第4巻 思い出したくなかった
とはいっても、まず目指さなきゃいけないのはこの世界での学校。
それも、魔法学校である。俺ぐらいの年の貴族はみんな学校へ通う。
そんで、エルバルド王立魔法学園ていうのが、この世界で一番大きい学校である。
んで、俺の探している本の一冊がそこにあるのだが…
「入学するまであと、1年あるんだよな。」
場所がわかっている三冊のうち、一冊がエルバルド王立魔法学園にありのが、現世の知識から分かっておりなおかつ、それが一番近かった(簡単に手に入る)のだが…
「仕方ない、第2大陸の方から集めるか。」
第2大陸それは、水と富の都この世界で一番裕福な商業大国でもある。
そんでもって俺が二番目に会いたくないやつがいる大陸でもある。
「しょーがないか。一年もあれば、あっちの方が交渉にノッてくれるだろうしな。 よし、はじめの冒険地は第2大陸ソマール王国だ!」
まぁ、行く前に色々とあるがとりあえず
「よいこはお休みの時間だ!」
ツヴァイユ・カミーユ日記
フィメラルド歴2066年 翠の月3日
ここからはフィメラルド共用語ではなく日本語で書きたいと思う。
まずは、記憶を思い出せた日であり、両親にわがままを言わなくてはいけなくなった日である。
あの本のオリジナルは一冊でも面倒なのに六冊も存在することをおもいだしてしまった。(俺の顔色は相当悪かったと思う。)
できれば綺麗な旅の風景や思い出だけを思い出したかったものだ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。