二人目「…………未だ、役立たず」
今回で二人目了です。大変お待たせしました!
「鬼灯!」
渉が叫ぶと同時に立ち上がった。
「渉、大丈夫か?」
そう言って宗次と皆堂がカーテンの向こうから入ってきた。
渉はいつのまにかベッドの上に寝かされていた。
「何もなくて良かったな。あの後渉が気を失うから俺と皆堂さんでここまで運んだんだ」
寝てた……?
「皆堂さん、鬼灯はどうしてます?連絡つきますか?」
「それが、鬼灯君たちから連絡がないんだよね。最初の定時連絡は受けたんだけど」
「てことは鬼灯がどこにいるかわからない…」
「いや、鬼灯君達は任務でとある山奥の村に行ってるはずだよ。着いたって連絡は」
「山奥の村!!」
「なんだよ、急に大声出すなよ」
偶然か、いや……
「実は……」
渉は鬼灯の事を考えて意識が飛んだこと、そして先程自分が見た事を皆堂と宗次に説明した。
「う~ん……」
渉の話を聞いた皆堂は腕を組んでうなった。
「鬼灯達と連絡がとれない事といい無関係とは思えないんです」
「俺もそう思います」
宗次も渉に賛同する。
「確かに、しかも元木君の能力も借りて見たことだからね。ただ、そうすると……………渉君もその場にいたんだよね?」
「はい。なんていうか、夢みたいに走っている自分をもう一人の自分が上から見てるっていうか。でも走っている自分の目線も見えてて」
「つまり、その場には渉君も居合わせていたんだ」
「あ」
そうか、もしあれが本当の事ならば渉はその村にいなければならない。だったら今渉がここにいるわけがない。
「だって、走っていった君は村にいる鬼灯君を直に見ているんだから」
「ってことはやっぱり夢なのか?」
「ただ、元木君の能力は本物だからね、それに渉君の超能力は予知系のはずだから起こる可能性の方が高い」
「じゃあ渉がその場にいたっていうのは……」
「それも多分本当に起こるんだよ」
「でも、だとしたら俺はどうやって鬼灯に会いに行けばいいんですか」
「それだったら」
と、皆堂が携帯で誰かに連絡を取る。そして、携帯を閉じ、
「よし、渉君、動けるかい?」
皆堂について行き、渉と宗次はある部屋に来ていた。
そこは、特に何がある部屋ではないが、芝生やタイル、石などどれもきれいな円形にくりぬかれたような様々な床になっていた。
部屋の隅に地図を持った少年がいた。
「皆堂さん、遅いっすよ」
「ごめんごめん。急いできたんだけどね」
「後ろの二人は?」
「ああ、こちらが水無瀬宗次君でこっちが土岐野渉君」
「自分は猿渡綱翔ッス。綱引きの綱に飛翔の翔でつなとびっす、よろしく」
「猿渡君は瞬間移動ができてね。正確にはある地点とある地点を入れ換える、ていう超能力なんだけど。こういう急ぎの時には移動手段として手伝ってもらっているんだ」
「で、皆堂さん。今日はどこまで行くんすか?」
「えーとね、ここなんだけど」
と、皆堂が日本地図の一部を指差す。
「その辺、ていうと………この地図っすね」
と言って、猿渡がより細かい地形の地図を取り出した。
「この地図でいうと、ここ」
「ここっすか。えーっと、そうすると…………」
猿渡はしばらく地図を眺め、
「今何をやってるんだ?」
宗次が我慢できずに質問する。
「今はどういうルートで目的地に向かうか、決めてるところだよ」
皆堂が地図から離れこちらを向く。
「実はね、猿渡君の移動法だと一つ欠点があってね」
と言って部屋の様々な床を指す。
「移動した先の地面ともといた場所の地面を交換してしまうんだよ。だからあまり目立った場所や迷惑のかかる場所へは移動できないんだ。
