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頼む、死なせてくれ ~積極的安楽死の提案~  作者: 楠本 茶茶(サティ)
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第7部分 意味ある死3

第7部分 意味ある死3


 特攻兵器は他にもあった。

・回転(人間が誘導する魚形水雷)

・震洋(ベニヤ板のボートにトラックエンジンと250kgの爆弾を積むモーターボート)

・伏龍(潜水具を付けた人間が海中に潜み、上陸用舟艇を槍状の棒で下から突いて起爆させる)

・桜花(陸上攻撃機から投下され、人間誘導ロケット推進で敵艦船に突入する。成功例なし)

あたりが有名で、他にも海龍(特殊潜航艇)、蛟龍、マルレ(四式肉薄攻撃艇)、梅花、剣、神龍、桜弾(体当たり爆弾)、タ号などが計画され、一部は訓練、運用されたという。


ついでに述べておく。一般の兵隊のみならず特攻要員の訓練や出撃の際は、恐怖心を麻痺させ高揚させるために覚醒剤ヒロポンが与えられていた、ということを。



 航空機による特別攻撃に関しては多くの書籍を読み、鹿児島県の知覧を訪ねたこともあるが、何の予備知識もなく行ってもその場限りの無駄足になってしまうことだろう。ただ少なくともかの人々がターゲットにしたのは、当時の技術と手法により現に対戦している兵器と軍隊だった… そのことははっきりさせておきたい。


 今皆さんは、この日本のためにその命を費消することができますか?


 もし… 今が第二次世界大戦と同じ技術ならば、そして近隣某狂国が攻めてきている状況で家族を守るためなら、そして敵国軍隊相手ならやっても良い… 

しかし時は今。そのことが原因になって、報復で核爆弾を落とされたりしたら却って日本を破滅させかねない… だって近隣某狂国ならやりかねないでしょ。


 第2次世界大戦後の東京裁判で、「人権」を以って日本の戦争犯罪を裁いたアメリカ合衆国。しかし彼らもドイツや日本に対して民間人や普通の国土含めて「無差別爆撃」している(日本も重慶爆撃とか、ドイツも無差別潜水艦作戦とかやってるけど)。明確に国際法に違反しているにも関わらず誰もこれを裁いた者はいないし、当然処罰も行われていない。でもアメリカ合衆国なら言論の自由は認めてくれるところがある。今こうして悪口を書いたとしても、即座に目を付けられて消去デリートされることはない… たぶん。

 

 しかしあの近隣某狂国などや某宗教(狂)国などは本当に拉致され監禁され消去されるヤバさが潜んでいる。どっかの方面で流行りの「自爆テロ」というのも、概ねのターゲットは決めてはいるのだろうが、基本「無差別」であることには変わりがない。あの狂信的に見える行動と同一視されるのは遠慮させていただきたいかな、と。


 こうして書いてみると、意識はしていなくてもどこかで境界線を設けているのがわかってきた。

「私の命を賭ける死」ってなんだろう? 何なら納得できるんだろう?




④姥捨て伝説や子を想う母(父)性愛


 これはもっとも素直に納得できる「意味ある死」であるように感じる。

子のために身代わりになる。子を助けて親自らは死ぬかも知れない道を選ぶ。戦国の世でも現代でもその精神ココロに変わりはない。

 それが一家のためだったら… 私が居ては足手まといになる。私の食い扶持を減らせば一家が救われる。病気やケガでもう働けない私は一家の妨げになる。ある条件を満たしてしまうと自ら「姥捨て」される風習もあったとの話も聞く。


 本論からは逸れるが、逆に子供が淘汰される場合もあったという。

産まれた子供が重い障害をもっていたりすると、その場で産婆が産湯に浸けて呼吸を止めてしまう。当然親も納得ずくで暗語を用いて男子なら「山へ」女子なら「川へやったよ」と語りあったという。里山で見かけるお地蔵様の起源の多くはこうしたものであるとも言われているではないか。


 飢饉の際には、誰しもが腹が減る。いかに腹が減ってもさすがに自分の子は食えない。

そこで、じゃあ「子をえて」、つまり御宅の子とウチの子を交換して食うべぇか、みたいな記録がちゃんとのこっている。


 かつて噴火による避難が行われた某火山島では、ある年齢になると高い岩と岩の間をジャンプして越えねばならなかったという。失敗すれば大怪我または死は免れない。そうやって土地も資源も少ない島の人口を調節しなければ、みんなが共倒れになってしまったからだろう。そしてここが大事なところだが… 戦力(労働力)として劣っている存在イコール皆の足を引っ張る重荷…ということで、ある意味積極的な淘汰をしておくという「極限の選択」を暗黙のうちにみんなが承諾しなければならない必然性があったということだ。


今の豊かな時代であるから、そしてそれが議員の票にフィードバックされるから「現代の福祉」があるのであって、皆の生活が苦しくなれば、例えば老人医療はおろそかにされ、障碍者への福祉は切り捨てられ、知能不全のヒトは放任されるような「自己責任社会」に変質していくことになる。

野生動物動詞にある程度の助け合いがあるのは事実であっても福祉がないのは、基本的に自己責任だあし、弱者や障碍者は放置すれば天敵や病気が淘汰してくれるからだ。


すでに日本でも兆候が出ているが、日本埼玉あたりで横暴の限りを尽くすクルド人、生活保護世帯に混在する怠け者や犯罪者そして不良外国人(そもそも日本人でさえない)、医療保険を悪用する犯罪者、年金を公務と偽ってワケわからん投資で浪費し食いつぶす厚生労働省、それらを見て見ぬフリをする行政(利害関係…利権授受だの賄賂だの)なんかを放置するのは本来血祭りにあげるべき存在である。


元々何も知らなかったころは、「クルド人」てのはトルコ付近で差別を受ける気の毒な民族であると思っていたが、あんな犯罪集団じゃ無理もない、どこ行っても嫌われるわ。

母国に帰ったら殺されるとか、知ったことか。どんどん強制送還すべきだし、どうしても日本にすむなら日本の国法と慣習を遵守すべきだ。それでも私はイヤだけどね。ただし参政権とかはゼッタイ反対する。

なぜか? 「ひさしを貸して母屋おもやを取られる」ことが明白だからです。

奴らのずうずうしさと信義恩義のなさは日本人には理解できないレベルですよ!


 今は産まれてから成人まで残る人員は90%を超えることは確実だ。100年ほど前までは1/3ほどしか残らなかったことを考えると、日本社会の変貌ぶりに驚いてしまう。ちょっと前までの子供は、風邪や肺炎、下痢、盲腸(虫垂炎)、天然痘やコレラやペストなどの感染症、歯痛や傷の化膿などでまことに呆気なく命を落としたものらしい。なんせ抗生物質も、切った張ったの西洋医学もなかった時代ゆえに。


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