1-6.友達に魔法を教えましょう(5)
メリーさんが今日も通ります。
誤字報告ありがとうございました。
1-6.友達に魔法を教えましょう(5)
秘密基地にて。
「リンちゃん。大丈夫なの?」
「何がですか?」
「それって、呪いの魔道具なんでしょ?」
「ああ、確かに呪いのアイテムですけど、人的害はありませんよ。」
エルザが魔石から出した水を受け取り、私は何度目になるであろうことをもう一度言った。
鑑定をしてみるも、結果は先程と変わらない。
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『鑑定』
名前:夢が詰まった魔法の鞄
製作者:haueerb;nui
作成:nbeの皮とniubの魔石を錬金術で合成し、nhrireによる魔法の術式が施されたもの。
説明:術式が機能している限り、生命体でなければ、いくらでも、収納できる。中の物が干渉し合うことはなく、入れた本人しか取り出せない。日付が変わると同時に、入っている物を周囲にまき散らす。
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所謂、不良欠陥だった。この製作者――haueerb;nuiと文字化けしているが――が作った、呪われているという魔道具は、全部がただの不良欠陥品だったのだ。
『この水筒は、永遠に水が出るけど、使っている人の命を削るっていうんだ』
という水筒は、確かに永遠に水が出るだろう。使用者のMPを吸い取って水にしているのだから。ただMPが0になれば気絶するため、死んだように見え、過剰に話が膨らんだものなのだろう。
他の、不定期に点滅する懐中電灯、幽霊が見えるメガネ、ある言葉を言うといつの間にか服が変わる腕輪、吹いた人も寝てしまう睡眠導入音になる縦笛、などなど。
他の製作品も、使用方法を限れば、とても使いやすい欠陥魔道具だった。
「この鞄も、鞄の中身がすべて出てしまうのは使いにくいですが、その日使うだけなら、これほど便利なものはないと思います」
「そうだけどさ~」
納得はできているが、心配なことには変わりがない。エルザは心配そうに何度も聞いてくる。
メイドだったら、不安なことを和らげることもできなくては……
「ナイトさんも、鑑定持ちです。彼にみてもらいましょう。」
私は、この話はここまで。早く今日も魔法の練習をしましょうと、意気込み、鞄の整理を始める。
特訓用に魔石をいくつか購入したのだ。
今日買ったものは、全て魔法鞄の中にしまっている。そのため、魔石や布、薬草など、小分けしながら並べていく。
エルザは、いつの間に買っていたことに驚いてはいたものの、いつものことだったため、呆れたように、けれど何に使うのだろうと、
「薬草なんて何に使うの?」
「ポーションを一度作ってみたかったのです!!!」
あ、また始まったと理解し、近くの魔石を手に取った。
「ただ同然の値段で売っていたので衝動買いしてしまったが、いい買い物でした!」
確かに、薬草はポーションを作る人や冒険者が使うことがほとんどで、村人や魔法使いがまず使うことはないものだ。だが、薬草からできるポーションは、HP回復だけではなく、欠損した部位も回復するのだ。
こんな万能薬を作らずして、メイドが務まるだろうか。
いや、ない。
幸いなことに、ポーションの作り方は母さんから借りている魔法の本に書いてあった。
錬金術に使うもの以外は、魔法の鞄にしまう。
よし!と意気込み、薬草を慎重に手に取った。
さて、まずは地属性の魔石の粉末を用意して……
ポーションに夢を膨らましていた私は、一瞬にして薬草が燃えきったことに我を忘れてしまった。
