第64話
今回は性的、監禁、無理やり、騙し、というかクズクロキリフルスロットルな表現があります。苦手な方は回れ右でお願いします。
さて、第4階層として作った霧人の街だが、最近は人口密度が上がってきている。まだまだ空きスペースはあるけどな。
で、第4階層の一角には関係者以外立ち入り禁止として作ったエリアがある。
ここは所謂懲罰房である。尤もこの中に入れられているのは霧人じゃなくて、うちのダンジョンに入ってきて運良く(ある意味運悪くだが)死なずに捕まった狐人や雪人などの他の魔王の眷属や、人間である。後は外から攫ってきた人間の一部も最初はここだな。
ちなみにこの建物に関しては音が外に一切漏れないように完全防音にしてあるし、俺の許可があれば第1階層から直接上がって来て、外の霧人に気付かれずに中に運び入れられるようにしてある。
まあ、中でやっていることと言えばアッチ方面やソッチ方面、それにムコウ方面の事ばかりで、やっていることの9割は間違っても外にいる平穏な生活を望んでいる霧人たちには言えないような事だしな。このくらいのセキュリティは当たり前です。
と、まあそんな事を誰かに説明しているうちに件の懲罰房に到着である。
とりあえず、耳を澄ましてみる。
「この化け物!早くこの枷を外してアタシを外に出せ!お前ら全員ぶっ殺してやる!」
うむ。とっても元気でございますな。
というわけで、霧状態のまま扉を開けずに扉につけてある網付の小窓から侵入して少女の姿を確認。
「ヒッ!なんだよこの黒い霧は!」
おお、怯えてる怯えてる。怯えてる姿も可愛いけどなー
と、胸は中。髪の毛はショートか。容姿はまずまずだな。歳は恐らく15,6だな。
それでレベルは3でスキルは三属性の矢か。ふむ。魔法使いとしての汎用性は中々だな。
あー、てかこの顔は…もしかして、うん。ちょっと確認。
「我が名は『蝕む黒の霧王』。さて、貴様の名は何だ?」
俺は少女の顎を部分具現させた手で掴む。
「お前が魔王…お前が私の妹を…私たちの村を…!」
ビンゴー。やっぱりこの子は1年ほど前に攫ってきて眷属にした女の子(現在12歳・レベル2)の姉だわ。ちなみにその女の子を攫った時の事情としてはその子の村が食料不足な時に、その子のスキルが≪真偽判断≫というその村に住む一部の大人にとっては都合の悪い能力を持っていたために、口減らしも兼ねて殺されそうになっていたから村の大人を何人か殺して攫ったのである。まあ、もし男の子だったら助ける気はなかったけどなー
ちなみに今は元気に暮らしているし、まだ手は出してない。
…。おい、そこ。これは本当の事だからな。さすがの俺でも救助するような形で連れてきた子に理由もなく手を出す気はないからな。
と、思考が変な方向に飛んだところで、目の前の少女に再度目を向ける。ぶっちゃけ睨まれてる。殺意がバンバン伝わってくる。
後、今の状態で口を開かせると放送禁止用語とか飛び出しそうだから口は無理やり閉じてもらっている。
「なるほどな。お前はあの村の出か。心配しなくてもお前の妹は元気に暮らしているぞ?」
少女の目が大きく開かれる。信じられるか!と言った感じだな。嘘…それは本当なの?だったら…的な感情も混ざっていそうだが。
「だがまあ、もしかしたら今回お前が私を殺しに来たせいで妹の立場がここでも危うくなるかもしれんなぁ。」
恐怖と後悔の表情が出てくる。そりゃあ自分の行動が妹の首を絞めた事が分かればそうなるよな。さーて、救いも与えてやらないとな。
「くくく。安心するといい。今回お前たちが攻め込んできたことを知っているのは極一部の者だけだ。お前の妹やその周囲の者たちには俺が伝えようと思わなければ伝わらんさ。」
俺の言葉に少しの安堵と不安が混じり始める。
「だが、そうだな。自分の命を狙った人間を助けてやる義理など俺には無い訳だし、俺からの要求を呑めば、俺からは情報が伝わらない様にしておいてやろう。」
そう言いながら、少女の口の拘束を外してやる。
「何をすればいいの…。何をすれば秘密にしてくれるの…。お願いだから妹に危ない事をしないで…」
少女はビクビクと震えながら聞いてくる。
「なあに、簡単な事だ。」
「ヒッ…何を…」
俺は霧の体で少女の全身を足元からゆっくり覆っていく。
「抵抗はするな。すればそれだけお前もお前の妹も…分かるな?」
「…!!」
そして、足のつま先から頭の天辺まで覆ったところで、
「さて、俺にお前の身を捧げてもらうとしよう。」
「くぁzwsぇdcrfvtgb!!」
襲った。
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俺の足元には全身くまなく弄ばれた元俺の討伐を目指した人間、現俺の眷属である霧人の少女とその妹が仲良く転がっている。勿論大切な場所は一切隠れていない。
うむ。結局姉妹揃って食べさせていただきました。
だって、しょうがないじゃない。姉の方で遊んでいたら偶然この懲罰房に用事があって来てた妹に見つかっちゃったんだもの。そしたら、この状況の説明を求められて、経緯を説明をしてあげたら妹さんが一言。
「私が身代わりになりますからこれ以上は止めてあげてください!」
だもの。
もちろん俺は魔王だし?聞く必要性なんて皆無だったけど、そこは大切な眷属の頼みでいい姉妹愛を見せてもらいましたから、なら二人で折半だ。ということにしてあげたのですよ。
まあ、その結果がこれだけどなー
ちなみに魔王の体力と気力は普通の人間や眷属程度とは比較にならないから、今まで俺が満足するまでヤッて問題なかった相手と言うとイチコとリョウぐらいなんだよね。いやはや困った体である。
と、そう言えばあれからもうすぐ十年で、イチコとの通信封鎖ももうすぐ解ける時期まで来たのか…
結局、俺は魔神の事を誰にも話さずにリョウ達にイチコの捜索を命じたけど、イチコの情報はまるで掴めてないんだよな。死んでないのは何となく分かるんだけどさ。
まったく、どこに飛ばされたんだろうな。イチコの奴は。
ちなみにこの後は結局懲罰房の全員が気絶するまで遊んでおりました。だって魔王は報告待ちばかりで暇なんだもの!




