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女神の不手際で異世界転生! 最弱な俺が目指す『一発逆転』サクセスロード  作者: おといち


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24話 ギルドカードはお持ちですか?

「私の用事は済みましたが…コースケさん、折角なのでこの機会に冒険者登録して行かれたらどうですか?」

「冒険者登録…そういえば前に言ってましたね。うーん、どうしようかなぁ…。」


前にフィゼさんは討伐以外にも依頼はあると言っていたが…さて、どうしたものか。

依頼云々の前に、登録に関するメリット・デメリットがそもそもよくわからん。


「冒険者登録はしておいて損はないですよ。実際、私もしていますし。」

「あ、フィゼさんもしてるんですね。」

「はい。登録した際に貰えるギルドカードは、ちょっとした身分証にもなって便利ですよ。」


なるほど。なんというか、免許証みたいなイメージか…?


「そうですよー。この町でも、9割以上の方にご登録いただいております。今すぐこちらで登録されますか?」


免許証どころか、なんかお店のポイントカードみたいなノリだな…。

しかし登録してるのが9割以上なら、まぁ本当に登録しておいて損はないのだろう。


「ちなみに費用の方は、いかほどで…?」

「ご登録は100ガルドになります。

また本登録は3年に1度更新の必要がありますが、その際は40ガルドいただいております。」

「あ、結構安いんですね。それじゃあお願いします。」

「はーい、それではこちらの用紙に必要事項をご記入ください。」


ちなみにこの世界…それともこの国?の通貨は、”ガルド”だ。この前いろいろと店を回ってみたが、

感覚としては恐らく1ガルド=10円ぐらいだろう。つまり、登録に1000円、更新に400円といったところになる。


渡された用紙に名前やらなんやらを記入して、レミリアさんに渡す。

…途中生年月日を記入する項目があって一瞬焦ったが、幸いカウンターに(カレンダー)が置いてあったので事なきを得た。

危ないところだった…。生年月日を書くのに延々と悩んでいたら、傍から見れば不審者レベルMAXだろう。


「それではこちらで登録させていただきますね。少々お待ちください。」

「はい、お願いします。」


レミリアさんが戻ってくるまでの間ボードの方をチラ見していたが、なるほど確かにいろいろな依頼が貼り出されていた。

求人広告みたいなものもぼちぼちあるし、俺の持っているスキルが役に立ちそうな依頼もパッと見でいくつかある。

市役所みたいな所だと思っていたが、ここはハロワみたいな要素もあるんだな。

時間がある時にまたちょくちょく顔を出してみても面白そうだ。


「お待たせしました、登録が完了しましたよ。こちら、コースケさんのギルドカードになります。

あとこちらもお渡ししておきますね。冒険者登録に関する注意書き等が記されたものです。」


ものの数分で戻ってきたレミリアさんから、ちょっとしたパンフレットとギルドカードを受け取る。

なんかこのカード、想像していたよりぺらっぺらの紙きれだな…。


「ギルドカードは大切な物になりますので、失くさないように気を付けてくださいね?」

「といっても、なんかすぐに汚したりしちゃいそうですけど…。」

「ふふ、安心してください。ギルドカードには特別なコーティングが施してありますので、

ちょっとやそっとのことじゃ汚れたり破損したりしませんから。」

「そうなんですか?」


恐る恐るちょっと引っ張ってみたりしたが、確かに破れたりするような気配はなかった。

すげー。魔法かな?スキルかな?それともまた、別のなにかなんだろうか?


「ですが、間違ってもスキル等でコーティングを【剥離(イジェクト)】するようなことはしないでくださいね?」


剥離?【剥離(イジェクト)】…できますねぇ。ありますねぇ。やりませんし言いませんけども。


「もー、レミリアさんったら。【剥離(イジェクト)】なんて、普通の人が使えるわけないじゃないですか。」

「ふふ、それもそうですね。失礼しました。」


言いながらフィゼさんがこっちに目配せをしてくる。いや、今のは流石に俺も口を滑らせる気はなかったですよ…?

それにしても、こいつもレアスキルとかそういった類のものなのか?

剥離(イジェクト)】…道具等に後付けされた効果を除外することができる、か…。一見そんなに強力そうなスキルには見えないけどなぁ。

…まぁここは”触らぬ神に祟りなし”だな。


「それではレミリアさん、そろそろ失礼しますね。」

「えぇ。フィゼちゃん、また来てね。ふふ、もちろんコースケさんも、ね?」

「は、はい!必ずまた来ます!」

「……もう!」

「あらあら…ふふっ。」

「えっ、えっ?」


…今度は俺、例のアレ(レミっぱい)見てないよ???

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