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Acht;untitled  作者: 鳴谷駿
第三章 Struggle Significance Start
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第三章 MixThersDrive

こんばんは。

今回もよろしくお願いします。変更や追記はほとんどありません。期待した方などたいへん申し訳ありませんでした。


 ~第三章 MixThersDrive~

 ジークフリードから白銀のバイクが飛び出した。豪快に地面に着地し、押し寄せる能力者達の波に向かう。バイクは大型で白銀に統一され、天使の羽を持つ獅子のエンブレムが施されている。運転するリオルの後に愛がしがみつく、振りそぐ能力や砲弾をかわし駆け抜ける。

「奴はこのまま真っ直ぐだ」

リオルはアクセルを踏み込み速度を増す。二人を多くの能力が襲う、それをステラスの銀の玉が迎撃し、防御する。通信器からステラスの声が響く。

「思った以上に数が多いい、ある程度はこちらで対処するがそちらも対応してくれ」

リオルはアクセルを最大まで踏み込み、速度を増す。

「わかっている。包刃、行けるか」

愛はバイクの後に股がりながらバイクに積まれ刀を抜く。

「このまま突っ込む」

能力者達の波に二人が飲み込まれる。

「妖刀 影豹(えいひょう)

ステラスの援護を突破した、肉体強化系の大柄の能力者が二人に飛びかかる。

「肩借りるよ」

愛はリオル肩を踏み、前へ飛び出し刀を振るう。刀から大きく黒豹が現れ男を飲み込み、駆け抜け道を作る。黒豹は辺りを食い荒らす。愛は更に力一杯刀を振るう、刀から現れる8匹の黒豹が現れ、刀は砕ける。愛はバイクの前に着地し、すれ違うバイクに宙返りでリオルの後に戻る。黒豹達は二人と共に駆け抜ける。

「奴の位置は?」

「あと少しで見える」

次々と迫り来る能力者達、その時前方に大きな壁が現れる。リオルがバイクの画面を操作する、バイクの前面が開き多数のミサイルが壁に向かう。壁は煙に包まれる、そのまま二人は直進しんする。煙が晴れると壁は傾いたが道を阻む。

「つかまってろ!!」

リオルは無理やり前輪を上げ壁を登る、頂上まであと少しの所で壁から車輪が離れる。愛は刀を抜き、振り払う。

「妖刀 山嵐(やまあらし)

突風と共に壁が切り裂かれ、バイクは宙を舞う。壁の向こうにいた能力者達を飛び越え、空を翔る。愛は地面に向かい更に刀を振い刀が砕ける、突風と斬撃が地上の能力者達を襲う。

二人は能力者達をかわし、戦場を駆け抜ける。正面に黒い影が見える、黒い服の男は笑いながら腕を降り下ろす。

「潰れちゃいなヨ」

地面が歪みくだけ散る、周囲にいた能力者達は容赦なく潰れる。黒豹達は潰れることなく重力操作者グラビティー・ウォーカーに向かう。

「重量操作系かな?めんどうだなぁ」

重力操作者グラビティー・ウォーカーは二人に向かう、襲いかかる黒豹達を退ける。リオルはバイクごと重力操作者グラビティー・ウォーカーに突っ込む、すれ違いざまに愛が刀を振るう。リオルはバイクを掴み、重力操作者グラビティー・ウォーカーに投げつける。

「まったく容赦ないね」

バイクが重力の視界を遮る、その瞬間、大きな爪を持った腕がバイクを突き抜ける。突き抜けた腕は曲がり、重力操作者グラビティー・ウォーカーに襲いかかる。重力操作者グラビティー・ウォーカーは重力を操作しかわそうとする。

「あれ、ダメだ」

重力操作者グラビティー・ウォーカーはリオルの腕に捕まる、リオルの腕には大きな爪を持つアーマーが装備されていた。

「もう逃がさないぜ」

そして、愛の刀がリオルごと重力操作者グラビティー・ウォーカーを貫いた。

「捨て身とは感心しないね…‥」

愛は刀を引き、刀は砕ける。

重力操作者グラビティー・ウォーカーは地面に落ち、倒れ込んだ。リオルは平然と着地した。

「妖刀 儘猫(だだねこ)、この子は我が儘でね。自分の斬りたいものしか斬らない」

重力操作者グラビティー・ウォーカーは倒れ込み地面から二人を見つめる。

「どうやって僕の力を封じた…‥」

愛は光輝く手の甲を見せた。

「何だよ、これは流石に辛いよ。今回は僕の負けだネ」

重力操作者グラビティー・ウォーカーは体を空に向けた。

「まったく終わりは突然だな…‥」

重力操作者グラビティー・ウォーカーは笑いながら動くことを止めた…‥


「重力場の反応消滅、やりました」

ステラスは大声を振り絞り命令を下す。

「全軍進行を開始せよ」

トライデントや多くの兵士達が勢いよく飛び出す。


リオルと愛は敵軍の真ん中に取り残された。

「さぁこっからが本番だ」

愛は背中の二本の刀を抜いた。リオルは全身の熱量を上げる、吹き出す蒸気が長い髪をなびかせる。大きな爪が赤く光始める。

限界突破(オーバー・リミット)の使用限界はあと100秒くらい」

「十分だ」

リオルは雄叫びと共に敵の中に飛び込む、愛達の周りの能力者達は自分達の重さで動くことが出来ない。

「妖刀 繋雀(つぎすずめ)

愛の刀は相手を切るたびに早く、鋭く研ぎ澄まされる。リオルの爪は敵を引き裂き、焼き尽くす。その姿はまさに獅子、圧倒的な力を振るい戦場を駆け抜ける。愛は刀が砕けると新たなモノを抜く。

「妖刀 割熊(わりぐま)

刀は鞘から抜かれると大きく形を変える。愛が刀を振るうと刀は大きく広がる、刀は切り裂くことなく相手を叩き潰す。


愛とリオルは圧倒的な力を奮った。愛の四本目の刀が砕けた時、手の甲の印は消えた。周囲にいた能力者の大半は地に伏せていた。

愛が新しい刀に手を伸ばした時、愛は吹き飛ばされた。

「包刃!!」

リオルは吹き飛び地面に倒れ込んだ愛を見た、愛がいた場所には二人組がいた。リオルは二人組に向かう。愛は強い痛みをこらえ、リオルに叫ぶ。

「後だ!!」

リオルの後からキースが迫る、キースの手に握られた漆黒の剣が迫る。剣はリオルの首もとをかすめた。

「てめぇ!!」

リオルは向きを変え、キースを睨む。

「僕は我慢強い方だけどもうダメ、君たちは死んで」

キースの手に握られた剣は黒い影を纏いゆらゆらと揺れる。

「そっちの子は三人で殺しちゃって、能力も使えないしその傷だ、痛めつけて殺して」

キースの近くいた部下は転移して二人の仲間のもとに現れた。愛は何とか立ち上がり三人を見る。一人は以前見た空間転移者、残りの二人は傷の具合から肉体強化系だと思った。リオルは愛を見て、状況の深刻さを直ぐに理解した。

「こいつらは私がやる、お前はキースをやれ」

愛はそれだけ言って刀を抜いた。リオルはキースと向かい合う、キースの両目は薄暗く光っていた・・・・

              ~つづく~


最後までありがとうございます。

今回は初の乗り物の登場でした、かなり分かり難くすいませんでした。改めて自身の表現力の未熟さを痛感しました。

予定よりかなり早いペースで投稿しておりますが、話数がそのぶん増えてしましそうです。

では、次回もよろしくお願いします。

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