例えば、とある草むらからコンクリの道路へ猿渡君が瞬間移動すると、草むらにコンクリが、コンクリの道路に草が、ていう風になってしまうんだよ。だから、その地面が交換しても平気なとこを何回も経由して目的地に行くわけさ」
「ルート決まったっすよ」
説明が終わるとちょうど猿渡の方も終わったらしい。
「まず、誰を運ぶっすか」
「まずは、渉君から。その後に僕を」
「俺も行きます」
「宗次くんは危ないからここに残って」
「渉の話によれば村は火に包まれているはず。だったら俺の能力が役に立つはずです!」
「……わかった、その代わり僕のそばを離れないこと。渉君もだよ」
「わかりました」
「じゃあ行くっすよ。これに乗ってほしいっす」
猿渡は野球のホームベースのような正方形の板をマンホールの上に置く。
渉はその上に乗り、猿渡が渉の肩をつかむ。
「一瞬で移動するっすよ………3、2、1、ゴー!」
ゴー、と猿渡が言い終わる前にはどこかの路地裏にいた。
「うわっ」
全然わからなかった。
「次はこっちっす」
板を持って数メートル移動する。
「続けて行くっすよ!…3、2、1、ゴー!」
再び景色が変わる。
移動、景色が変わる。移動、景色が変わる。移動、景色が変わる。
六回ほど繰り返したところで林のような場所に出た。
「着いたっすよ、ここで合ってるっすよね。待ってるっすよ、今皆堂さん達つれてくるっすから」
そう言うと猿渡は消えた。
渉は自分の斜め後ろを見た。
―あそこから見ていたのか―
皆堂が来るのを待っていると、恐らく村がある方から一瞬熱気と光が渉にぶつかった。
「まさか…!くそ、間に合えよ」
渉は熱気と光が来た方向に走っていった。
―渉が来る少し前―
「なっ!またゾンビ!?」
ミイラだっけ?
と鬼灯が屋敷から飛び出すと、村中で包帯人間が村人や家などを襲っていた。中には明らかに超能力を使っているゾンビもいた。
「出たぞー!死人が出たー!」
「この世の終わりだぁ」
「何をしておる!はやくわしを金穂さまのところにつれていくのじゃ!」
この混乱の最中、村人達は一斉に屋敷に向かってきた。鬼灯も巻き込まれ、再び屋敷へと入る。
村人達は鬼灯に気づいていない。皆金穂ばかり見ていた。
村人の中から一人、老婆が進み出てしわがれた声で叫ぶ。
「おお金穂様!とうとうこの世の終わりの時が!今こそ渡しの義を執り行うときが来ましたぞ」
「渡しの義?」
「あなた、渡しの義も知らないの!」
隣にいた女村人が話し出す。
「渡しの義とはこの世の終わりが来た時、金穂さまがこの村の大尾へと飛び込み、吠えると、そこから金の光が溢れ、死が遠ざかり、村中には枯れることのない麦穂が宿……ってあなた誰!!」
今更…と鬼灯が思ったが、女の最後の一言で村人全員が鬼灯に気づいた。
「誰だおめえ」
「村のもんじゃねえぞ」
「そんな小娘に構うことはない!それよりも渡しの義を始めるのじゃ!」
その言葉に村人達は従い、金穂と鬼灯を屋敷の裏手に連れ出した。
屋敷の裏手には大きな尻尾があった。高さはほぼ屋敷と同じで、全体が麦のような色、先端が白くなっている、金穂に生えている尻尾と同じ色だった。
しかし、そこにはすでに人がいた。その人物は尻尾の建物を手でさわり見上げている。背が高く、ほっそりとしている男性だった。
「皆堂さん!?」
「おや、その名字を知っている人間がこの村にいたのか」
男が振り返る。結論から言うと皆堂ではなかった。ただ、後ろ姿だけでなく、顔もどことなく似ていた。
しかし、雰囲気だけは全く違った。なんていうか、皆から、この世から存在を否定されたような、そんな顔をしていた。
