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クソ貴族の長女となりまして

こんなの書きたいなぁー。よし!書いてみるか!

そんな感じでできた話です。そんなんで良かったらどうぞ見てって下さい。ご意見・ご感想、誤字脱字お待ちしております。

ある日PON☆と生まれ変わってしまったミリタリー大好き現役JK火野香織改めクリミア・ノースロップ・レイセオン。いちいち説明は面倒くさいのでまとめると

気づいたら赤ちゃん

飛んで飛んで11歳

13歳学院入学←今ここ

まあ王道というかテンプレというか、この生まれ落ちたレイセオン家。なんと虐待大好きで趣味は聞かれたら声を揃えて拷問と言い出すレベルである。もちろん私は違いますよ。と言いたいところですが残念ながらたしかにこれは楽しい。辞められなくなる理由がなんとなく分かる。とはいえ私も自重している、農民は生かさず殺さずが一番であるし領民は大事な収入源でもある。それを見境なく殺すのは馬鹿のやることで月に一人位のペースのほうがいい。両親のように毎日数人を攫うような事をしていてはこの公爵領がどんどん貧しくなってしまう。うちの両親、普段は皇帝陛下からの信頼も厚く仕事もでき領地の経営も上手いのだが何故か拷問遊びは辞められないらしくそれが欠点である。

はっきり言って早いうちに手を打たないとヤバい事になるのが目に見えている。このまま行くと確実に反乱が起きるか領土が維持できなくなって終わる。唯でさえ革命軍とか言うのがのさばっている状態なのだ。ちなみにこの帝国めっちゃ広い。アメリカ大陸の2倍くらいある。多分。恐らくこの惑星そのものが大きいのだろう。更に言うとこの世界の文明は発達をやめている。この世界には魔法がある。そこまでは良い。魔法と言うのが便利なせいなのかまともに技術が発達しないのだ。お湯をすぐに沸かせたりはできるし水洗トイレなんかもあるのだがソレは民間の話。はっきり言って悲惨なのは軍事方面だ。まず魔法というのは使える人間が全体を10としてだいたい2:8つまり十人中二人しか使えない。更にこの中でまともに魔法使えるのは更に3から4割と言ったところだ。そしてこの世界のどこの国も基本の戦力評価は魔法を使える者の人数で決まる。貴族は基本的に使えるし平民の中にも使える人間は稀にいる。この帝国は魔法研究についてはかなり進んでいる方ではあるので魔石を使用したマスケット銃もどきや前装式大砲位はある。しかもこの魔石を使用したものは魔力は持っているが魔法を使うには足りないと言う者でも扱えるためいいのだが大砲に関しては「あれ?これ魔法使える奴にやってもらった方が効率も威力も高くない?」と言う事になり現在はスクラップ状態である。ちなみに魔石というのは基本無色透明でそこから属性のある魔力をぶつけることで変化する。マスケット銃もどきではこの無属性状態の魔石を使う。この状態の魔石は一定以上の魔力を含むと爆発するため銃に魔力を注ぎ込むと引き金を引くことで魔石に当たる火縄的な物に魔力がたまりだいたい魔石の耐久度の問題もあり3回ほど打つと魔石の再装填が必要になる。飛ばしているのは球形のため飛距離はあまりないし下手すると魔法のほうが強い。しかもコストも高い。あまり良いことはないものなのだ。更にこの帝国の軍事力は場所によって大きく変わる。弱小貴族では魔法を使えるものが数人いる以外はほとんど一般の兵や騎士で下手うつと盗賊に負ける有様。中堅くらいになってくると自分のことは自分で完結することができるようになるがせいぜい防衛が精一杯。伯爵やら辺境伯あたりなってくれば多少バラツキはあれどもまぁまぁ戦えるようになる。そして最後に我がレイセオン家が代々トップを務める帝都防衛隊と皇帝の親衛隊。他に公爵騎士団がある。さてわかるとおり常備軍は常に人手不足、唯でさえ少ない魔力持ちを帝位争いで敵側に付いた人間を大粛清してしまったため戦力は低下気味。挙げ句の果に帝国貴族の嗜みといって全員ではないが大多数が平民を殺す。オワコンである。この国に未来はない。革命軍も崇高な使命を掲げているが実際どんなもんだか。要するに帝国が倒れてもレイセオン家が続くよつな強大な力を手に入れるか、帝国を倒すか、帝国を存続させることに全力を注ぐか。今のところ私は最後のが一番現実的であると思っている。腐っても帝国はまだ周辺国と比べたらずば抜けた軍事力を持っている。更に現皇太子はかなりまともな部類に入る。有能ではない飽くまでもマトモである。少なくともここままじゃヤバイという意識を持っている。そして今は私が彼の右腕だ。わたし?もちろん有能ですよ。寝る間も惜しんで彼の補助をしてますから。公爵家は代々補佐官を排出してきたため私もそれが義務付けられている。父が家で拷問でもしてなにかに当たる理由がわかる気がした。

そんな分けで今日も私は学院の授業が終わると皇族専用の部屋に行き仕事の補佐をする。ちなみに私の成績は学院内2位。本当は1位だがそうしてしまうと皇族の維新に関わるので常に皇族が1位だ。これに関しては皇太子自身が私に愚痴と一緒に言っていたので本当だろう。これでも私は皇太子特別補佐官と言う役職があり城には顔パスで入れるし給料も出る。一応領地もある。当然命は狙われるは、皇太子が問題起こしたときは後処理に追われるはで大変ではあるが。

