人形使いと優しさ
~魔法の森~
一夜「着いた…のか?」
能力のある場所と聞いて大体、RPG系とかかと思いワクワクしていたが…まさかの転送場所が良いところではないと言うな……
何の世界なのか聞くの忘れてたわ……
一夜「はぁ、コレは初見殺しか?てか、何か頭がクラクラする…木に寄り掛かるか…!」
俺は、側にあった木に寄り掛かろうと、背中を付けると全身に鳥肌が立った。
もう一回、手で触ってみると…
一夜「…魔力的な……そんな感じがする…パワースポット?」
まるで此処が、外の世界で言うパワースポットと言うほど触ると全身にパワーが巡った。厨ニ病かと思われるが本当に別の木に触っても同じで、俺は真っ直ぐ歩くとどの木よりデカい木を見つけたので今度は、両手でそれをずっと触ってみた。すると
一夜「体の全身に巡ってく感じがする…俺の中に入ってく感じだな……」
すると、森がざわめきだし俺には今まで木のざわめきにそんな事思ってなかったのに、俺には綺麗な音に聞こえた。
しばらく、そこで寄り掛かりそろそろ立とうとすると、人の気配を感じ隠れた。
金髪の少女で、背後に小さい人形がいて可愛いかった。が何処かで見たことがある…すると、その少女が立ち止まり。
???「…誰かいるの?」
一夜「どうも…」
俺は、こっからどう出ればいいのか分からないしこの人に、頼れば何とか出れると思い素直に顔を出した。
???「貴方は…見かけないわね」
一夜「一夜って言います。黒咲一夜」
???「ふ~ん…貴方は、ここに迷ったの?」
一夜「いえ…その」
死んで転生して何か変な女性に会い、ここに転送されたなんて言ったって、信じてくれないだろうから少し誤魔化した。
一夜「あ~…気付いたら何かここに居て此処は何処ですか?」
???「?…ここは、魔法の森よ」
一夜「魔法の森…?」
アレ?さっきからこの少女と言い魔法の森と言いどっかで……あ……もしそうならこの子の名前は……
一夜「あの…貴方の名前は?」
???「…アリスよ」
やっぱりだ!!アリス・マーガトロイド!つまり此処は…この世界は…東方Project!?幻想卿!?やったあぁぁ!!
俺が、二番目に行きたかった所だ!!
心の中ではしゃいでいるとアリスが何かを悟ったような顔になった。すると
アリス「もしかして…貴方、ちょっと付いて来て」
一夜「ウェ…あ、はい」
変な声を、出してしまったがアリスには聞こえてなかったのか気にせず歩き出す。
俺は言われた通り付いて行った、しばらく歩くと大きな家の前でアリスの足が止まった。
アリス「此処が、私の家よ。
しばらく、私の家に居てもらってもいいわ、どうせ住む所ないんでしょ?頼れる人は、いるけどあの子に預けたら嫌な予感しかしないし他にもいるけど面倒くさがるでしょうから私がしばらく預かるわそれでいい?」
一夜「あ、ありがとうございます!!感謝します!」
アリスって確か男の人…まっいっか♪
けど、一週間位でこの家から出るか迷惑になるだろうしな、何とか働く場所探そう……
家の中に入って、ソファーに座ると紅茶を用意してくれた。
アリス「あ~そうだ、私の人形にはあまり触らないでね?失敗するかもだから上海は触ってもいいわよ」
上海「シャンハーイ」
一夜「分かりました」
アリス「後ね、普通に話していいわよ?そっちのほうが気が楽だしね」
一夜「分かった」
アリス「さて…そろそろ、夕飯だし何がいいかしら?」
一夜「あ~、基本何でもいいけど…シチュー食べたいな…」
アリス「シチューね…え~と」
一夜「手伝うよ~」
アリス「ん、ありがと」
一夜は、シチューの材料を取りだしニンジンなど切りアリスは食器を洗った。
アリス「料理得意なの?」
一夜「あぁ、基本な料理はな…」
アリス「それ…基本な料理なの?」
~少女、少年料理中~
一夜「出来た~♪」
アリス「ごめんね、作らせちゃって…」
一夜「いいさ、気にしなくて。さ、食べよ」
アリス「え、えぇ…本当に悪いわね…」
アリス&一夜『いただきます!』
~少女少年食事中~
アリス、一夜「ごちそうさまでした!」
一夜はアリスと一緒に食器を洗っていた。
アリス「明日は、どっか行くの?」
一夜「いや、特にはないんだが…」
アリス「じゃあ…ちょっと私と付き合って?」
一夜「え、いいけど何処に?」
アリス「貴方には、買い物と会わせたい人がいるのいい?」
一夜「いいよ、どうせ何も出来ないし」
アリス「じゃあ、決定ね」
食器全部洗い、終わり結構疲れた為一夜は寝て
この日の一日は終わった。
さてさて、こっからだよこっから