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自己懐古録1
私は、幼かった。当時を振り返って見ても当面を見てもそう思う。しかしその幼さは外見的なものではなく、内面的なものである。外面的には成人男性と引きを取らないほどのものであったし、そのように扱われていた。しかし、内面、精神的なところでいうとそうではなかった。本心では甘えたいという欲求がありながら、体面的にはその強さというペルソナを被っていた。
では、その幼さはどこから来るのだろうかと言うところで、父の存在が大きいだろう。私の父は私が小さい頃から単身赴任で家にはいない。つまり幼い時から頼るべき存在がいなかったのだ。だから自分が頼るべき存在と成らざるをえない状況が形成されていた。