炎が出てきた方を見れば、エルザが魔石を突き出した状態で、目を見開いている。
「っちょっと!な「やっふ―――――!魔法だ!!!これが魔力か!」」
魔石に魔力を流すことができるようになったエルザは、私のに向けて炎を出してくる。
「あっち、熱いです。やめてください。やめなさい。……おい、やめろと言っているでしょう」
「あっ」
私の手にあったものは灰になり、ちりちりと手の隙間からこぼれ落ちていく。
初めて魔力を感じることができたエルザと一緒に喜びたいのは山々だが、今の出来事は怒っていいだろう。
暴力はしません。ええ、暴力は。――お話ししましょうか。
いつも以上の身体能力を発揮して、先回りしてエルザを逃がさないようにする。
逃げ切れないと観念したエルザは、諦めることをせず、魔石に魔力を流して炎で攻撃してきた。
「正面に立ってしまえば、その程度の攻撃、どうとでもなります!」
「っひーー!」
私の言葉にエルザは一歩後ずさりながら、一心不乱に炎を当てようとしてくる。
あたったら熱いでしょう。ええ、熱かったです。
左手を見てみれば、火傷した手が目に映る。魔法をむやみやたらと他人にあてれば、怪我をする。武器を当てることと同じなのだ。
確かに新しい遊具を作ったときは、水合戦と言いながら、水鉄砲を当て合う遊びをしたことがある。しかし、それは殺傷能力がなかったから。だが、エルザが使っている炎は、殺傷能力が高い。当たればやけど、当たり所が悪いと、致命傷。
「……しかたがありません。魔法の使い方を教えてあげましょう」
「フウ……フウ……フウ……」
炎をすべて避わし、伸ばされて手を掴んで一本背負いする。
私の腕には、意識が朦朧としているエルザが吐く細い息。
腕を離し、大の字になったエルザは、しゃべる元気もなくなっていた。
「それが、MPが減った時に起こる症状です。MPが尽きると気絶するので、戦闘の際には自分のMPの残量は把握するのがいいでしょう。魔法は使いどころがあるのです。今日はそれを知りましょう。」
私は、初級土魔法で簡易なコップを作り、初級水魔法で水を入れる。
どうにか起き上がったエルザは、コップを受け取ると水を飲みほす。
「リンちゃんが魔法を使っても、こんなことになっているところを見たことがないんだけど」
「そうですね。私のMPは同年代に比べて以上に高いのです。だから、いつも魔法をコントロールしています」
「え?今のを制御しているってこと?」
「はい。高い魔力が暴走しては危険ですし、人に向けて使えば、負の感情を抱かれます」
私は、火傷した部位がよく見えるように左手を突き出す。
「先程の炎は、この通り、火傷をします。火属性の魔法が強いエルザは、あの程度の魔石でもこれだけの威力を発揮するのです」
「でも、そこまで熱いかな?」
「ちょ」
エルザは転がっていた魔石を手に取り、自分に向かって当てようとする。
魔法は自分にも影響を与える代物だ。エルザの魔法防御力ではただでは済まないだろう。
私は魔法を止めようと魔石を奪おうとするが間に合わなかった。
…
……
………
「ほら!ぜんぜん熱くないよ!」
魔石から放出した炎は、エルザに当たると、消えずに燃え続けている。
その出来事に私は驚きで固まっていた。
一瞬で火傷する威力のある炎が直撃しているのに、無害。それどころか、エルザを覆うように燃え続けている。
本来、魔法は自分自身にも影響を与えるものなのだ。
握っていた魔石は、魔力を込める量で火の調節ができる、錬金物だったはず。それに本来は、火種として使うもの。
こちらまでくる熱気や、何かを燃やしている音が、そのような代物ではないことを物語っている。
何が起きているのか分からなかった。
あれ?燃え続けている?
