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極秘資料に記された事件の関係者

詞雅見(しがみ)慈三郎(じさぶろう)

 明治時代、若干二十四歳で医学・理学・工学・薬学の博士号を授与された天才。

 十九世紀のロンドンに留学中に心霊学と出会い、のめり込む。

 帰国後、初期の民俗学を主たる研究分野とし、勢力的に日本全国を回って民話伝承の採集に努める。

 魂の実体は『念能(ねんどう)エナルジー』であるという仮説の下、超常現象を科学的に説明する通称『詞雅見(しがみ)理論』を提唱するが、当時の学会には受け入れられなかった。精神の異常を疑われ脳病院に強制入院させられそうになるが逃走し以後は地下に(もぐ)って研究を続ける。

 彼の死後、その財産と研究成果は(のち)に『詞雅見(しがみ)財団』と呼ばれる組織に受け継がれ、その地下活動は現在も続いている。


駈原(かけはら)巧見(たくみ)

 年齢二十歳。

 身長は日本の成人男子の平均より(わず)かに高いくらい。

『もし、現代日本にミケランジェロが転生していたら泣いて喜ぶ』ほどの、並外れて美しい顔の持ち主。

 いつもカラフルな帽子をかぶり、カラフルなジャケットを着ている。服のセンスは(ひど)く、他人に『チャラい』印象を与える。

 自称ユーチューバー。

 全国各地を回って公園でリフティングを延々と続けるだけの動画を配信している。

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