表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
槌の戦士は今日も旅する  作者: 砂凪菜義
一章 槌の戦士は草原をさまよう
5/31

スキルポイント

 少し歩いているとさっきとは違って


 すぐに草原とは違うものが視界に入った。


「湖だ!」


 俺は走って湖に向かった。


 湖の近くにきて分かったがかなり大きく


 琵琶湖ぐらいあり水はとても綺麗で


 透明度が高く、底がくっきり見える。


 とりあえず喉がずっと乾いていたから


 手ですくい水を飲む。


 前の世界にあった飲料水の5倍はおいしい。


 空気のように軽く喉に流れていく。


「水筒か何かあれば良かったんだけどな~」


 このままずっと草原をさまよい続けていて


 水を手に入れてなかったら確実に死んでしまう。


 だが人生そこまで甘くないようだ。


 仕方ないから今飲めるだけ飲んで喉を潤す。


「ぷにぷに~」


「あっ…」


 聞き覚えのある鳴き声に反応し横を向くと


 スライムが七匹いた。


 スライム同士がぶつかり合い跳ねている。


 そんな和む空間の中戦うのも少し心が痛むが


 仕方がない。


 もう討伐方法は理解しているため


 七匹とも呆気なく片付いた。


 弱点さえ理解していれば簡単に倒せる。


 無知は罪というような言葉はたんなるかっこつけだと


 思っていたがこの世界にきて


 この言葉を理解することができた。

 

 七匹目を倒したあと視界に


『経験値5獲得』


『Lv1→Lv2』


『スキルポイント2獲得』


 という表示が出た。


 どうやらレベルが上がるとスキルポイントというのが


 ゲットできるらしい。   


 ステータスを開くと『スキル習得』という項目が追加されており


 開くとずらりと様々なスキルが視界いっぱいに並び


 スライドするとさらに多くあった。


 習得したいスキルにかかるスキルポイントを


 集めれば習得できるようになるらしい。


 とりあえず今はスキルは必要じゃないため


 表示を閉じた。


 将来的には様々な種類のスキルを習得したい。


 たとえば前の世界ではできないような


 空を飛ぶことや水面を走ることの他にも


 魔法を使ったりとか。


 夢がどんどんと広がっていく。


 ゲームのような自由な世界であり


 ステータスがものを言う。


 だったら絶対強くなってみせる。


 そしていずれか会うみんなを驚かせてやる。


 俺はまた歩き出した。


 この世界を旅するため。






 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