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終記ノ序章:閉じた円環の理に導かれたギャグ要素

 真っ黒なこの城は俺の城でである。

 現在絶賛、闇に溶け込み中だ。


 城が黒いうえに辺りが暗いから見えやしない。

 だから、雷には感謝だ。おかげで、城がたまに見える。

 でも、そのせいでまさしく魔王城! これぞ魔王の城だ。まぁ、俺が魔王だし、ここが俺の城だから仕方がない。


 ところで、魔王城には、大体毎日客が来る。だが、今日の客は変わり種だ。

 なんたって勇者! ヤベーよ殺されるよ!


「待っていたぞ、勇者。」


 魔王といえばこれだよね! これを、言わなきゃ始まらない! まさに万感の思い。

 やっと言えたね、ヒャッハー!


「探したよ、魔王。」


 とか言ってくるこの勇者、ぶっちゃけ超美人。

 俺にも千年前は嫁がいた。嫁死んだし、浮気してもいいよね?

 え? ダメ? そんな殺生な!


 金髪だよ! パツキン美女! ショートカットで気が強そうに見えながらもクーデレだから、クーデレ補正でスコア二倍!

 肩のあたりで切り揃えられた髪から水が滴るのもいい感じ。水も滴るいい女ってばっちゃが言ってた!

 まぁ、ばっちゃは千年ちょい前に死んだけどね。え? 嫁と同時かって? 誤差だよ、誤差!


 静かなせいで、雨がむっちゃうっさい! それがちょっとイラッとくる! チョベリバである!

 え? 死語だって? 千年前の人だから仕方ないじゃん!


「勇者よ、聞いておこう。世界の半分、それをお前の好きにしていい。手を組まないか?」


 人生のうち一度は行ってみたいセリフ堂々の第一位! やっと言えたぜ……。

 でもまぁ、無理っしょ。現状維持だしな! 何も変わんないしな……。


「それはできない、君はあまりに恨まれすぎている。」


 言うと思ったー! だよねー、絶対無理だと思ったわ。

 ま、無理なら戦いますか。さくっと殺してもらおう。古傷痛むしな……。むちゃくちゃ痛いしな……。

 ついでに、ラディナちゃんの成長具合も確認しよう。あわよくばパイタッチ!

 ラディナちゃんのお胸はちょっと貧相である。だけどクーデレに、ちっちゃなおっぱいは男のロマンだよね。

 もともとむっちゃ強かったけどな。


 急に、爆音(雷)が来たので、戦いを始めました。

 略してQBK!

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