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二話 採取依頼は苦手です。

何か、急に............。


PVが増えました............。


お気に入り登録も増えました............。


な、何があったの?


ガクブル(((;゜д゜)))ガクブル


ギルドの扉を軋みを上げながら開けると、いつもどおり、受付には笑顔が素敵なアクア姉さんが座っていらっしゃた。


-アクア姉さん、時々見せるSな笑顔を見せなければ美人さんなんだけどな


-ええ、そうですね、私は今でも登録の時のあの恍惚とした表情がトラウマとして残っていますわ


考えていたことが、【以心伝心】で妹に漏れていたらしく、返事が返ってきた。


ちなみに、あの祭りの依頼から採取系の依頼を受けるのが怖くなり、ほとんど受けていないのは余談である。


まあ、受けたら受けたで、まともに持って帰ってこれないので、たまに【クレア君とサクラちゃん用 森で何か持って帰ってくる 報酬 品物しだい】といった、かなり丸無げな依頼書が掲示板に貼り付けられていたりする、ちなみに依頼者はクオーツ・メアリィと連名で書いてあることがほとんどだ。


「アクア姉さん、依頼の終了報告に来ました」


リーダーになったからか、少し皆の前では明るくなったクレス、その報告を聞いてアクア姉さんが頬を緩めるといつもの笑みを浮かべた、ぞくっとするほうね。


「ご苦労様、で、双子ちゃんは今日は何を持って帰って来てくれたのかな?」


『兎の角です!』


ここだけは、譲れない、確かに三羽狩ったし、三羽共一撃で角を折ったのだ、摩り替わる時間など存在しない。


-今日こそは、勝つ!


はて、何に?


-世界の不条理にですわ!


では、妹と、一心同体になったところで。


-結果発表-


一角兎の肉、一角兎の皮、一角兎の角、一角兎の爪、一角兎の骨、一角聖獣の角?


『............』


一本、一角聖獣<ユニコーン>の角が混ざっていました。


ああ、思わず一角兎の角のなかに一本異常な雰囲気の物が紛れ込んでいた時点で、兎を皮と骨までさばいてしまったぜ...。


--って


『なぜだーーーーーーーーーーー!』


なま暖かい視線を受けながら、俺達は絶叫した。


「ま、負けた...」


と、両手を地面につき落ち込んでいる体勢になる、双子二人。


「何に、負けたのよ?」


頭の上から、苦笑気味のフレスの言葉が降ってきた。


「世界の、不条理に...」






双子が、ギルドでうなだれていたころ、フレグラス村の入り口を三人の人影がゆっくりと、とおり過ぎた。


「ここは、相変わらずのどかね...」


先頭を歩くのは、魔女のローブをきた蒼髪の女性。


「どこかで、双子ちゃんの絶叫が聞こえた気がしたのだけど?」


そして、それに続くのは綺麗な金髪を風に流しながら、緑色に輝く瞳に好奇心を浮かべてきょろきょろと周りを見回すエルフの女性。


「............」


そして、全身をすっぽりと覆い隠してしまう大き目のマント着て、顔もフードでかくしてしまった人影がひとつ、エルフの女性に手を引かれるようにして歩いている。


「アイウス、あんたは、どんだけ耳がいいのよ」


はあ、とため息をついて、エルフの女性に疑念の目を向けると、すたすたと、蒼髪の女性は歩き始めた。


「ちょっとまってよ、キャシーは気にならないの?」


小柄なフードの人影の手を引きながら、アイウスと呼ばれたエルフの女性はあせったようにあたふたとしている。


「あのね、この村で悲鳴をあげるような人間なんて私の甥と姪に決まっているでしょう!」


キャシーから放たれたその否定なのか、断定なのか良くわからない返答に押されるように、アイウスはうっと言葉を詰まらせる。


「それに、今はこの子を兄さんの所に連れて行くのが先よ」


さっき怒鳴った時の、厳しい表情を緩めると小柄な人影に視線をうつし、優しげに笑うキャシー。


「まあ、そうね...、行きましょうかユノス」


「............」


二人が、小柄の人影に語りかけると、ほとんど反応を返さないそのフードのが縦に一回だけ揺れた。


その行動に優しい笑みを深くすると、三人は歩き出す。


村を抜けて、その先、小高い丘に立つ領主の家に向けて。


えーと。


外伝、なかがきをアイナ先生の魔法試験に書き換えました。


暇つぶしに書いたものなので、雑なところはありますが。


良かったら、読んでください。


誤字脱字感想意見お待ちしてます。

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