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Acht;untitled  作者: 鳴谷駿
第一章 March on the sidelines
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第一章 重力操作者

今回も戦闘メインです。登場人物がまた増えそうです、すいません。 (注)ひとつ前を読まないと全く内容が分からないかもです。

~ 第一章 THE GAME Ⅱ ~

 PM8:16 第五区 メインストリート

 「いい判断だよ、もし7番と8番をかわしてたらゲーム・オーバーだったよ」

 「右目に、右耳に、左手も使えなくなっちゃった」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは残り時間を示すタイマー[4:43]を見つめ状況を整理した。

  

     1番ボール アクセル      2番ボール ホーミング

     3番ボール ホーミング     4番ボール 特性不明

     5番ボール バースト      6番ボール ステルス

     7番ボール アクセル      8番ボール ストップ

     9番ボール 特性不明

 っと分かったが、正直かなりやばいネ。

 「一度当たったボールは消えるから心配しなくてもいいよ」

 四季は優雅にキューのティップにチョークを付けながら言った。

 「それは安心したよ、正直なところもっと早く色々教えて欲しかったネ」

 「すまないね、つい忘れてしまって」

 「楽しいからイイよ、まだ足が使えるだけ十分さ」

 「両足が使えなくなることはたぶんないよ、これはゲームだから必ず最後まで多少の有利・不利はあるけど一方的になったりしないさ」

 「十分一方的な気がしますけどネ」

 「たまたま私が得意なゲームになってしまっただけさ、自身の運のなさを悔やみな」

 「日ごろの行いが悪いのカナ?」

 「当然の報いだよ、それじゃあそろそろ始めるよ」

 「このまま時間まで話してようと思ったのにネ」


 四季は手球を突く、重力操作者グラビティー・ウォーカーはボールの位置と番号を確認しながらかわす。

 四季は確実に重力操作者グラビティー・ウォーカーの右を狙う、そして追い詰めていく。

 「いくよ、1番アクセル、2番ホーミング」

 1番・2番が重力操作者グラビティー・ウォーカーに向かう。

 「6番ステルス」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは6番の軌道から離れ、4番に近づいた。

 「4番・5番バースト」

 5番が爆発し、爆煙に重力操作者グラビティー・ウォーカーは包まれた。

 次の瞬間、四季はハンマーで叩かれた様な衝撃を受ける。

 「このやろう、今までの移動速度は・・・」

 四季は何とか重力操作者グラビティー・ウォーカーから距離を取った。

 「一発のために、はぁ左足を持ってかれたぁ」

 「一発でアバラ数本だぞ、十分だろう」

 「でも右手が使えてよかった、でなきゃやられ損だったよっ」

 四季は口元の血をふき取って構える。

 「なぜ腕を狙わなかった?うまくいけばお前の勝ちが決まったよ」

 「それじゃツマラナイじゃないか?」

 「そうだな、野暮なことを聞いたな」

 

 残るボールは2番、4番、5番、6番、9番の5球、残り時間は2:32。

 

 「じゃぁ本気でいくよ、0番・4番ディビジョン」

 手球と4番が分裂する。

 「ディビジョンは残り時間が3分切らないと使えない、そして手球はすべての特性を使える」

 「難易度高いね本当にネ!!」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは片足とは思えぬ速度で四季に迫る、四季は次々と手球を突く。

 「0番αからδまでバースト」 

 

 響く爆音 二人は楽しそうに舞う 無邪気に 陽気に・・・・・

 

 「さぁ1分切ったよ、これが最後の力さ2番・9番シフト」

 2番と9番が入れ替わる。

 「もう、どのボールにも当たれないよ!!、フルバースト!!」 

 爆煙に包まれる二人。

 響くキューの落ちた音、爆煙の中二人は向かい合っていた、そして四季の左腕はおかしな方向に曲がっていた。

 「ぎりぎりだなお互いに」

 「いやいや、両足とも動かないネ」

 「あと36秒か、このままでお前の勝ちだよ」

 「イヤイヤ、右からボール来てるよネ!!見えないけど感じるんだ、でもかわす方向もわからないから負けだよ」

 「気づいていたか、あぁ6番だよ」

 