「殿下いつも言っているでしょう。なぜ貴方は制服のまま寝ているんですかか!」

「仕方ないじゃないか。眠いんだもの。仕事で疲れてしまっただよ」

「へー、私に書類仕事全て押し付けて。貴族の娘さんに手を出して、挙げ句サインを2回しただけで疲れるんですか」

「うっ、今日は息抜きだよ。明日からはちゃんとやるから」

どう考えても彼の父でもある皇帝陛下のような威厳が感じられない。陛下の前に行くと自然と頭が下がるような威厳があるのだが彼からは全く感じられない。顔は良いし性格もまともな好青年ではあるのだが極度のサボり症ですぐ仕事を押し付けてくる。もう私の場合髪を梳いたりするのも面倒くさくて最近ではバッサリ切ってショートカットにしている。銀髪なのもあって結構似合うのだ。ドレス?んなもん着てたら戦闘にも移動にも不便なだけだ。基本ズボンか短い丈のスカート上はワイシャツのようなものの上にコートを羽織っている感じである。スカートの時は太ももの部分にナイフをいれズボンのときは足首に装着している。コートの中には無属性魔石のクズをすりつぶして固めた手榴弾や火属性魔石にして焼夷手榴弾などを隠している。ついでに作ったリボルバーも。ちなみに原型はウェイブリーリボルバーと言うイギリスの銃だ。中折式で弾丸の口径は9ミリ。それなりにストッピングパワーも期待できるたし何より作りやすい。ちなみに私の得意な属性は地属性でいわゆる工作に向いている。武器をすぐに創り出せる点では優れているが火属性等のものに比べれば威力的には弱い。だからこそ銃とか作っているのだが。私の場合皇太子の護衛もあるため尚更だ。少し自分ごとになるがはっきり言って子供。しかも5歳の女子いくら相手が犯罪者とは言っても人を殺させるのは下手したらトラウマだと思う。私の場合一回目は躊躇ったが二回目以降は大丈夫だった。なれは怖い。

こうして一日は過ぎていく。

軽く魔法について解説していくと

魔力は大気中を漂っていて生き物にはそれを組み上げるポンプ、貯めるためのタンク、最後に排出する出口がある。基本的にはどの生物にもついているが基本はほぼ使えないくらい小さいためそういう者は魔法を使えないとされる。私の場合汲み上げポンプでかい。タンクでかい。排出口普通の人より少し大きいくらいなので魔法の威力はそこまで強くないしもとより戦闘向きの属性でない。別に効率は悪くなるが他の魔法も使えるし無属性魔法であれば平民の魔法を使えないとされる者でも使える。いわゆる無属性魔法というのは限りなく効率がいいのだ。攻撃系の魔法ほど効率は悪くなる。これに関しては仕方のない事でもとより魔力は大気中で無属性魔素として存在しそれを生き物が無属性魔力に変換し更にそこから属性を付け加えるために変換するのだからそれは効率が悪くなる。悪いと言っても初期で覚えるものであれば対して関係ないが。因みにうちの上司になる予定の皇太子殿下はまさかの全属性対応である。歴代皇帝の中でも最強と呼ばれる現皇帝陛下よりも強くなる可能性があるらしい。

因みに魔石は鉱山で掘る、魔物を倒す、私しか使えないが魔石を生成する。別に他の人でもできるのだか教えていない。作り方はかんたん。手を出してそこに魔力を集めるようにしながら放出するとあら不思議!魔石の出来上がりなのだ。大事なのは過程で属性変換をしないようにすること。それさえできればすぐ作れる。

我が公爵領には魔石の取れる鉱山は5つあるし私の領土にも一つあるので対して魔石には困らないのだが。

遅くなったが私の最終目標はこの国の近代化である。多分私の予想で行けばうまく行った場合この世界のアメリカになれる可能性を秘めている。ちなみに私は圧倒的ミリタリーパワーで敵を叩き潰すのが大好きである。アメリカバンザイ!

まぁそれは置いといてまず最初にやったのは自分の領土の開発である。与えられたのは手付かずの森と数個の村。それから寂れた街。資金に関しては実家からこれでもかと言う程貰えたため困らない。まずは街の活性化。孤児や犯罪者を捕まえ協力するか死ぬかを選ばせる。その後全員を奴隷契約で縛り森の開拓に当てた。次に住民に対して税を5年間免除する代わりに建物の建設などに協力するように命令を出す。現在の目標は近代化への第一歩。基礎的な技術の底上げである。何事もそうだがもの一つ作るのにもかなり労力や技術がいる。特に兵器や武器に関しては部品どうしの互換性がないと地獄を見ることになる。旧日本軍がいい例だ。そして安定した部品づくりには様々な技術がいる。私だけが使うぶんにはいいのだが自分の兵にも持たせるとなると安定した供給が望ましい。そこでまず高い建物の建築術や鉄の加工、ものではなく金銭による税の支払い。いわゆるこの領地を最初に近代化させる。そのようなことが終わったら次は蒸気機関の作成に移る。あれができれば世の中が大きくと変わる。輸送力の向上、電機の使用、動力付き工作機械や織機。いわゆる生産力の向上。全てが変わる。国が豊かに、そして強くなるのだ。

さぁ、始めよう。帝国に栄光あれ!

ご意見・ご感想、誤字脱字お待ちしております。

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