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前編 見習い従士の一日 「クレア様、ご馳走様です。」

と、いうわけで。


ドロシー視点。


銀糸の従士の一日です。


皆さん、こんにちわ、ドロシーです。


今日は、私の一日でもお話しましょうか...。


え?特に楽しいことなんてないですよー。


とりあえず、起床しましょうか...。


と、ごそごそとベットから抜け出しまして、まずは服を着替え...


なに!見ているんですか!変態!




さて、まず現在時刻は朝の五時ころになります。


早すぎるって?ご飯の準備をしているお母さんは、三時半には起きていますよー。


最初のお仕事は、お屋敷のお掃除になります。


廊下、玄関、庭、お部屋の掃除の順番で行うんですよー。


まずは、廊下ですね。


バケツに水を汲んで、雑巾はとってもやわらかい一角兎の皮を使用します。


一角兎の皮は、とってもいい素材なんですけど、採取できる絶対量が少ないため服飾とかには使えないらしいんですよー。


でわでわ、話している間に水を汲んできたバケツに一角兎の皮を投入。


「お掃除お掃除!」


るんるん気分でいきましょうー。




次は、玄関ですねー。


やっぱり、一番汚れてしまうのは玄関なのですよ。


昨日も、なぜかクレア様達が、ドロだらけでなぜか観葉樹を背負って走っていきましたから。


あらあら、良く見たら靴跡が残っていますねー。


ちょっと小さめなブーツの跡、とても柔らかい履き心地のいい靴の跡、そしてはだしの跡?


ユノスったら、またはだしで飛び出しましたね!


これは、また躾が必要ですね...。




さて、現在時刻は七時になりました。


そろそろ、奥様達が起きていらっしゃるころですねー。


いつもだったら庭掃除も終わらせてしまうのですが、今日は廊下も玄関もドロだらけっだったのでいつもより時間がかかってしまいました...。


さてさて、クレア様達を起こしにいきますか。


まあ、クレア様の部屋に行けば十分でしょうけど。


コンコン


「失礼します...」


ガチャ


ああ、案の定ですね、子供が寝るには少し大きめなベットで、今寝ているのは部屋の主人を含めて三人。


クレア様を真ん中に、左右をサクラ様とユノスが川の字になって寝ております。


ああ、クレアさまったら、普段は見せない子供らしい寝顔...。


食べてしまってもいいかしら?


いいですよね?


.........。




さてさて、クレア様たちは起きたようですし、次は、お母さんのお手伝いです。


朝ごはんですよー。


ちなみに、私がクレア様達と寝ていないわけは、前のときにお母さんに一緒に寝るのを禁止されてしまいました。


なぜでしょうか?あの日の記憶はあまりないのですが?


え?さっき起こすときクレア様に何かしたのか、ですか?


ふふふ、そうですね...、とっても甘かったといっておきましょうか。


さて、それは置いておいて。


育ち盛りの、食べ盛りの三人がいるため朝食は戦争です!


頑張らなくては!




ふう、いつも以上の忙しさでした。


最近はサクラ様も修行が大変なのかよく食べるんですよねー。


あの、小さいお体のどこにあの量が入るのでしょうか?


...不思議です。


さて、お次は、お庭の掃除ですねー。


行きましょうか。




お庭のお掃除といっても、季節ごとにやることは変わります。


春だったら、お花の世話などですが、今は夏なので雑草の刈り取りですね。


よくもまあ、こんなに毎日、伸びてきますね...。


と憎たらしく、思う部分もありますが。


お母さんいわく、メイドさんの必須装備は、包丁と草刈鎌!


憎き雑草!刈り取ってやりましょう!


ふふふふふふふふふ!


別に、雑草を見ていてたまに白金色を幻視していたりなんかしてませんよ...。




さてさて、現在時刻は九時になりました。


クレア様達の修行の時間です。


それぞれのお部屋の掃除が最後の理由がこれです。


といっても、私の分野はサクラ様、クレア様、ユノスの三部屋ですがねー。


といっても、今日は三人ともクレア様のお部屋で眠っていたので、クレア様のお部屋だけですが。


コンコン


まあ、誰もいないでしょうが。


「失礼します!」


今日二度目の入室です!


入ってまず深呼吸を一つ。


クレア様の匂いが..................、ハッ!


少し、記憶が無くなっています、今何が?


とりあえず、襲うぞ、イヤイヤ、お掃除を、しなくてわ!




ハアハア。


興奮なんてしてませんよ、つかれているだけです。


あそこは、危険がいっぱいでした...。


流石に、はがしたシーツに顔にうずめそうになった時は、自分の頭を地面でぶん殴って止めましたが!


脱ぎっぱなしの服を見た時に、理性が飛びそうになりました...。




さて、外の空気も吸い込んで、意識もすっきりしたことですし。


私も、修行に向かうとしますか...。


主人を身を挺して守る従士としての修行に...。




次話はメイド修行です。


果物ナイフと包丁が...


うふふふふふふふふ...


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