閉じ込められた俺
初!!です(^-^)もしちょっとでも気に入ってくれれば幸いです!バカバカしぃ感じが伝わればいいなぁ…笑
む〜…どうしようか?
ん〜とりあえず心を落ち着かせる為にも、何故このような状況になったか整理しよう。
ナンベンも言うが。俺は田中だ。
そして17歳。今最も輝かしい時を生きる。
…ハズなのに何故か便所で頭を抱えてる。
今閉じ込められてると言うことは、個室にいるわけだが。そもそもう○こがしたくて入った訳ではない。
小を足してたら、個室の奥にある物が見えたんだ。
それで俺はもしや…と思ったね。
―――エロ本――…
ねぇ、あのさぁ。なんで野外に落ちてるエロ本ってさぁ〜。妙にドキドキするんだろうね?
俺は辺りを見回すと個室のドアを誰もいないのにそーっと閉めた。
あーそうだ。閉めちゃったんだよなぁ…。
あの時閉めないでお持ち帰りすれば…………
ん?いかん。
そういうことではないよな??
うん。
その後俺はそのエロ本をマジマジと見た。
…騙された!!!!!
なんかガッカリダヨ…
俺の求めてるエロスとは程遠いんだ。コレが。
というか、俺は今閉じ込められていることより
エロ本に裏切られたことによるショックの方が大きいかもしれない。
うん…そうだ。
俺は確信した。
あのどきどきとして、なおかつワクワクとした俺の純粋な気持ちを簡単に裏切りやがって。
なにが『野外で見つけるエロ本は興奮する』だ!!
こんなもの…こんなもの〜え〜〜〜い!
ふぅ…
なんだか取り乱したようだな。
仕方がない。脱出方法を考えようか。
とりあえず、何故開かないのかだな。
古くて錆びているからなのかな?いやそれにしたって男の力で開かないくらいな訳がない…
なにかつっかかってるようでもないんだよな…
力いっぱい押したがためだ………。
ん?なんか今微弱だがテレパシーが心に響いたんだが…?
これ見てるあなた今『どうせ押すんぢゃなくて引いたら簡単に開くんだろ』と思ったでしょ?
このばかちんがっ!!!
もうそれは一番最初に試したのっ☆★
はぁ。
俺は見事なまでに開かずの扉とエロ本とエロ本とエロ本にうちのめされていた。
なんかだんだん暗くなってきたし…
腹もへったよ…
俺このまま死ぬのかな…
思えば俺の人生長い様で短かったな…
俺が死んだらみんな泣くかな?
…いや、笑うかな?
俺だって笑っちゃうもん。死に場所が便所、しかも個室だもんな…
ははっ。
『ははは。ふふふふふ。』
「いやぁーーーーー!!」
む?!!
人か??人が来たのか?!
『お〜〜い!たすけてくれ〜!!』
「お願い早く電話して!」
「大丈夫だ、今したから。とりあえず落ち着け」
なんか男と女の声がする。なんでもいいからたすけろって!!
『はやく!こっち来てくれ!聞こえてるんだろ!!見てくれ!見ればこの状態がわかるから!』
俺は無我夢中だ。
「いやぁぁ〜なにを見せる気?!」
ウーウーウーウー
パトカーのサイレンが聞こえる。
だんだん音がでかくなってくる。
ああ!ありがとう!
助けを呼んでくれたんだね?!
シカトしやがるからどう殺そうか考えたけど…
きみ達は天使だ…!
そうして何やら道具を使いドアを無理矢理こじ開けてみえた外の光……
ボクは…ボクは自由なんだネ!!
『猥褻罪でタイーホする。』
なぬ?
「「通報しますた。」」
さっきの声の二人か?
どうやら、俺は完璧に変質者だと思われたみたいだなっ。
ん…?よく考えたら俺が見つけたエロ本は男子トイレをでたとこから見える、
女子トイレの床に落ちていたような。
そしてふらふらとそのまま婦人用へとゴー!!
…やっと忘れていた記憶の断片が俺の脳に戻ってきて、この事件は一本につながった―…
俺は事情を説明したが伝わるわけもなく
しばらくして親が迎えにきた。
情けない!といって泣いた。
俺ももらい泣き。
【一応:この場合もらい泣きとは言わない笑】
俺自身も忘れていたが俺田中は花の17歳なのでチリ毛をこすりつけて謝ったらなんとか逮捕されずにすんだ。
いやぁ〜17歳だって信じてもらえなかった時はやっぱショックだったけどね…!
そして俺たちそっくり親子は久しぶりに三人並んであるいた。
少し幸せかな?なぁ〜んて。
俺は無事生きて帰れたことを神に感謝した。
…それを同級生の田辺に見られたなんて知らずに―…
〈きっと続く〉
読んでくれて本当にどうもです!田中どうでした?笑 やたらと俺俺うるさいから疲れた人もいるかも…笑 よかったらコメント残してってください♪