「何者じゃ、まさか主らよそ者のせいで村が?」
「そうだね、ある意味そうじゃない?けど、僕としてはもうどうでもいいかな。目的のものも見つけたし」
「なんじゃと?」
「!金穂ちゃん!!」
鬼灯は自分をつかんでいた村人を突き放し、金穂をつかみ、村人達から一気に離れた。が、間に合わず二人とも熱気に包まれる。
男の正面から出た炎が村人と二人、更には屋敷と後ろにあるはずの尻尾の建物までも飲み込む。
「これで終わりっと。あとは………おや?」
「けほっ、はっ、大丈夫金穂ちゃん………」
「ほおずき………」
二人はなんとか炎から抜け出した。しかし、金穂の髪や、尻尾の毛などが燃え縮みあがっていた。金穂は気を失い鬼灯は金穂を火の手が届いてない安全地帯に下ろす。
しかし、
「よくあの炎から抜け出せたね」
「あなたは!」
「にしても随分ジャンプできるんだね。そんな人は今まで見たことがないよ」
「なに、ジャンプって………それよりなんでいきなり!関係ない村人もいたのに」
「そう!それより、だ。その子を渡してくれないだろうか。僕の目的はその子だけなんだ」
やっぱり、と鬼灯は身構える。
「お?僕と戦うの?止めといた方がいいよ。僕はこんなでも強いんだ。
誰も信じてはくれないけどね」
「火炎操作よね、しかもあんな大規模な炎を出せるなんて」
「まあね、君が僕たちについてどれだけ知ってるか知らないけど、あれでも本気の僕よりほど遠い」
そう言って男が息を吹くと、一瞬にして景色が炎へと変わっていく。
「!」
鬼灯は炎に巻き込まれそうになった金穂を抱き上げる。
「よく気づいたね。あくまでそっちが本命だからわざわざ戦うまでもないと思ったけど」
「この子がそんなに重要なの!」
「んー、重要ってほどじゃないけど、今殺せるのはその子だけだから」
「……どういうこと」
「さすがにそこまでは言えないなぁ。さてどうする?その子を抱えたまま戦う?こちらとしてはその方がやりづらいんだけど」
鬼灯は迷い金穂を見る。が、男を一度睨み付けると振り向き、抱えた金穂を放り投げた。
「…え、なぜ?」
はてと首をかしげる男に鬼灯は速攻で拳を叩きつける。が、その拳が届く前に炎の壁に現れる。
それによって鬼灯は自ら炎に飛び込む形になった。なんとか体を引くが、右腕が肩まで炎をあぶられる。
「くっ、こないだの溶岩操作の比じゃない…!」
鬼灯の腕はわずか数瞬で服は灰と化し、重度のやけどとなった腕をさらしていた。
「んーんーんー、あ、そうか!邪魔になるからと安全そうな林に投げ込んだと。なるほど、これは一本とられた…って、ひどい火傷だね、どしたの?」
どうやら本人は無意識でやっていたらしい。
「…本当に勝ち目がない」
余裕がないのか、普段の独り言も出ず、言葉少なげである。
「ということは君を倒さなきゃあの子のところへ行けないと。いやーこれはなかなか」
と、先程金穂が落ちていった林が炎に包まれる。
「大変なんじゃない?」
「なっ」
「君、ばかじゃない?あんな燃えやすいところじゃ意味ないでしょ?まあ一応?助けられるように徐々に火が回るようにはしてあるけど。それには、僕を倒さなきゃいけないわけだし。大変なんじゃない?」
鬼灯が眺めているうちにも火の手が回っていく。その時、
「ほおずき!」
「ほおずき!」
渉が叫ぶと鬼灯がこちらを見る。
「渉君!?…して、渉君!あそこに…ちゃんが……、わた……の代わ…に助けて!」
鬼灯が叫ぶが渉には所々しか聞こえない。次の瞬間、鬼灯が炎の波に飲み込まれる。
くそ!ここまで見た通りになっちまってるじゃねえか……!
