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とけない魔法さめぬ夢
~翌早朝~
路地裏の片隅で
半分雪に埋もれて
眠っている少女のことを
誰も知りません
けれどいいのです
大好きなお父さんとお母さんが
来てくれたから
少女の顔は穏やかで
口元はうっすら
笑みを浮かべています
その笑みは
少女らしい
屈託のない微笑み
まるで夢見心地のよう
2度と少女の夢は醒めません
もう
幻ではないのです
永遠に
とけぬ魔法の中
覚めぬ夢の中
大好きな
お父さんとお母さんと
手を繋ぎ
家路に向かうのです
暖かだった
あの頃のまま
あの日のまま
あの時のままに




