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爆縮と体温の機知(8)

醜い風

優し過ぎる心は

醜い風になる

立派な人間なんて

何処にも居ないから

優しさでカモフラージュして

「善人です」と言わなければ

誰にも信じて貰えない

空から見れば

なんて馬鹿々々しいのだ

それは悪人がやることだ


偽善者と

呼ばれる者が居るが

あれは立派な人間では無い

やりたいからやっているという

ただの素直な行動であり

それ以上も以下も無い

「自己満足」と言われれば

「そうだ」と返って来る

趣味に打ち込む人間と

代わり無いのである


先導者と

言われる者が居るが

あれも立派な人間では無い

怪しいマナー講師と

変わらないのだ

それに

誰がどれだけ導こうとも

あなたがそう行動するのだと

決断したのである

境界線の無い者だけが

首輪付けられて

歩かされているのだ


優し過ぎる心は

綺麗だからこそ

寄って来るのである

悪の隣に居る者は

悪党だけでは無いのだ

それは

純粋に心底優しい

ただの人間だったりする

吹いて来る風が醜い理由だ

あの仕方なさと

何も言えなさこそ

人間なのだろう



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