「どうする……」
鬼灯が言っていた事も聞き取れなくて意味がわからない。どうしたらー―
渉が動けずにいると、
「ほおおおおおぉぉ」
と、高く、どこか人っぽい獣ような雄叫びが響いた。
そちらを見ると、炎に包まれた場所から狐が飛び出していた。その狐はこちらの方を見ると、全力でかけてきた。そしてそのまま鬼灯がいる炎の中へ飛び込んでいく。
「なっ」
狐がどうして……?
やがて炎の中から気絶した鬼灯を背中に乗せた狐が出てきた。
「鬼灯!」
渉が鬼灯の名を叫ぶと狐は渉の横に鬼灯を下ろしてくれた。
よく見ると、狐は普通より明らかに大きかった。狐は四つ足で立っている状態で渉と同じくらい高さがある。
「へえ、本当に狐に化けられるんだ。尚更殺したくなっちゃうね。狐狩りってあったっけ?」
炎から緊張感のない声がその人物と共に出てきた。
「誰だ」
「生憎名乗る名前はないんだよね。まあこの村を燃やした張本人って言えば十分だよね?」
「おまえが…?」
「そ。で、助け出したばかりでなんだけど、三人一緒、いや二人と一匹で燃えちゃってよね」
男がこちらに手をつき出す。
その時には、炎が目の前で氷の彫像になっていた。
「大丈夫かい二人とも!」
「皆堂さん!」
皆堂が渉の来た方向から追い付いてきた。
「一人で行っちゃダメって言ったのに……鬼灯君は」
「気を失ってますけど多分大丈夫です。この狐、みたいな動物が助けてくれて」
「狐…?いや、君は」
皆堂は何かに気づいたみたいだが、はっとして氷の先にいる男を見る。
「いやあ、まさか、こんなところで再開するとはね」
「!…………噂は聞いていたけどまさか本当だったなんてね」
皆堂と炎の中の男が睨み合う。
「そんなんで僕の真似でもしたつもりかい」
「いや、これはほど遠いよ。そう兄さんのちょーのーりょくに比べればね」
「にいさん……?」
にいさんって、兄弟の兄さん?
確かに、背格好は同じくらいだしどことなく雰囲気が似ていなくもない。
「けど、この程度の火炎操作は本気じゃない。知っているかい?兄さん。僕たちは強くなるとあの人からもう一つ、オリジナルの超能力を“もらえる”のさ。つまり、超能力を二つ持っているのさ」
「!!もらっているって…!」
「だから火炎操作他にもうひとつ。けど、ちょっと使いづらいし今日は疲れたからね。この辺で切り上げるよ。そのペットも諦める。じゃね」
皆堂を兄さんと呼んだ男がしゃべり終わり手を振ると、それを合図にか地面から手に鉤爪をつけたミイラのようなやつが出てきて穴に落ちるかのように二人揃って地面へと消えていった。
村から少し離れた山の中、頼貴達はミイラ相手に戦い続けていた。
「くそ!こいつら最初に倒した時より全然強え!!」
「急に消えたと思ったら今度は超能力まで使ってくるし。さすがにマズイ?」
そう言い、ミイラ達の攻撃を不思議な動きで避け続けていくベックの額には汗が浮かぶ。
「村で何かあったのだろう。最初の接触は囮、そして次には本気を出しての時間稼ぎか」
「てことは鬼灯が!あの本体の爪ミイラはどこにいきやがった!」
頼貴が放った紫電によって数人のミイラが倒れる。が、やはり立ち上がってそれぞれ、炎、雷、氷の塊を飛ばしてくる。
「さすがにきりがない。これでは……ぬ?」
ウォルフが両腕を腰だめで構えると、ミイラ達がまるで糸が切れたみたいに倒れて包帯がほどけていく。
「はぁ、はぁ、…終わったか。てか鬼灯は!」
「…………わからん。携帯は繋がらんな」
「見て!」
ベックが指差す方を見ると、村が燃えていた。いつから燃えていたのか大分火の手が回っている。
「くそが!さっさと向かおうぜ!」
頼貴が走り出そうとすると、ウォルフの持っている携帯着信が鳴った。
「鬼灯か!」
「いや、…皆堂か?……ああ、こっちは無事だ。そちらは。……………………。わかった、鬼灯も無事なんだな?………では、こちらから合流に向かう」