初めは見間違いかと思った。魔力が拡散すれば魔法は消失するはずだ。けれど赤い光は徐々に大きくなっていた。
「はやく火を消してください!」
眩しくて見えにくいが、どうにか炎の中を様子見ると。慌てふためいているエルザがいた。
何が起きているのか分からないのだろう。目には涙を浮かべている。
中は見えにくい、声は聞こえない。
『とまらない。――』
口の動きを読み取ったことで、状況は理解した。私の足元には、先程までエルザが持っていた魔石が転がっている。
既に魔力を流すのを止めているエルザは、私に近づいてくるが、私の足は、意に反して後ろに進む。
魔石に魔力を流して炎を出していたのなら、魔石を手放せば消えるはず。
魔法を魔力で出現させているのなら、魔力の流れを止めれば、炎は消えるはず。
もし、魔石ではないのなら、エルザのMPは底をつくはずなのに、未だに魔力切れを起こす様子が見られない。
何をエネルギーとして燃え続けているのか分からない炎。既に、秘密基地の中は熱気で覆われて、空気が歪んでいる。
その中心にはエルザがおり、徐々に炎と強さが増している。一歩一歩近づいてくる得体のしれないナニカ。
熱さなのか。それとも恐怖心なのか。
全身から汗が止まらない。体がいうことを聞かない。今すぐにでも逃げ出したい。何をすればいいのか分からない。
ドンッ!!!!!!
大きな音と共に我に返ると、いつの間にか秘密基地の壁や天井は燃やし尽くされ、視界は炎の海だった。
「な、なんだ。これは……」
「おい!何があった!」
音を聞いて駆け付けたのだろう。振り返れば、炎の外に村人たちがちらほら見える。
今、この外にでれば、きっとみんなが助けてくれるだろう。
けれど、今、この手を伸ばせば届きそうにいるエルザは助かるのだろうか。
こんな時どうすればいい。あの人なら、メイドなら、どうする!
きっと助けてくれる?確かに助けてくれるでしょう。でも、それでも、今手を伸ばさない何かを失うような、そんな気がします。
困ったことを迅速に解決する、未然に防ぐ、そんなことを平然と行うのがメイドです。
外では、村人たちが世話しなく動き回っているのが見える。
内では、膝をついたエルザが俯いている。
『止まらない』
さっきエルザはなんと言っていましたか?
『とまらないの!助けてよ!リンちゃん!』
助けを求めていました!
するべきことは分かっていたはずです!
魔力の暴走?
いいえ、正確には違うのでしょう。今使われているのは、魔力ではない何らかのエネルギー。
私は炎の中にいるのに、熱くもない。魔法の炎なら、既に私は、全身火傷をしていたでしょう。
得たいがしれないから怖い?
何が起きているのか分からないエルザの方が怖いでしょうが!
そう思うと、自然と体が動く。
『――何となくこうすれば何が起こるのかが分かってだな――』
私とは縁がないだろうと思っていましたが、そうでもないみたいです。基本魔法は初級魔法までしか練習したことがありませんが、今は中級魔法までなら使える気がします。
今は絶対に成功すると確信できるイメージがあった。私は、エルザを助けるために新しい魔法を使う。
「っ『ウィンドベール』――!」
ウィンドベール。どんな魔法であるのか、魔法図鑑に乗っていない、私だけの魔法。風の壁とも言われ、ありとあらゆるものを風で遮る中級風魔法、ウィンドウォールの進化版と言ったところでしょう。
ウィンドウォールは、目の前に見えない壁を作り、相手の足止めをする魔法だが、熟練度が上がれば、壁の中に気流を生じさせることもできるし、まれに自分自身を覆う人もいる。この魔法なら、ありとあらゆるものを遮ることができるため、炎だって遮ることができるだろう。
けれど、今求めているのはそんな用途の魔法ではありません。
エルザを助けるために、炎からエルザを遠ざけるようにするには。壁を作っても自分自身を覆っても
「――意味はないんだあ『あああぁぁぁ』!!!」
「っ!?リンちゃん!」
