FinaleCOMPLEX
他人の日記を覗き見る時、君はどんな言い訳をして自分を正当化するのか? 決着をつけるための暴力は認められて当然だという思想から君が学んだものは、一体どのような屁理屈か?
「結局の所、あなたは差別を憎んでいるというわけかしら?」
「いいや、自分の劣等を恥じているだけだ」
「あらそう。それはとても悲しいことなの?」
会話から疑問へ、自問自答へ回帰する。人間の中に宇宙があるだとか、思想の先に真の解放があるだとか――――様々な理屈があるが、結局の所問題は、君が泣き声でないものを泣き声だと聞き間違い、本物の泣き声を聞いた時に激怒してしまうということだろう。
確かに周囲が君のことを嫌っていると感じるのは、妄想ではあるのだが――――疎まれていないとは言い切れないのは何故だろうか? それはすなわち、君が嫌われているということではないのか。(本当に手の汚れは洗い流せたのか?)
結論から言えば、(人間の)誰もが幸せを求めて良いという思考回路は間違いの象徴だ。そして、誰しもが生きていて良いという指標も、間違いのようなものだ。そして、生きている以上終わる権利があるという思想も間違いだ。そう、この世の全ては容易に否定が可能で――――――――挨拶を忘れるんじゃないぞ、身勝手な君め。
君が自身をMinorityと定義した瞬間――世間、理想はどうあれど――――君は戦いを余儀なくされる。だからせめて、礼儀正しくするといい。私が君に伝えたいMessageは、そういう話だ。
わかるようでわからない時は。わかったような顔をしたまえよ。




