次回では物語を進めるように頑張ろうと思っております。よろしければ次回もよろしくお願いします。

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