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Acht;untitled  作者: 鳴谷駿
第三章 Struggle Significance Start
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第三章 Turning Ⅱ

こんにちは。

三章が6月に入ってしまいました、予定も守ることが出来ず本当にすいません。

では今回もよろしくお願いいたします。

~第三章 Turning Ⅱ~


暗く機械に満ちた部屋に明かりが灯る、そこには番号の書かれた真っ白い球体が並んでいた。部屋に並ぶ機械達は生き物のような音を立てていた。

「01から09まで稼働可能数値を確認、システムに異常ありません」

眼鏡をかけた女は、目の前に並ぶ真っ白な人形を眺める。人形達の胸には|C.B《Cluster.Doll》と刻まれていた。

「投下準備完了、いつでも起動できます」

眼鏡をかけた女は隔離された部屋に戻り指令を下した・・・・・



骨の砕ける音が響き渡る、そしてキースの顔から笑顔が消えた。

「これで君は逃げられないよ」

大柄な男の腕の先には転移者(ルームス)の女がいた、女は首の骨を砕かれ絶命していた。桜家が数人の部下と共に姿を現す。

「あいちゃん、よく頑張ったね。後は僕達に任せなよ」

愛は桜家の言葉を聴いて意識を失った、桜家は部下に愛の治療を命じ下がらせた。部下達は桜家を残し愛と共に姿を消した。

「キース君、もう逃がさない。この空間は部下が封鎖したもう君は出られない。ここで僕らと殺し合う」

桜家の雰囲気は冷たく鋭く研ぎ澄まされる、キースの部下の大柄な男が桜家に襲いかかる。

「君にはずいぶんと部下がお世話なったからね」

桜家の手に持っていた銃が、落ちていた愛の刀の入れ替わる、そして男の両腕が地面に落ちる。男は痛みで膝をつき桜家を見上げた。桜家は何も言わずに両足も切り落とす、男の体は血液を噴出しながら地面に転がる。地面に転がる男とリオルが入れ替わる。

「さぁ、始めようか、キース君」

リオルは雄叫びと共にキースに迫る。しかしリオルの拳はキースに当たらない、キースの漆黒の剣がリオルに向かう。リオルと桜家が入れ替わり、桜家の刀が剣を弾く。そして桜家の逆の手に握られた拳銃がキースに向けて放たれる。キースは弾丸をかき消し剣を振るう、桜家は剣をかわすことなくキースに刀を振るった。キースは自身が部下の切り落とされた腕を、握っていることに気付き距離をとろうとする、そこへリオルが迫る。キースの青い右目が桜家をとらえる、リオルの拳がキースに当たる。リオルの攻撃の衝撃はかき消される、桜家の動きは止まる。キースは二人から距離をとった、桜家は突然目の前からキースが消えていることに気付く。

「キース君、君の能力は選択者(キャンサー)。そして魔眼の能力は動体視力などの強化と対象者の時間操作?いや体感時間かな?」

キースは嫌そう笑う。

「そうだよ、その通りさ。でも君達が僕の能力を分かろうと結果は同じさ」

「それは僕らじゃ君を殺せないってことかい?」

キースは二人を馬鹿にするように答えた。

「当然!!」

桜家はリオルを見た、リオルは怒りに満ちていたが冷静さは失っていなかった。

「あんたには勝算があるのか?」

桜家はリオルの質問に答える、リオルは桜家を見つめていた。

「なきゃ、こないでしょ」

「わかった」

リオルの体が輝き始める、全身の熱量から周囲の空気が歪み始める。

暴虐の獅子(オーバー・ドライブ)

リオルの背中から機械が飛び出す、吹き出る蒸気が髪をなびかせる。赤く輝き始める獅子は雄叫びを上げた。

一瞬の出来事だった、赤き閃光はキースに触れた。キースの右腕はへし折れ、焼かれた。

「なんて速度だよ」

リオルはあらゆる角度からキースに打撃をくわえる、キースの目は輝きその攻撃を捕らえる。キースにとってリオルの攻撃はかわすのが限界だった、反撃をすることなど許されない圧倒的な連打。そしてリオルの攻撃に混じり桜家が迫る。

