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二十四話 準備完了!いざ、行かん!

お気に登録が1000件を越えました~。


皆さま、ありがとうございます。ペコリ

いつもどおり、朝の特訓こと地獄の鬼ごっこを終へ、約束どおり二人を花に帰す為の準備をすることにした。


といっても、動きやすい格好に着替えるだけだけど...。


え?特訓していたのだから動きやすい格好じゃないかって?


確かに動きやすい格好ではあるのだが、一応貴族だ、家にいる間は、特訓中だろうとある程度値の張るものを着ているのさ。


つまり、今着替えているのは、子供風にいえばドロだらけになってもいい服だろうか...。


まあ、クレスなんかには、


「それで安い?馬鹿にしてるの?」


と、ため息を疲れたこともあるが...、あるのだが...。


うちの村って、ほとんどが名うての冒険者だからさ...、下手な貴族よりみんな金持ちなんだよね。


そういう、クレスだって父親はかなり有名な錬金士だし。


まあ、貧富の差が無いのはいいことだ、うん。




下は黒のズボン、上は白いシャツと、その上から黒いベストを羽織って、鏡の前で一回転!


うん、完璧!


数分ほど一人自画自賛する、飽きたな...。


行くか。


そして、部屋の隅、観葉植物の横に置かれているバスケットを持ち上げた。


中にいる彼女達にとっては、起きていることは結構な苦痛なのか、今日はずっと寝ている。


「結構道中長いからな、起こさないようにしないと...」


そう、呟いてから、日よけ代わりにそっと白いハンカチをバスケットにかぶせてあげた。


さて、冒険の始まりだ!


「なんてね...。」




部屋を出ると、先に着替えて待っていたのか、ユノスが扉の前に立っていた。


白いハーフパンツに、薄手の白シャツ、腰には大きめの腰布を巻いている。


別に、どこかお出かけにいくわけじゃないんだがな...。


ちなみに、両手両足には母上様のお下がりの固い皮の手甲をしている。


まあ、一緒に特訓するようになってから、ユノスが丸腰じゃ可哀想だと母上様が用意したらしいのだが...。


ユノスように改造されているのですよ子の手甲、てか、手甲というかガントレットに近いんだこれ。


つまり、両手の指まで保護されている。


その硬さのまま...。


ユノスさんの攻撃方法はあい変わらず爪拳、あの一件で気にいったらしいのだが、ユノスの膂力とこの手甲が合わさると、信じられないほどの破壊力を発揮する...。


前、鬼ごっこ中に、俺がかわしたことで変わりに被害者となった大木が、へし折れてたからね。


ホント...、母上様...勘弁してください。


...おれ、丸腰なんですよ。




「...いく?...」


深い、思考の海に沈んでいた俺の意識が、ユノスの言葉によって引き戻された。


まあ、そのしぐさはちゃんと目に焼きついているがな!


首の角度左に斜め45度、その白銀の瞳は少し潤んで見え、白磁といってもいいその白い肌は期待と興奮によってなのか少し朱に染まっている。


ああ、この子、可愛い!!!


お持ち帰りしたい!!!、ってここは俺の家か!?


「ああ、りゅく......、いくかユノス」


と、内面での葛藤をまったく表に出さず、表面上は冷静に対応した、できた!


こくりと頷く、ユノスの手をとって俺は歩き出した。


目指すは、玄関!!




こ、怖かった...。


玄関にたどり着くまでに、三度ドロシ-と遭遇したのだが...。


一度目は絶対零度の表情で微笑まれ、二度目はユノスに向かって図ったかのように水の入ったバケツが飛来し、三度目はドロシーがいる気がする物陰から、高笑いと何か刃物を磨いでいるかのような物音が...。


ユノス、ドロシーに何かしたのか...?


と、家の中なのにもかかわらず、数度の命の危険を感じながら外にでる。


そこには、見送りなのか母上様とサクラが立っていた。


今回、サクラは修行のため留守番なのだ。


「兄さん、ユノス、気をつけてね」


いつもどおりの、黒のゴスロリドレスに白銀に光る腕輪、今日は一房の金メッシュを頭の横に編みこんでいる。


「いってらっしゃ~い、頑張ってくるのよ~」


と、母上様とサクラの二人に見送られながら、俺達は家を出た。




サクラの方から、俺とユノスの手を見て、舌打ちが聞こえた気がしたのは気のせいだと、お兄ちゃん信じてる.........。

ちなみに、PVは650000、ユニークが40000となっております。


無駄に、だらだらと進むお話ですが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。


誤字脱字感想意見よろしくお願いいたします。

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