第二章 プロローグ Ⅱ
今回もよろしくお願いします。
「一つにまとめろ」とか言わないでくださ~い(笑)
~第二章 少女の世界~
数週間後 首都アステル 第四区 MTC社地下実験場
少女は観測室から実験場を見下ろしながら言った。
「ロイテル、準備はいい?私は実戦主義だから実弾しか使わないわ」
ロイテルは三機の無人戦車に囲まれていた。
「あぁ」
「それでは始めるわよ」
ロイテルは一瞬微笑み左耳のイヤリングが輝き、蒼き閃光と化す。
「彼の能力はまさに無限のエネルギー、高速移動も防御障壁もMTCのすべての力を彼なら使える、そして天性の身体能力が限界の壁を打ち壊す」
蒼き一閃がすべてを切り裂く、無駄がなく優雅に破壊を行う。
「素晴らしいわ、私は最高の気分よロイテル」
青い目の少年は鉄屑に囲まれ少女を見つめる、少女は少年に問う?
「私と共に歩んでくれる?」
少年は何も言わずに頷いた。
「たくさんの命を奪うかもよ?死ぬかもしれないのよ?・・・」
少女の声が実験場に響く、少年は閃光と化す。
突然、観測室のガラスが割れ、少女の前に跪いた少年が現れる。
少年は顔を上げ、少女の顔を見つめ言った。
「俺に何か出来ることはある?」
少女はゆっくりと目を閉じた、そして少年に命じた。
小さい頃から世界が怖かった、両親は私のことがきっと嫌いだったと思う、愛情以外すべてを私に与えてくれたのだから。
だから他人が怖かった、みんな私を嫌いなんだと思ってた。だから他人に自分の弱い所は決して見せなかった、物心ついてから私は他人に涙を見せたことがない。
大企業の一人娘としての他人の優しさはいらない、お金もモノもいらない・・・
「私はね、ただね・・・あれ?・・・何が欲しかったのだろう」
きっとこのまま私の空っぽな世界は廻り続けると思っていた・・・・
「私を抱きしめて」
少年は躊躇うことなく少女を抱きしめた、少女は震える声で呟いた。
「私は最低よ、たくさん嘘をつくかもしれない、あなたを利用して捨てるかもしれない・・」
「俺には何も解らない、でも君は俺の世界を変えてくれた、真っ白な世界を鮮やかに」
「ありがとう」
少女は初めて他人に涙を見せた。
俺は世界に興味がなかった、だから俺の世界は真っ白だ何もない。
だけど彼女は違う、何もない世界に鮮やかな花が咲いた。
私の世界が怖かった、だから私の世界は空っぽ何も受け入れない。
だけど彼は違った、空っぽの世界は受け入れた。
俺の世界は回る しっかりとした色をもって 君と共に
私の世界は回る しっかりとした重をもって 彼と共に
~つづく~
~ 登場人物紹介 第三回 ~
名前 ロイテル・アーガマ
性別 男
能力 電気操作者
年齢 16~17くらいで
身長 158以上163未満
体格 普通より少し細いくらい
髪型 かっこいい感じ FFの主人公位でもOK
服装 まだ未定
CVイメージ 内〇昂輝てきな
雑談
あらすじより三人の主人公をメインの物語で考えておりました。最後まで「何を守ればいいかわからない者」枠が決まらず・・・・、ちなみに彼はまだ「何を守ればいいかわからない者」です。決してリシアを守る為だけではないはずです!!!彼はモチーフになったキャラが二人います。まあCVイメージの方がたまたま両方のキャラをやっていて驚きました。正直な話、三人の中で一番好きになりました(笑)たぶん一番キャラクターを練ったからかな?二章の主人公です、たぶん。
名前 リシア
性別 女
能力 なし
年齢 16~17くらいです!!
身長 140以上150未満
体格 年齢相応、少し雰囲気は大人びてる
髪型 金髪でショートからセミロング 品がある
服装 そこまで派手でないものが好き 気品があるのを自然と選ぶ
CVイメージ 特になしかな?
雑談
このキャラはガン〇ムUCを見て誕生!!!この年代の子を登場させたくなった。
最初は金髪じゃなかったし、全然違うイメージでした。でも、動いているオー〇リーを見てこんな子だ!!と言う感じで見た目は決定。
性格は案外、当初の予定でしっくりきたのでOK
正直、一番ヒロインじゃね?四季は歳が?ルイはあくまでサブ?
エスナとキャラが被る?いやエスナはテレ屋、ツンデレ。
リシアはツンデレではありません!!たぶん・・・・・
読んでいただきありがとうございます。
プロローグⅠとⅡの話は後ほど紹介できればと思っております、二章はこの二人がメインになると思います。
活動報告で書いたように、二人は戦います。
次の投稿は少しかかるかもしれません、すいません。
次回はリゼリ達が出てくるかな??