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ソドム・パラノイア  作者: Y
HELL CAN WAIT
78/301

73:なんか乳首みたいな名前だけど大丈夫かな

 かきあげ……っていうんだね君は。ごめんね、私、お芋の天ぷらしか食べたこと無いから……複雑に組み上げられた君にはちょっと緊張しちゃうよ。ふむ、君はイカ。海……でとれるんだっけ?


「ああ!」

「なんですかぁソドム。うるさいですよぉ」

「ラヴちゃん……これ、え……え……エビ!」


 え、エビって超高級食材だよね?


「食べたければとればいいじゃないですかぁ。今日は天ぷらオール100円サービスの日ですしぃ」

「価格破壊!」


 私は震える手でエビを……なんかパン屋さんにあるみたいな()()()()()()()()でうどんに乗せ――――。


「おい、ソドム。どうやら天ぷらはこの皿に乗せるものらしいぜ」

「そ、そうなんだ……。危なかった……ありがとうメメメス、ってそれ()()()()()?」

「ああ、これ鶏天っていうらしい。鶏肉好きだからさ私」

「鶏って唐揚げにするものじゃないの!」


 アメージング! 鶏を天ぷらにするって……ああでも唐揚げも揚げ物だから、あり、ありなのね!


「早くしないと伸びちゃいますよぉ」

「え、こんなに太いのに!」


 そこはラーメンの仕組みと同じなんだ……。いや、もしかしたら()()()()が長いのかもしれない。いや、きっとそうだ、そうじゃなきゃこんなに悩んでしまう()()()()()()がうどんを受け取った後にあるはずがない!


「て、適量は、天ぷらの適量はどれくらいなの?」

「んー、人それぞれですけど、私は二つくらいですかねぇ」


 つまり、あと一つ……ワン……チョイス……。うう、どれも美味しそうだし……どうしよう……見たことないものばっかりっていうか、みんな似たような()()()()()()がついてるからよくわかんないし……!


「ええい!」


 直感! そう、直感でよし! うん、絶対どれも美味しいはず。ああ、うう……今になってかきあげさんが気になってきた……次回! 君とは次回!


「お会計は一緒でいいですか?」

「一緒でお願いしますぅ」

「はい、ではかけの並がおひとつ」


 私のから呼ばれた!


「ぶっかけの並がおひとつ、ざるの大がおひとつ」


 ()()()()()()()数えた! そしてラヴちゃんは大!


「天ぷらが、鶏天、ナスがおひとつづつ」


 天ぷらはお皿ごと! それにしもナスって……それ、パスタにいれるやつだよね……。(そっかパスタも麺類!)


「こちらはイカがおふたつ」


 ラヴちゃんはイカ二つ! イカオンリー! もしかして、イカって超美味しいの?


「でこちらはエビと、ちくわがひとつづつですね。お会計¥1,560-になります。お会計は現金ですか? IDですか?」

「あ、IDでよろしくですぅ」


 私が選んだこれ、ちくわって言うんだ……。なんか乳首みたいな名前だけど大丈夫かな……。

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