エルザを抱きしめた私の口からは、聞いたことのない声が聞こえてくる。
エルザが私のことを心配しているが、私自身に起きていることに気を割いている余裕がなかった。魔力が目に見えるほど輝いて、私の身体から溢れ出ている。
魔法コントロールが器用な私なら、自分にではなく、ほかの人にも使えるはずです。そして、炎とエルザの間に壁を作った後に、炎を押し出すように壁の半径を大きくすれば、炎は消えるでしょう。
そう思っていましたが、かなりしんどいです。
グングンMPを消費しているのが分かる。
この世界に来て、どこかセーブしていたのかもしれない。
他人より優れたステータスだったから、慢心していたのかもしれない。
純粋に魔法を全力で使うのはこれが初めてだった。
「『はああぁぁぁ』――――ッッッッ!!!」
魔力の膨張と共に、辺りは爆風に吹き飛ばされ、腹の底まで届く轟音が響く。音源の先には、炎も風もはじけ飛び、キラキラと輝く魔力が周辺に舞っていた。
私は、見慣れた秘密基地はなくなって、ただの広場になったものを見渡す。
周りの炎は消え、村人たちが駆け寄って来ていた。
「魔法はこう使うものです!あ痛っ!?」
「魔法はこう使うものですっじゃないは!馬鹿たれがぁ!」
「何をするのですか!」
タクトが私に拳を振り下ろし、森を見るように促してくる。
周囲の炎は消えていたが、木々が焦げている跡が残っていた。
「っふ。流石は私ですね。森に火が届かないようにできました。あ!ちょっと!その鞄は私の戦利品です!返してください!」
「リンちゃん?」
タクトに夢が詰まった魔法の鞄ととられ、ジャンプしながら取り返そうとしていた私に、エルザ腕を引っ張ってきた。
エルザには、魔法のコントロールの仕方を教えるべきなのだろうが、
「まずは、鞄を返してもらおうか!」
尻餅をついた態勢から立ち直ると、私は勢いよく飛び上がった。
エルザには、鞄の中にある魔法の本に沿って、魔法を教えましょう。
魔法制御の方法を学べば、今日のように魔法品を不用意に使うことはないでしょう。エルザは大事な友達ですから、私たちが教えますよ!
でもまずは一緒に鞄を取り返しましょう!
リーンが何を考えているのか今のエルザには分からない。
ただ、エルザは、リーンの頭の周辺にキラキラとしたものが周囲に漂っているのを幻想的に見ていた。
その彼女自身の頭付近が一層と輝いていることに、エルザが気がつくのは、まだ先の話である。
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ステータス
名前:リーン
種族:人
年齢:7
レベル:19
HP:312/379
MP:54/189
SP:12/34
物攻:22
物防:14
魔攻:23
魔防:14
素早さ:33
魔法:<鑑定><魔力操作><隠密行動><魔力解放><ウィンドベール>
加護:<ウェンディの祝盃>
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~おまけ~
タクトの勉強講座(1)
よお。
俺の名はタクト。名字はない。
……突然だが、俺様が頭のネジが悪い奴に特別に教えてやるぜー(棒)。
…
……
………
なぁリン。ネジって何だ?
あ?円柱の側面に沿って螺旋状の溝を設けた固定具のこと?今度、秘密基地作り直すから作ってくれ?
おい。知らないものは作れないぞ。
あ、現物はあるのか。どれどれ。
ん?みんなが待ってる?
うーおほん。それじゃ今日行うことを説明するか。
1.前回の復習
2.お金の使い方
3.字の読み方
4.体の作り方
5.お昼
6.基本的な歴史
7.鬼ごっこ
8.疲れを残さない方法
まあ、いつもと一緒だな。自由に解散してくれて構わないからな。え?もっとしてほしい?馬鹿いえ、夕方以降は俺の自由に使わせてくれよ。
おい。サンニュ。映写機は今使うものではないぞ。
覚えられないから?おいおい、家に帰っても撮ったものは見てないだろ?
