森の奥の少女
短編です。思い付きで書きました。少し…暗め?…です。良ければどうぞ!
薄暗い森の奥…誰も寄り付かないようなずっと、ずっと、ずーっと奥。
そんなところにすんでいるのは、一人の小さな女の子。
村人達に魔女だ!!消えろ!!と言われ、村人のためにたった1人で住んでいる女の子。
少しみんなと違うから、少し常識と違うから…
それだけのことで、たったそれだけのことで村を追い出された可哀想な女の子。
友達…家族…そんな誰にでもあるはずの、作ることができるはずのものを奪われた女の子。
それでも、自分を捨てた過去の家族、友達、村人…女の子は、今も思い、守ろうとしている。
たった1人で…その小さな小さな両手で…抱え切れないほどの痛みと悲しみを抱えて…
そんなに1人で抱えなくていいんだよ、泣かないで?そんな優しい"君"に創られた"僕"が一緒に抱えてあげる。
もう"君"が1人で泣かないように…
"君"が1人で傷付かないように…
僕が守ってあげる…
僕が聞いてあげる…
僕が代わってあげる…
だから安心して?次に目が覚めたら君は沢山の人達と暮らしているよ?
だから、今はおやすみ…
僕の大切な…
もう1人の"ぼく"
感想をいただけると嬉しいです。誤字脱字なども教えていただけると幸いです。