その時、リオルの体から蒸気が一斉に吹き出し三人を包み込んだ。上から刀がキースに迫る、それをキースはぎりぎりでかわす。リオルの拳がキースに迫る、赤い右目がリオルを捕らえた。キースは異変に気付き能力を使い、リオルの打撃を向こうかした。そして一発の銃声が響いた。

蒸気が流され、三人の姿が現れる。キースの口から血が流れる。

「どうして・・・・」

桜家は硝煙のあがる拳銃を構えながら言った。

「僕の能力は対象物の交換、だから一瞬だけ君の右目と左目を入れ替えた」

「だからか、でも何で僕は動けないんだ?」

桜家は銃口をキースの影に刺さる刀に向けた。

「妖刀 影牢(かげろう)、対象の影を捕らえる。そして君の能力で選択出来るものは一度に一種類だけ。目を封じ、動きを封じ、能力を使わせれば、君は何も出来ない」

キースは笑うことを止めない、リオルがキースに近づく。

「また欲張りすぎたかな」

リオルの腕がキースの胸を貫いた・・・・・



 ロイテルとフロルは道化師を何度も切り裂き、殺していた。道化師は遊ぶように二人と殺し合いをしていた。

「さぁ、二人ともあと一回触られたら死んじゃうよ。残り時間もあと1分くらいかな」

二人は同時に道化師に向かう、二人の動きは始め会ったとは思えないほど連携が取れていた。

「すごい、すごい!!どんどん動きがよくなっているよ」

道化師はフロルに向けて手を伸ばす、フロルはそれをかわして懐へ入り込む。フロルは道化師の顎を蹴り上げる、ロイテルが道化師の両腕を切り落とす。そのままロイテルはブレードを突き刺し、電撃を流し込んだ。

「もう電撃はき・か・な・い・よ」

道化師は空を見上げ、楽しそうに言った。

「見つけた、頭の中だ」

フロルが道化師の頭を切り落とす、喋り続ける頭へショートブレードを突き刺し開く。

「痛い、痛いよーおおおお」

フロルは頭の中に小さな玉を見つけ、それを取り出す。

「見つかっちゃったよ」

頭や腕は蛾の群れになり一箇所に集まる。フロルはアルルに近づき口へ飴を入れて飲み込ませた。

「君達の勝ちだよ、ぱちぱちぱち」

二人から離れた岩の上に道化師は現れ、拍手をしていた。

「う~ん、楽しかったよ」

二人は道化師を睨みつけていた、フロルは道化師に尋ねた。

「お前は何者だ、連合軍の仲間か?」

「僕はベノン・ポイザス、幻想の道化師アンティック・イマジネイション所属の赤色(せきしょく)の道化師さ。今回はその子(アルル)にようがあったけど、もういいや。僕は十分に満足出来たしね」

ロイテルはブレードをベノンに向ける。

「もしかして、僕を殺すつもり?無理だよ君達程度じゃ。僕がここで引いてあげるって言っているんだよ」

ロイテルは蒼い閃光と化しベノンに向かう。

「自分自身で体験しないと分からないよね」

閃光と化して進むロイテルは簡単に迎撃された、ベノンの蹴りが腹部を捕らえる。吹き飛ぶロイテルをベノンが捕まえる、ベノンが指を鳴らすと蛾達が手に集まり赤い杖となる。ベノンはロイテルを地面に叩きつけ杖で追い討ちをかけた。フロルがベノンに近づく、ベノンは簡単にフロルの手に握れたショートブレードを払い落とし、杖で足を払い踏みつけた。