え?天使が映っているから家で見てる?後でお話ししような。
前回の復習
えー、前回したことを覚えている人~。
その人たちはこの問題も楽だろ。
問1 今私たちがいる場所はどこですか。
答1 風の国、風の都に属する第1542開拓村にある、村長宅の前の広場です。
「そうだな。リュウゼンさんが開拓した村になっている。今は大丈夫だが、魔物が進行してきた場合の避難経路と緊急時の行動は各自頭の中に入れておくように。忘れたものは、空いている時間に聞くなりしとけ。」
問2 この世界にある国を全て挙げよ。
答2 風の国、火の国、水の国、雷の国、土の国、闇の国、未開拓領域
「平面上だと、闇の国を囲むように、5つの国が並んでいるな。未開拓領域は国ごとにもあるが、球面上でみた場合、闇の国の反対側が一番広いな。未だに帰ってきた人がいないから未開拓領域だ。」
問3 今日は何年何月何日何曜日ですか。
答3 邪歴987年4月7日風曜日です。
「暦は1年11ヶ月55週385日。1月あたり5週間。1週あたり7日で、月・火・水・木・金・土・日だな。」
問4 あなたは、銀貨10枚、金貨1枚の報酬をもらえました。銅貨ならいくらですか?
答4 硬貨が違うお金は換金できないので銅貨になりません。
「価値的に言えば、銀、金、銅だな。他にも鉄貨、石貨、白金貨など種類はいくつもあるみたいだが、よく使われるのは銅貨、銀貨、金貨だな。」
問5 手持ちに銀貨5枚、銅貨10枚持っています。宿に1泊、夕食と朝食をつけると銅貨100枚になります。どの硬貨をいくら払えばいいですか。
答5 銀貨で魔石を買って、同価値の分だけ払う。
「向こうが求めているものを払えないのだから、こっちからそれと同じ価値の物を提示するんだ。満室に近い状態で、銅貨を持っていないと、断られることもあるからな。」
問6 問5の答えはどのくらい払えばいいですか。
答6 銅貨100枚分の魔石は、0.1Mですが、曜日にあった属性の魔石を払います。
「魔石は複数の属性からなるが、風曜日の日に火属性の魔石を払っても価値はないから、できるだけ、1属性の魔石を持っているとお得だな。」
問7 あなたの名前を書いてください。
答7 むやみに名前を書いてはいけません。魔法の誓約書などは、しっかり読み、自らに害を及ぼさないことを確認してから記入します。宿など一時的に名前を必要としている場合は、自ら記入せず、代筆者に書いてもらいましょう。代筆者がお金を要求する場合は詐欺なので注意しましょう。
「字を書けることは強みだが、自分で名前を書くことは一種の制約になる。指で地面に書いたのも時には制約になる場合もあるから、字の練習をするときは自分の字を書かないように。」
問8 食べれる植物と食べれない植物の違いは?
答8 魔力が込められていないものは食べれます。ただし腐食しているかどうかは、魔力は関係していません。魔力が含まれているものでも食べても大丈夫なものはありますが、素人に見分けることは難しいです。
「毒には魔力が含まれている。まあ特異体質である食べ物に拒絶反応する人はこの方法は使えないがな」
問9 あなたの宗教は?
答9 メイド愛
「あ痛っ」
「メイド愛なんて神様はいねーよ!」
「いるかもしれないではないですか!」
「リンは加護をもらっているだろうが!加護をいただいたからにはしっかり信仰しろ!」
「えーおほん。宗教ごとの争いは激しいから、無暗に宗教を言わないように。無宗教だと勧誘の嵐が舞い降りるので、何かしらの宗教を信仰「ぜひ!私と一緒にメイド愛を育もうではありませんか!」……とまあ、熱狂的な信者がこう来るわけだ。」
それじゃ、早速お金を使ってみようか。
1週間の生活を再現するから、設定上で、お金が底をついた、体力が底をついた人はそこで終了な。
…
……
………
こうしてリンたちは日中を過ごしている。
ステータス
名前:リーン
種族:人
年齢:7
レベル:19
HP:379/379
MP:189/189
SP:34/34
物攻:22
物防:14
魔攻:23
魔防:14
素早さ:33
魔法:<鑑定><魔力操作><隠密行動><魔力解放><ウィンドベール>
固有スキル:<メイド好きLv10>
加護:<ウェンディの祝盃>
これにて魔法を教えましょうは終了です。
1章はまだ続くのでこれからもよろしくお願いします。