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槌の戦士は今日も旅する  作者: 砂凪菜義
一章 槌の戦士は草原をさまよう
4/31

新発見

「待てこら~!!」


「ぷにぷに~」


 スライムの動きは速いという訳ではないが


 うずくまっていた時間が少し長かったため


 間があきすぎてなかなか追いつかない。


「これでもくらえっ!」


 やっとの思いで追いつき槌をスライムに振りかざす。


「ぷにっ!?」


 スライムはつぶれ動きが止まった。


 槌の威力でスライムの下の地面が少しえぐれた。


「どうだまいったかってあれっ!?」


「ぷにぷに~」


 さっきまで潰れていたのがなかったかのように


 元の形に戻り跳ねている。


「倒せてなかったのか?ならもう一回っ……!」


 振りかざすとまた同じように潰れた。


 しかし、また元通りになる。


「どういうことだ!?こいつ無敵なのか!?」


 叩いても叩いてもまったくきかない。


 この世界のスライムは戦闘能力はないが


 死なないのか…?


「どうなってるんだ…ってん…?」


 スライムの身体の中に小さめのビー玉のようなものが


 入っている。


「もしかして…」


 試しに今度はビー玉を狙い叩いてみる。


「ぷに~………」


 ガラスの割れたような音が鳴ったあと


 スライムは風船のようにしぼんでいき


 動かなくなった。


「ビー玉が核だったのか…あれ…?」


 視界に


『経験値5獲得』


 と出てきた。

 

 そして今気づいたが視界の左端に白色の字でで


『Lv1 KIRISIMA KAIGA』というのがあり


 その下に辺だけが色がついており中は透明な


 横に細長い長方形があり


 左の端が少し水色に染まっている。


 またその下に小さめな文字で


『次のレベルまであと経験値35』と書かれてある。


 どうやらレベルと名前、次のレベルまでの


 必要な経験値の量を表しているみたいだ。


「ゲームっぽいな…あっ触れる」


 ネームタグのようなものに触れると


 メニューのようなものが開かれる。


 書かれてあるのが


『プロフィール』、『ステータス』、『武器熟練度』で


 あとは鍵マークがついておりロックされている。


 プロフィールを開くと


『霧島灰牙(15)身長170センチ、


 体重60キロ、誕生日8月7日』など


 正確なものが書かれてある。


 ステータスを開くと


 攻撃力20  武器効果+50

 防御力40  武器効果+10

 俊敏性60  武器効果-20

 知力 50  武器効果 なし

 魔力 500  武器効果 なし

 スキル なし

 

 と書かれてあった。


 次に武器熟練度を開くと


 槌〈ノーマルハンマー〉武器熟練度Lv1と


 書かれてありここにも


『次のレベルまであと武器熟練度50』と書かれてある。


 どうやら武器熟練度のレベルほうが普通のレベルより


 上がりにくいらしい。


「なるほどな……あっそうだ素材をゲットしよっと。


 確か槌をスライムに掲げればいいんだな」


 槌についてある水色の水晶にスライムが


 吸い込まれていく。


 すると視界に


『武器熟練度5獲得』と表示される。


「なるほどこれで武器熟練度がゲットできるのか…


 ほんでこの残ったのがアイテムとかをつくるための


 素材になるのか」


 残ったものはさっき壊したはずのスライムの核。


「まあとりあえずポーチに入れとくか」


 ウエストポーチの中に放り込んだ。


「さてじゅあ気を取り直してまた歩くか」


 とは言ってもスライムを追いかけるのに


 がむしゃらになっていたため来た方角を


 忘れたためまた適当に今向いている方向に歩いた。


 


 




 

 





 



 


 


 

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