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは笑った。

 

 「途中棄権する、対価はなんだ」



 ~第一章 表と裏 ~

 タイマーが消え、ボールも消え、大きな掲示板が現れる。

 

 残り時間 31秒 

 勝率予測 主様 32%  対戦者 68%

 

 「まだ何かお前は隠していたのか?」

 「な~んにもないさっ、予測だもん当てにならないヨ」

  

 よって対価は右腕か左目または能力規制ですが、いかがなさいますか?

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは迷わず答えた。

 「左腕で頼むよ」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーの左腕は消えてゆく・・・

 「すげー、きれいに傷口もふさがっている、お前のゲーム中に受けた傷は治らないんだな」

 「そういう設定にしている、どうする私を殺すか?」

 

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは空を見上げ、コートからコインを出した。


 「ゲームで決めよう、コインを投げて表なら殺す、裏なら殺さない」

 コインが宙を舞い地面に落ちる。

 「さすが戯れの女王様、幸運なこった」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは背を向け、歩きだした。

 「どこへ行く」

 「もう十分満足したから帰るのさっ、それともまだやるの?命は大切にしなよ」

 「お前の目的は姫様をさらうことじゃないのか?」

 重力操作者グラビティー・ウォーカーは振り返り微笑みながら言った。

 「世界が壊れるって言うから見に来ただけさ、退屈だから手伝ってやろう思ったけどもう十分さ」

 「お前が首謀者じゃないのか?」

 「違う違う、基本的に群れない主義なのでネ」

 四季は頭を抱え、空を見上げた。

 「君のこと気に入ったから暫らくここに居るかもネ」

 四季が前を見ると重力操作者グラビティー・ウォーカーは消えていた。 

 「次のゲームは私が勝つさ」

 四季は落ちているコインを拾った、コインは不自然に潰れていた。

 「ふざけた男だよ、まったく・・・」

 四季はコインをポケットへしまって、微笑んだ・・・

 


                             ~つづく~




 ~ 登場人物紹介  第一回 ~

 

 名前      重力操作者グラビティー・ウォーカー

 性別          男

 能力         重力操作 

年齢      23~26くらいで 

 身長      175以上180未満

 体格      普通より少し細いくらい

 髪型      皆さんのご想像にお任せします

 服装      黒い長めのコート 黒いブーツ 黒が好き

 CVイメージ  まだ未定です


 雑談  

 能力は後から決まりました。しゃべり方と性格は前から決まっており、中立でとにかく強く長く頑張ってくれそうな人として出来上がった方です。でも、もう片腕に・・・・

 今後としては、たぶん四季のストーカーとして活躍してくれるでしょう(笑)

 


 名前     箱美目(はこびめ) 四季(しき)

 性別         女  

 能力       THE GAME

 年齢     24~26くらいです!!

 身長     165以上170未満 

 体格     割とスタイルがイイです。

 髪型     黒髪のロング 登場時はストレート ハスラー時は結わいて片側へ流したり コスチュームによって変化します。

 服装     女性用軍服は西洋のかっこいい感じを未来ちっくにした感じ!

 CVイメージ ゆ〇なさん 本〇 貴子さんとかぁ


 雑談  

 この方の能力が決まらず投稿ができませんでした。まず強い、面白い、かっこいいをテーマに考え思いついたのがこの能力です。性格や能力より前から名前が決まっていました。今後はまだ決まっていませんが、重力操作者グラビティー・ウォーカーと戦います、たぶん。

 一章での出番は暫らく出番がないかもですが、人気があったらまた・・・・・・


 次回は第二小隊を紹介できるといいなぁ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。重力操作者グラビティー・ウォーカーはこの物語で一番最初に登場した人物なので、彼に一番手をやってもらいました。次こそは第一小隊の出番です!!次もすぐに投稿できると思うので気が向きましたらよろしくお願いします。

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