「これが力の差だよ、君達はまだ若い。命は大切にしないと」

ロイテルが立ち上がろうとすると、ベノンは踏みつけ地面に沈める。

「もうやめておきなさい、僕は能力も使ってないよ。僕はね、君達なら僕を楽しませてくれそうだから、殺してないんだよ」

フロルが地面に落ちたショートブレードへ手を伸ばす。

「わかったよ」

ベノンが指を鳴らすと蛾達が杭と姿を変え、二人の手足へ突き刺さる。二人は痛みで顔を歪める。

「僕はもう誰にも負けない」「なめるな」

二人は激痛に耐え無理やり杭を引き抜こうとする。

「わかったよ、終わりにしよう」

無数の蛾達が羽ばたき、燐粉が二人に降り注ぎ二人の意識は暗闇の中へ落ちた・・・



 地面が裂け、裂け目へ飲み込まれるジークフリード。司令室の中はいたって冷静であった。ステラスが状況を理解し指示をだす。

「外部装甲とコンテナをパージ」

裂け目に飲み込まれながら、ジークフリードは姿を変えてゆく。そして真っ白な翼のような両翼を持つ飛行船が姿を現す。

スティーグは拍手をしながら上昇する、ジークフリードを見上げていた。

「まったくエグルガルムの科学力には脱帽するよ」

ステラスは司令室の画面に映る、スティーグ達を見ていた。ジークフリードから声が響いた。

「君達は何者だ?」

スティーグは丁寧にお辞儀をして答えた。

「始めまして、幻想の道化師アンティック・イマジネイションの団長を務める。スティーグ・フェニシアでございます、よろしくお願いいたします」

ステラスはその名を聞いて一瞬で状況を理解した。

「今回は挨拶の為に参りました」

怪しく光るスティーグ目、それは画面からステラスを見つめていた。

「本当はその要塞?飛行艇かな?を落としたかったけど、今回はいいかな」

「そちらが引くのなら、こちらから戦闘の意思はない」

スティーグは笑う、そしてジークフリードに背を向けた。

「じゃあ帰らせてもらうよ、この戦闘はもう終わりだよ。さっき空か落ちてきたのは新兵器?あれは危ないよ、忠告はしたからね」

ステラスは一緒に現れた男に何か呟いた、男は地面に手を触れた。地面が膨れジークフリードに迫る、それをジークフリードが迎撃した。

そしてスティーグ達は姿を消した・・・・



 連合軍は撤退を始めていた。胸を貫かれたキースの亡骸が地面に横たわっていた、桜家はその近くで何かをしていた。リオルは地面に座り込み空を見上げていた。

「僕の名前は桜家、一応ハウンズの隊長をやっている。君の名前は?」

リオルは空を見上げたまま答える。

「リオルだ」

「だいぶお疲れみたいだね、最後のあれは人間の壁を越えている動きだった、命に関わるでしょあれ?」

「あぁ」

「君はまだ死ねないよ、これはまだ始まりさ。それに・・・・」

桜家はリオルを見た、地面に座り岩に寄りかかって空を見上げていた。

「戦争は嫌いだね・・・・」

その時、桜家は不思議な気配を感じ、振り返った。

「やっぱり死んだか、所詮は二流品をいじっただけの男」

桜家の視線の先にはスティーグと二人の女がいた。

「君は何をしているの?」

スティーグは手に握っているものを隠した。

「まあいいさ、それよりいつまで寝ている、9(ナイン)

スティーグは地面に寝ている重力操作者グラビティー・ウォーカーが起き上がる。

6(シックス)、何でバラしちゃうのさ?」

                    

~つづく~


最後までありがとうございました。

何かとわかりずらい表現が多くなってしまい本当にすいません。

三章は次回で完結となります、今週末にでも投稿できると思います。よろしければ最後までお付き合いください。

六月になったので一つお知らせいたします。

第一章と二章の総集編を投稿いたします。話数が多くなってしまい、読み始めるのが辛いと思い決心いたしました。なるべく追記や表現を変更して読んでくださっている方も、楽しめるものに出来るようにいたします。

次回もよろしくお願いいたします。

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