「鬼灯は無事なんだな!?」
「ああ、火傷はしているが無事だ。なんでも狐に助けられたらしい」
「きつね?」
「渉がそう言っていたと皆堂が」
「なんでまたあいつがいやがんだ?」
「とにかく、合流しに行くぞ。詳しくはあとだ」
頼貴達と合流するまで皆堂は村の炎を消し、鬼灯の手当てをしていた。手当てといっても火傷の部分に軽く触れるだけで、火傷が治っていく。
「皆堂さんって何者なんですか」
「いやね、まさかあの子が敵側にいたとはね。しかもこんな形で会うとは僕も思っていなかったんだよ」
「あ、いや、そっちも気になるんですけど一体何の超能力なのかなって。あの氷も皆堂さんがやったんですよね?」
「ん、ああそっちか。……そだね、僕の能力はなんていうか、僕が頭中で思ったことをそのまま現実にできるんだよね。よく、漫画とかの言霊使いと間違われるんだけど、それよりは複雑で不便なんだ」
「じゃあ火を消したりっていうのは」
「僕がそう思ったからだね。炎が凍ったのもそのように想像したからなんだ」
「すごいじゃないですか!万能みたいですね!」
「実際はそうでもないんだけどね。でも、やっぱり今回で一番すごいのは渉君だよ」
「俺、ですか?」
「うん。君がこの事を予知してなかったら今頃鬼灯君もその狐も多分。渉君のおかげで助かったんだよ」
「………でも、俺鬼灯が炎に飲み込まれたとき、何もできなかったんです。見た先のことがわかんなくて、ただ突っ立って……」
甘く考えてた。だから、
「だから、今度からこんなことがないように、ちゃんと今回の時のような場合で役に立てるようになりたいです!」
「渉君……」
渉がそう言いきると皆堂が頷き、
「そうだね。その為には自分と向き合わないと、だね。しっかり能力を把握して、鍛えて、使えるようにね」
「はい!」
渉と皆堂が話終え、鬼灯に寄り添った狐を見ると、いつのまにか寝入っていた。
「そう言えば静ばあ様によればこの狐、女の子って聞いていたんだけど…?」
すると、狐の姿がどんどん小さくなっていき、少女の姿になっていった。
「うわっ、女の子になったっていうか、服!服はどこですか!」
「そりゃ狐の姿だった訳だし、当然着てたものは燃えちゃったよね」
「皆堂さん、服は作れないんですか!」
「だからそんなに便利じゃないって!僕の超能力は四次元ポケットじゃないんだから」
「あっ、皆堂とトッキーが裸の女の子の前ではしゃいでいる」
「……てめえら」
「皆堂よ、せめて服ぐらいかしてやれ」
タイミング悪く、頼貴達三人と合流した。
「いや!?誤解だってウォルフ君!!今さっきまで彼女は毛皮に包まれていたわけで」
「トッキー、さすがにじろじろ見るのはイケないと思うよ」
「じろじろなんか見てないって!?」
結局、ウォルフの上着をかけてあげることで落ち着いた。
この後、更に猿渡と宗次と合流し(猿渡は連続の瞬間移動に疲れ、休んでいた)、皆堂さんの能力も借りて全員で瞬間移動で帰っていった。
了
えー、今回まで読み続けてくださった方、また目に留まり、二話連続で読んでくださった方ありがとうございました。
本当はもう少し主人公の能力について詳しく書けたらと思ったんですが……ちなみにサブタイの二人目、とは主人公渉君の事です。(分かりにくかったですかね)
そうそう!この物語は携帯で書いているんですが、読みやすいようにと改行を多くした結果、パソコンで読むと逆に読みづらいことに………
まぁ今度違う小説を載せることがあったらその時は気を付けます!はい!
次話からは渉君、転校生です。やっと学園成分を出せる。といっても学園ものは苦手なんですが…
三人目は誰にしようかと思いつつ、このあとがきまでしっかり読んでくれた方へ、ありがとうございました。