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ソドム・パラノイア  作者: Y
heaven can wait
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24:健康サンダル

 派手すぎるメメメスの入場演出を気にしていられたのは……最初だけだった。


「……け、健康サンダル」


 気がついてしまった……六角形の闘技場の壁。その全てに拳くらいのボツボツがたくさん。これあれだよね、通称()()()()()()、叩きつけられるとかなり痛そうなやつ。メメメスみたいな打撃系と戦うには、最悪の会場。確か先週くらいにもこの壁のせいで、殺害同意ボタン押してない選手が死……。


「さぁて、本日の愛を込めて金を(ラブ・ユー・)放り投げる一分間(マネー・タイム)は超スペシャルバージョンだぜ! 御覧ください! 右手のモニターはメメメスちゃん! 左のモニターはソドムちゃん! 本日は同時にっ! 同時に二人の愛を込めて金を(ラブ・ユー・)放り投げる一分間(マネー・タイム)を行いますっっ!」


 はぁああああ? 何それ公開処刑じゃん! この試合どれだけメメメス贔屓なの。というか実況の人ってどこから喋ってるんだろう、一回も姿見せてないのに右手とか言われてもどっちのモニターか……いや、わかる。明らかに私のモニター小さいもん。あれ、絶対今日取りつけたよね。


「その前に、お聞き下さい! メメメスちゃんのオリジナルソングっ! マイラブリー夢かわいいアイスクリーム!」


 は?


「みんなー! 私の歌を聞いてほしいです! メメメス、心をこめて超がんばって歌っちゃう! じゃあいっくよー! きいてください、メメメスでマイラブリー夢かわいいアイスクリーム」


 え? は?

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